西尾高校さん、ほんまにそれでええんですか??(※このブログは保護者様にこそ読んでいただきたいです。)

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教室長ブログ

9月のブログは『当塾の成績優秀者のご紹介』だけの予定だったのですが・・・このブログはかなり厳しい内容になりますし、多分消しません(※西尾高校さんの圧力でもかからない限りは)




そして願わくば、西高生ご本人はもちろんですが、できれば保護者様にこそお読みいただきたいです。





【まったく課題が出なくなった西尾高校、しかしそれは学校の方針だったのでした】

まあそりゃそうでしょう、と思われるかもしれませんが、山口は結構ショックでした。


というのも、そんなのは一部の先生方だけで、課題をきちんと出してくださっている先生はいるだろうと信じていたからです。

ところが西尾高校のホームページを見て、本当に愕然としました。





その通り、ご高説ごもっともですね。

校長先生はこのように述べております。


『「自らの学習を調整する」とは、自分は何ができて、何ができないかという、自らの学習状況をきちんと把握して、どんなふうに学習を進めたらよいか試行錯誤しながら、自分の最善の方法を見出していくことです。私は、このことを、「学び方を学ぶ」と言っていますが、社会に出てからもあらゆる場面で必要なとても大切な態度であると思っています。』



はっきりと申し上げます。


それができる高校生ならば西尾高校には行っていません。


刈谷高校や岡崎高校に行っているはずです。


そして、その刈谷高校や岡崎高校こそが、生徒達に苛烈なまでの課題を出しているのです。


校長先生がおっしゃっていることはごもっともでして、私自身も『自分が掲げた大きな目標のために、自分の意志で主体的に頑張ることが大切である』、と考えています。




しかしどれだけの高校生がそれを実践できるのでしょうか?




各中学校で上位3%以内の生徒達が集まる岡崎高校ですら、ものすごい量の課題が出ているんです。



これは実際に岡崎高校に進学し、常に東大A判定でそのまま東大に合格した篠原先生が言っていたことなのですが、『何がどれだけ必要なのかを理解できていない高校生に、きちんとした指導をして課題を用意するのは最低限の大人の責務であり、それをやらない教師は職務を怠っていると言えます』とのことです。


私は西尾高校の先生の言葉よりも、篠原先生の言葉の方を信じます。



それはさておき、私が思うに、『第一志望に合格するために、どれだけの質と量の学習が必要なのか?』をきちんと自覚して行動に移せている西高生は、おそらく上位50名だけ。


さらにその内30名は理系特進です。


そしてその彼らや彼女たちも、何かしらの学習塾や予備校に通っています。




校長先生はまたこのように述べています。


『「指示されて行うこと」と「自ら考えて行うこと」では、学習効果が大きく違います。』




それもその通りですね。


しかしながら現時点で、偏差値が50を下回っているような西高生にも同じことを言うのでしょうか?


私が思うに、今の模試で偏差値が50を下回っているということは、大学受験はほぼ絶望的です。


『今までまったく勉強をしてこなかったんだろうな』、と判断します。


そしてこれは正確な数字は分かりませんが、おそらく西尾高校(2年生)の学年250番以下の生徒は、偏差値50を下回っています。


何なら30台の生徒もいるでしょう。



『一斉に同じ課題を出すのは、生徒一人ひとりに合っていない』ということも言いたいのかもしれませんが、それならそれで『1年生の4月から、全員に適切な課題を出してあげればよかっただけ』の話です。



信念を持って『課題を出さない』と決めたのは結構ですが、そうして結果が出なかった生徒達を放置するのでしょうか?


違うでしょう?


そのやり方で結果が出なかった生徒には、やり方を変えてフォローしなければならないのではないでしょうか?



ちなみにですが、正直うちの塾でも、(このままだうちに通い続けてもらっても結果は出せないだろうな・・・)と思う塾生はいます。


そういう生徒には心を鬼にして、他塾へ移ることをお勧めしております。


それが誠意というものだと私は考えています。



『主体性を尊重すること』と『放置すること』は同義ではありません。



現在の西尾高校が掲げている信念は、もちろん素晴らしいものですが、社会経験を積んでいない、本格的な受験を経験したことがない西高生の大半にはあてはまりません。




最後に、山口が個人的に尊敬している哲学者、ジョン・スチュアート・ミルの言葉を紹介させていただきます。



“A pupil from whom nothing is ever demanded which he cannot do, never does all he can.”


