とある中学2年生の女の子との英語学習(英作文)
さて、今回のお話は山口が指導を担当させていただいております中学2年生の女の子のお話です。
こちらの女の子、以前にも紹介しましたが、全国で100位くらいの超実力者なのです。
そんなこと言うと、『どうせ最初から勉強できてたんでしょ!』って意見も飛び出しちゃうかもしれませんが・・・。
彼女がすごいのはそんなことじゃないです。
ただただ、学習に対する姿勢が素晴らしいんです。
【英作文はたくさん書いて、たくさんミスをしてほしいです】
『なんや!昨日と言ってること違うやんけ!!』と思うことなかれ。
確かに自分は、『めちゃくちゃな英語を作り出すな!』とは言いましたが、それは『大して勉強もせずに』という意味です。
やるべきことも積み上げず、受験本番でそれをさらけ出すような・・・『自分は全然勉強しませんでした!』を自ら証明するような英文は書くべきではない、と言ったのです。
言うまでもなく、練習の段階ではたくさん失敗して、そこから学んだものを身に着けていくべきです。
今回紹介する彼女は、学年こそ中学2年生ですが、英語力はすでに『岡高・刈高2年生、上位50位くらい』に達しています。
しかし彼女がすごいのは、『毎週何本も英作文を書いて、持ってきてくれるということ』なのです。
(※逆に山口の対応が遅くなっててすみません…)
内容が見えてしまいますので、遠目になりますがこんな感じです。

上の2枚が彼女が一生懸命書いてくれた英作文、そして下の3枚が山口の添削になります。
彼女が書いた英文は紹介できませんが、添削内容はこんな感じ(※お名前も伏せております)。
【〇〇〇さんへ(2026/8/31)
お返しするのが遅くなってすみませんでした!
ここ最近〇〇〇さんが書いてくれる英文ですが、実は内容や論理の組み立てについては8~9割取れてます。
正直、僕よりもうまいんじゃないの?と思えるくらいです。
ですので、今回は『これからの〇〇〇さんの課題』に焦点を充ててお話します。
★〇〇〇さんの今後の課題⇒『自然な英語の表現を貯めこんでいく』
例えばですが『母と私は交互に犬を散歩につれていきます。』を英語で書くとどうなるでしょうか?
間違った英文)『My mother and I take our dog for a walk…with each other? alternatively??』
ここでは『何が間違いなのか?』については触れません。
ここで必要なのは、『日本語⇒英語』に置き換えるときに、『英語の自然な表現を引き出すこと』です。
(重要表現)
・交互にやる:『take turns ~ing』
・Aを散歩に連れていく:(他)『walk A』
この二つを知っているだけで、先ほどの不自然な英語が、自然な英語に変わります。
自然な英文)My mother and I take turns walking our dog.
・・・でこの自然な英語表現、実は僕もめちゃくちゃニガテです!
英検1級取ってても、ネイティブスピーカーからしたら『え?それ、英語だと不自然だけどね』という英文をいまだに書いてしまいます。
もちろん、これを改善していくためには、『膨大な量の失敗をして、正しい知識を積み上げていく』、ただこれだけです。一緒に頑張りましょうね!
★以下、指摘する箇所はほとんど間違いではありません。
ただ、『間違ってないけど…英語だと不自然かな?』というものばかりです。
△do shopping by using websites
⇒shop online. ※このonlineは副詞ですね!
ex) I prefer shopping online to going to stores for clothes.
I prefer shopping online to buying clothes in stores.
△Some people have their house far from supermarkets
⇒Some people live far from supermarkets.
△avoid going out to go shopping
⇒avoid going shopping
×It is convenience
※convenience は名詞ですね!コンビニエンスストアって言ってますもんね・・・。
⇒It is convenient for them to buy something・・・
×technology of computers
⇒computer technology
次は④!(内容は90点以上!僕よりもうまい構成です!)
save the cost of water
これは間違いではありません。ただし、「ビジネスやプロジェクト、設備投資などで水にかかる経費を削減する」的な意味になってしまいます。
日常生活なら圧倒的にこれ。
⇒save money on A : 『A(光熱費や水、食費など)を節約する』
⇒save money by ~ing : 『~ingすることで節約する』
×environmental issue ※冠詞漏れですね!
