センター試験で満点を取っても、早稲田や慶應の英語は読めない
久しぶりに早稲田、慶應の長文を読んでみて・・・。
愕然としました。
何を書いているのかさっぱり分からない!(※久しぶりだったからです。何度か読み返したら何とか大丈夫でした。)
それもそのはず、もう文章のレベルがまったく違います。
次の文章ですが、元々は英語の文章です。
・・・岩石の約15%しか化石を中にとどめることができないので、将来花崗岩となる場所で倒れたとしても無駄なのだ。実際問題としては、死体は水分の多い泥地に落ちた葉っぱのように、その痕跡を残すことのできる堆積物の中に埋もれた状態になるか、酸素に触れることなく分解され、分詞がもとの姿のまま石化した状態になることが可能でなければならない。
また、違う設問より。
・・・。2004年に大臣らは、中流階級の人たちによる忌避とみられる行為をやめさせるために、様々な変更を加えたからだ。陪審員をさらに広い層の人々の代表となるようにする動きは、陪審員が科学的、医学的な技術や研究に基づく複雑な証拠を検討できるとは思えないとの主張に対する反論になると言う人もいる(それぞれ早稲田大学、慶應大学の過去問より抜粋)。
※もちろん、難単語にルビなどはふられておりません。
日本語でも読むのが大変!
なお、タイピングがしんどいので、英文は割愛させていただきました。
当たり前ですがこれらが全て英文で書かれていて、単語数も3,000字前後と言われていますので、正直早稲田や慶應に関して言えば、事前にこのレベルの問題に慣れておかないと100%読解はできません。
なんか適当な単語の意味が、ぶつ切りで頭に入ってくるけど、何の話をしているか分からないので、まったく理解できないまま読み終えてしまう・・・。
そんな感じです。
そこで大切なのは、とにかく精読(ここでは英単語、イディオムの重要性には触れません)。
多読ではありません。
最終的に、受験まで残り3か月くらいの追い込みの時期に入れば多読もやるべきでしょうが、まったく頭に入らない状態で何度多読をやっても、時間帯効果は見込めません。
ひとつの文章に2時間かけてもいいです。
それを積み上げて積み上げて、最終的にたくさんの難文に触れることで読解の経験値が蓄積されていくのです。
もちろんそれが一人でできるに越したことはありませんが、もし自分1人では難しいと感じるのであれば、学校や塾の先生、英語が得意なお友達に質問してみてくださいね!
もちろん、山口は24時間WELCOMEです!
難文の精読は、できるようになると本当に楽しいですよ!(できないとまったく何にも楽しくありませんが・・・)
ぜひ英文精読の楽しさを、みなさんにも体験してほしいです。