『自分ができないことを一切要求されたことがない生徒は、決して全能力を引き出すことはできない』




重ねてではございますが、私は西尾高校の先生方の信念よりも、ミルが残した言葉の方を信じます。


教師から課題を要求されないまま貴重な3年間を過ごした受験生は、本番で本来の力を発揮することはできません。











【西高生・東高生諸君、ヴェルサウォークは君たちのたまり場じゃないからね?】

昨日のことですが、 ヴェルサウォーク1階、サイゼリヤの前あたりの共用空間に、20名から30名ほど、体育祭仕様の赤いTシャツを着た高校生がたむろしておりました。


もう大騒ぎです。

中には抱き合いながら座っている男女もいて、本当に見苦しいの一言でした。



(ま~・・・どこの高校なんだろうか?)とその時は横目に通り過ぎていったのですが、西尾高校のホームページを見て二度愕然としました。





『西高だったんかーい!』


いやね・・・、もう山口は本当にがっかりですよ。


15年前の感動を返してほしい。


『こんな小さな町に、なんでこんなすごい進学校が2つ(西高と東高)もあるんだ!?』


もう今やその感動は消え失せております。


いつからこんな一山いくらの普通の高校になっちゃったんでしょうか?


私は何も、『青春を謳歌するな!』と言っているわけではありません。



『そこはみなさんの共有スペースであり、君たちが占拠してバカ騒ぎをしていい場所ではないですよ?』という極めて常識的な話をしているんです。


また、男女のそういう見苦しい姿も控えなさい。

みっともない。



君たちが勉強をサボって第一志望に落ちようが、それは自分の責任でそうしているのだから何の問題もありません。


しかし、受験生であるとかそういう以前に、『社会一般常識として、他人に迷惑をかけるような行動は慎みなさい』と言いたいだけです。





【部活を言い訳にしなさんな】

これは西高生関係なく、全高校生にいえます。


部活動はもちろん大事。


勉強と部活を両立できた受験生は、本番でもものすごい力を発揮できます。


ただし、『両立できた場合』の話です。


みなさん勘違いしたらあかんけど、部活ありきじゃないからね?


勉強が前提にあって、それと部活を両立しなきゃいかんでしょう?


はっきりと申し上げますが、『部活のせいで勉強ができない』って言うんなら、部活をやめなさい。


もしくは、大学受験を諦めなさい。


それは自分で決めればいいと思います。


ただし、たかだか高校生活2年強ほどの部活動と、その後何十年も続いていく人生のどちらが大切なのかは比べるまでもないとは思いますが。



そして念を押しておきますが、山口は『部活はちゃんと頑張った方がよい』と思っています。



事実、9月に入って紹介しました3人の刈高生、全員体育会系の部活動に所属してますからね。






私は、『勉強と部活を両立できないのであれば、どちらかを諦めなさい』とごく当たり前のことを言っているだけです。


奇しくも西尾高校の校長先生が、『社会に出てからも必要な態度』という言葉を使っていますが、君たち社会に出てから仕事を終わらせることができなくて、『いや、○○があって忙しくてできなかったんです』、なんて言い訳は一切通用しないですよ?




そして君たちが日ごろどれだけ頑張っているのか知りませんが、多分君たちが想像もつかないほど努力しているライバルは山ほどいます。




去年一橋大学に合格した刈高生、刈谷市からの通塾にも関わらず、受験前日の夜10時まで当塾で授業を受けて、次の日の始発で東京に向かいそのまま受験してました。



同じく去年、名古屋市立大学に合格した貴哉先生、西尾高校では学年320位以下、ブラックと呼ばれている野球部に所属しながらも、一日も休まず当塾の自習室に通い続けていました(※実家は蒲郡市です)。



3年前立教大学に合格した名城生、剣道部の主将を務めながら朝2時に起床、予習をして始発の電車に乗って朝練参加、帰宅は夜9時、それでも自習室に通い帰宅するという高校生活を送っていました。



同じく3年前、藤田医科大学医学部に合格した名古屋高校生、始発の電車に乗って朝一番に学校に到着、睡眠時間は4時間で残りは全て勉強という高校生活を送っていました。





正直そこまでやらなくてもいいです。


倒れちゃいますんで。


だけど世の中にはそういう高校生もいて、第一志望の席は彼らや彼女たちが先に埋めていくということは知っておいても損はありません。




【きついのなんて当たり前。きつくても頑張りなさい】



今日も今日とて朝6:00に起床、そのまま飛び起きて16㎞ランニング、そのまま娘を保育園に送って帰宅しました。


見にくいとは思いますが、『朝8:44時点で16.2km走った』と表示されています。



まあきついですよ。


正直言うと、こんなことやりたくないですし、朝起きた瞬間は(あと5分寝たい!)しかありません。


でもそこで寝ちゃうと、間違いなくやりません。


ぶっちゃけた話、山口のランニングなんてやろうがやるまいがどうでもいいんです。


サボったところで人生には何の影響も及ぼしません。


でもみなさんの受験は違いますよ?



良くも悪くも、確実にみなさんの人生に大変な影響を及ぼします。



そして、勉強が苦痛に感じる、苦行だと思っているのであればやらなくてもいいです。



その代わり、その程度の努力、志で目指せる大学を受験しなさい。



大して努力もしていないのに、『○○大学に行きたい』『△△大学には行きたくない・・・』なんて失礼ですって。


だから無理してやりたくないことを頑張る必要はないです。



今やりたいことをやればいいですよ。


ただ当り前の話なのですが、『大して努力もせずに、ワンチャン目標だけは叶えたい』みたいなのはやめた方がいい・・・というか『無理です』











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