⇒an environmental issue, environmental issues
×It is helpful for everyone to use rainwater as watering to plants.
※おそらく後半相当苦しかったのではないでしょうか?
実はここでさっきの『walk A : Aを散歩に連れていく』に似た表現が使えます。
water A : 『Aに水をやる』
power A : 『Aに電力を供給する』
さらに、先日山口が中学校1年生の女の子に教えてもらった必殺構文
『S can be used to do A : Sを使うことでAすることができる』を合体させると・・・
⇒Rainwater can be used (exploited) to water plants (for watering plants).
『雨水を使う(利用する)ことで、植物に水を与えることができる。』
なんかかっこいい!
×emergency ※冠詞漏れです!
⇒emergencies
×various purpose ※various は『様々な』という意味なので、続く名詞は必ず複数形です!
⇒various purposes
★いかがでしたでしょうか!
もうすでに高い英文法の力を身に着けていて、英文全体の構成力、論理の整合性など、正直山口よりも上手なくらいです。
あとはただ、自然な英語の表現を貯めこんでいくだけですね!
○○〇さんはまだ中学2年生、おそらくあと2~3年もすれば、ネイティブ大学院生くらいの英文は書けるようになります。
山口にとってもものすごくニガテなところなので、ぜひ一緒に頑張りましょうね!】
・・・以上です。
正直英文精読読解については、もうすでに旧七帝大レベルです。
もちろん、最初からそうだったわけではありません。
今年の1月くらいに入塾してもらい、
・1か月で中学英語修了
・次の2~3か月で高等英文法修了
・その後ひたすら難関国立大学の精読読解
そうして今に至ります。
そりゃ全国100位というのも当たり前の話なのですが、そんな彼女でも、英作文に何度も果敢に挑戦して、そしてたくさん失敗しています。
この取り組みが素晴らしいのです。
あ、ちなみに言っておきますが『彼女は理系志望』です。
それでもおそらくは、高校受験や大学受験だのは彼女にとってはあまり関係なく、飽くまでも純粋な好奇心と探求心で、これだけの努力ができているのだと思います。
そして山口自身、彼女にたくさんのことを学ばせてもらっています。
(あれ?これってどうなんだっけ??)と思ったら、奥さんに確認したり、ネットをフルに駆使して自分でも調べるのです。
もちろん、目先の高校受験であったり、大学受験もそりゃあ大切ですが、自分はみなさんに、それだけの人間になってほしいとは思っていません。
そんな勉強、つまんないじゃないですか!
まあそんなわけで、自分にとっては彼女が刈高に行こうが岡高に行こうが、京大に行こうが東大に行こうが結構どうでもよくて、もっともっと高いステージ・・・、あ、学歴という意味じゃないですよ?彼女が社会に出て、存分に活躍できるようにサポートできたらと思っています。
ちなみに山口のAIはこのように評価してくれました。

こいつ・・・調子のいいこと言っちゃって!
