じゃあ今まで頑張れなかった生徒達は・・・?
こんにちは!
昨日のブログである塾生を紹介させていただきましたが、当塾には同じような塾生が数名います。
まあとにかく勉強する・・・(その素振りは全然見せないのですが)。
しかしながら当然、世の中の中高生が全員彼らのように勤勉なわけではありません。
言うまでもなく彼らはマイノリティであって、逆に80~90%の中高生はいわゆる普通の中学生活や高校生活を送っています。
もうその代表格は何を隠そう山口でして・・・。
いや、山口なんかひどい例の最たるものです。
中学の頃は学年ビリを2回記録しましたし、高校に入ってからはそれまでの苦労も全開で忘れてしまい、部活と遊びに全力を注いだため、高校3年生の時点での偏差値は40くらいでしたので・・・。
ですので、どちらかというとそちら側の生徒諸君の気持ちの方がよく理解できますし、そんな諸君が残りの時間をどう過ごせば良いのかも自信を持ってお伝えすることができます。
それにですね・・・、例えば部活なんかを一生懸命頑張ってきた生徒達にまで、『何で今まで勉強しなかったの?』なんて言いません。
山口の野球好きもあってか、なぜか毎年当塾には野球部員が入塾してくれるのですが、彼らには決まってこう言います。
『今まで野球に注いできたパワーを、全部勉強に費やすだけだよ。』
野球部に限らないのですが、全力で何かを頑張ってきた中学生、高校生はエネルギーも推進力もあります。
やるべきことさえ提示すれば、あれやこれや根性論の話をしなくても頑張ってくれますので。
問題は、これまで頑張ってこなかった、その上でさらに楽して成績を上げたいと考えている生徒達です。
①第一志望との偏差値の差が5以上離れている
②今まで学習習慣がない
③受験本番まで残された時間を正確に把握できていない
④だけどしんどい思いはしたくないので、何とか楽な方法はないものかと考えている
う~ん・・・。
文章にしてみると、一気に現実味を帯びてきますね。
客観的に見て、こんなお友達がいたとしたら、第一志望に合格すると思いますか??
誰がどう見ても、(そりゃ無理だ)と思うはずです。
そして今度は自分に置き換えてみましょう。
もしも当てはまる要素があるのなら・・・、もちろん改善していかなければなりませんよね??
受験は残念ながら、自分との戦いだけではありません。
ライバルがいるんです。
地道に地道に何年間も努力を重ねてきた連中に追いつこうと考えるならば、これはもう残された時間だけでも、彼ら以上の質と量で勉強しなければなりません。
そして恐ろしいことに・・・。
中学受験を乗り越えてきた中高生、公立でも毎日の学習を欠かさず継続してきた生徒達、1年生の頃から塾や予備校に通ってきた連中は、もちろんラストの追い上げもものすごいのです。
『1日10時間勉強しようね!』なんて言われなくてもやるんです。
そう、その彼らとの戦いでもあります。
君が一生懸命勉強して、できることが増えたとしても、その時にライバル達が同じだけの知識を得たならば、君の学力は上がっても偏差値はまったく上がらないのです。
資格のように、戦う相手が自分だけならそんなことはないんですけどね。
さて、もう過ぎてしまったことは変えられません。
今から時を1年、2年巻き戻して、学習習慣をつけるなんてことはできないわけですから。
変えるとすれば当然これからのこと!
これはいくらでも変えられます。
そしてそのために何をすればいいのか・・・。
それはぜひぜひ山口にご相談ください。
な~に心配はいりません。
いつも偉そうにブログ書いていますが、中学3年生の夏休み前に山口が書いた文章、
“He is did not English studied yesterday.”
ですから。
でもおかげさまで、紆余曲折ありまして、今ではこうして国公立二次、関関同立、G・MARCHや英検準一級までの指導をさせていただいております。
自分の強みは、英語が嫌いな子、ニガテな子の気持ちが分かることだと思っています。
受験生のみなさん。
もしみなさんの偏差値が今の時点で55を下回っていたら、学校や集団授業の受験対策やセンター演習を受けても何の意味もありません。
先日新しく入塾した高校生から、学校の授業の内容が理解できないとのことで次のような質問をいただきました。
『以下の文章において、if以下を副詞節か名詞節か判断し、節の中の動詞を正しい形に変えなさい(某西尾市内の公立高校)』
というものでしたが・・・。
少なくともこれを理解するためには、『自動詞と他動詞がしっかりと理解できている』『副詞と形容詞の働きをしっかりと理解できている』『句と節の違いを即答できる』『目的語とM句がきちんと理解できている』『仮定法の最低限の知識がある』・・・という条件を満たしておく必要があります。
1つでも欠けていれば、間違いなく完全な理解にはつながりません。
この状態で、例えば・・・『この文章ではな~、ifは副詞節ではなく名詞節なんだよ~。なぜかというと、ifの直前に他動詞であるknowがあるよな~??他動詞の後は必ず目的語を取る、というルールがあるから、ここでのif以下は副詞節であるはずがないんだよ。で、名詞節の場合は、ifやwhetherの節内ではwillが使えて、逆に条件の副詞節の場合はwillは絶対に使えないんだよ。意味は『もし』じゃなくて、名詞節の場合は『かどうか』という意味になるぞ!したがって、I don’t know if he will come or not.「=私は彼が来るかどうか分からない。」となるから気を付けるように。(以上、山口の推測です。多分こんな感じで授業されてるんじゃないかと・・・)』
・・・なんて解説を受けても、??????? は!?となって終わりです。
(・・・よく分かんないけど、I don’t knowっていったときのifは「~かどうか」って訳せばいいのかな~)などという中途半端な知識だけが身に着き、模試などでは自信を持って答えられず、出題者のひっかけにひっかかってしまうのが関の山です。
もう一度言います。
遠回りに感じるかもしれませんが、今の偏差値が55を切っているのであれば、しっかりと基礎からやりなおしてください。
受験対策の指導なんて受けても、まったく何の意味もありません。
でもそれは学校や塾が悪いのではありません。
集団授業は文字通り、集団を相手にするわけですから、偏差値が55以上、パーセンテージで言えば上位の30~40%にしっかりとした効果が出るように指導のカリキュラムが組まれているのです。
ただただ、あなた自身に合うか合わないかだけの話です。
今の時点で確かな手ごたえを感じているのであれば、あれこれ考える必要はありません。
ただしもしも苦しんでいるのであれば、ぜひぜひお気軽にご相談くださいね!