ちなみに山口のAIですが、この前京都大学の英文解答の添削をお願いしたら、最初は『88点!本当に素晴らしい!』とか言ってたのに、次に同じ英文見せたら『72点』って言いやがりましたからね。
そこはやっぱりAIなんですね。
ちなみにですが、今回の彼女の話を聞いて、『すごいな~・・・自分には無理だな~』って思ってしまった中高生もいるかもしれません。
だけどね、彼女とみなさんの間に、能力の差はありません。
常々申し上げておりますが、自分は刈谷高校や岡崎高校のことも『なんとも思ってない』んです。
だって、ただ『オールマークの愛知県公立高校入試問題でいい点を取っただけ』、ですからね。
もちろん、公立高校入試で、高得点を取るための勉強はそれなりに大変でしょうが、それはまあ・・・頑張れば誰でもできます(もちろん、その努力を積むことは大変だとは思いますが、少なくとも能力の問題ではありません)。
実際のところ、刈谷高校や岡崎高校に入学しても学力の格差は生じますし、それほど偏差値が高くない高校でも、ものすごい難関大学に合格することもありますので。
まあとにかく言いたいことは、『ほとんどの場合、公立中学校で、オールマークの愛知県公立高校入試のための授業を3年間受けただけなのだから、実は高校1年生の4月時点では大きな差はついていない。』ということです。
みんなと同じ勉強しかしていないのですからそりゃそうでしょ?
だからみなさんが何高校なのかはどうでもいい。
問題は、『そこで何を頑張るのか?』ということです。
そして・・・弊ブログを読んでくれている中高生、そして保護者様はもうご存知の通り、『中学生の段階で、大学受験レベル、それ以上の学習』は十分に可能なんです。
いや、むしろ、中学生だからこそいいのです。
本当に恐ろしいのは、オールマークの愛知県公立高校入試だと、間違った学習法で、間違った知識を積み上げても、それなりに得点できてしまうということ。
はっきりと申し上げるならば、『勘違いしてしまう』ということです。
今回の彼女が取り組んでいるような長期的な学習は、高校2年生、3年生からでは相当に難しい・・・。
シンプルに『時間が足りない』というのもそうですが、何よりも『間違えたまま積み上げてしまった知識をゼロにして、新しいことに取り組むこと』が難しいのです。
・・・とまあ偉そうなことを言ってしまいましたが、山口自身もまだまだ修行中の身です。
多分あと30年はそれが続いていくはずです。
そんなわけで一緒に頑張りましょうね!
【今回の偏差値35が作った英文】
The debris flow in 〇〇〇 caused by collapse of a huge iceberg claimed more than 100 lives.
一応AIの評価は以下の通りでした。

あ、ごめんなさい。
本当はスペルミスしてたんですが、ここでは修正済みです。
今回気になったのは、英字新聞を読んでいたら『The storm claimed twenty-two lives.』という表現が出てきまして、(・・・このclaimに『命を奪う』という意味があるのだろうか?)と思ったことがきっかけでした。
毎度のことですが、偏差値35の山口でも一応これくらいの英文は作れます。
言わずもがな、みなさんならもっともっと高度な英文が書けるようになるでしょう。
ですがこれまたしつこいようですが、『正しい学習法で、正しく積み上げていく』、これが大切です。
間違ったものをいくら積み上げても、正しいものにはなりません。
速読が大切といっても、雑に速く読んだところで、誤読するだけなので意味がありません。
みなさんはたったの数年間で、膨大な量の英単語を覚えて正確な英文法を習得し、非常に高度な大学受験に挑戦しなければならないのです。
みなさんがどんなに優秀でも、仮に山口が日本一のカリスマ英語講師だとしても(自分は本気でそう思っていますが)、だとしても、みなさんの1日が48時間になることはありえませんし、1年が500日になることもありません。
ただただ、山口がみなさんに求めるのは、『正しい学習法で、しっかりと時間をかけて学んでいこうとする姿勢』、それだけです。
★中高生のみなさん、みなさんには本当に無限の可能性があります。
それは勉強に限った話ではありません。
本気でみなさんが頑張るなら、別にスケボーでも何でもいいんです。
ですがこの塾を選んだみなさんは、きっと勉強を頑張りたいと思っているのだから、一生懸命勉強を頑張りましょう!
でも勉強だけでもダメ。
勉強だけの青春時代や何かに追われる社会人生活なんて詰まらないですから。
勉強も頑張って、他のやりたいことも全力で挑戦してくださいね!
少なくとも勉強に関しては、僕たちも全力で、一緒に頑張りますので!!!