久しぶりの更新です!

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雑談

この塾が始まって以来、一番更新が滞ったのではないでしょうか?

一週間近くブログを書くことができませんでした。

 

先月7名様にご入会いただいたことで一気に忙しくなってしまい・・・というのは言い訳ですね、はい。

今後は必ず隙間を見つけて更新するようにいたします。

 

当塾ではご入会が決まったその日に、『志望校 現在の偏差値 不得意教科と分野 自宅での学習の様子』などは言わずもがな、部活動から趣味、本人の性格、など細かい情報をまとめて、担当講師に手渡しミーティング、初回の指導が終わったらまたミーティング、報告書の作成といったことを一人1人全員にやっていきますので、こういった授業以外の部分にかなりの時間を割かせていただいています。

 

そういったわけで、11月も第一週が過ぎ、先月ご入会いただいた塾生の初回授業の終了と、各講師とのミーティングも終わり、少しひと段落つくことができました。

しかし一息つく暇もなく、今は現生徒面談を進めていっております。

 

受験生は言わずもがな、非受験生、とりわけ現高校2年生はこれまでの受験生とは比べ物にならないくらいの負荷がかかります。

『私大定員の厳格化による競争率激化』

『センター試験終了最後の世代』

正直言ってかなり厳しいです。

 

おととしよりも去年、去年より今年と厳しさは増すばかりでしたが、間違いなく今の高校2年生には最大級の試練が待ち受けています。

自分が思っている以上に気を引き締めていただきたいですね。

 

 

さて当塾での英語の授業ですが、とにかく『品詞』と『文法用語』にこだわって授業を進めております。

『時・条件の副詞節』『自動詞と他動詞』『知覚動詞と使役動詞』『副詞を強調する文』『名詞構文』『否定の倒置』・・・、サッと文法書を開くとこんな言葉が出るわ出るわ、いや~英語の勉強なのに日本語が良く分からない、なんてことが起こったりしている高校生も少なくないと思います。

 

で、こういった小難しい文法用語を理解する必要があるのかないのかと言われれば、これは間違いなく『あります』と断言できます。

 

帰国子女やネイティブは必要ないでしょうけどね。

で、これら文法用語は、みなさんを苦しめるためにあるのではないということを強く認識してほしいのです。

 

よく、『いや、英語圏の人はこんな小難しい文法なんて考えてないですよね??』なんて意見を聞きます。

もちろん、彼らは考えていません。

当たり前の話ですが、英語圏で生活している人ならば、小学生だろうがホームレスだろうが、そんな小難しい文法のことは考えずに話すことができます。

 

でもそれは、彼らが『英語だけで考え、英語だけでコミュニケーションを取ってきたから』でしょう?

日本で生まれ育ち、日本語だけでコミュニケーションを取ってきた私たちが、『英語のシャワーを浴びて、難しい文法を考えずに英語をマスター』なんて、できるわけがないのです。

いや、たま~にできちゃう中高生もいるんですけど、それは本当に100人に1人くらいのペースです。

もともと言語感覚が鋭く、特に意識せずに英文を片っ端から左から右に読み流せる生徒もいたりします。

 

彼らは別に細かい文法を学ぶ必要はありません。

しかし残りの99人、日本語と英語の言語体系の違いに苦しんでいる生徒諸君は、絶対に文法に強くなった方がいいです。

 

慣れももちろん大切です。

でも慣れるにしたって、まずは日本語と英語がどれだけ違うのかをしっかりと認識し、土台を築き上げた上で数をこなしてほしいのです。

数をこなすことはもちろん大切なのですが、いきなり錦織選手がフルスイングでサーブしてきて、『数をこなせば大丈夫だから!』なんて言われても、拾えるようになんかならないでしょう?

 

大谷選手が『慣れれば必ず打てるようになるよ!』、なんて言いながら160kmのストレートをガンガン投げ込んできても、おそらくかすりもしないでしょう。

 

それで打てるようになるならみんなプロ野球選手です。

 

なぜか英語だと『長文は慣れだ!』『単語は予測だ!』なんて言うみなさんにとって耳障りのよい言葉が罷り通っていますが、そんなわけないでしょう?

みなさんは次の文章が慣れで読めるようになると思いますか??

 

これ、アラブ語です。

『いやいやアラブ語なんて読めるわけないじゃん!』と思われるかもしれませんが、『単語を覚えていない』『細かい文法知らない』状態で英語を読もうとする行為は、習ってもいないアラブ語を読むのと大した違いはありません。

たまたま英語の方が、多少慣れ親しんでいるというだけですね。

 

そしてもしもこのアラブ語を読めるようにならなければならないとすれば、『書いたり』『聞いたり』『声に出したり』『単語を何度も書き取ったり』『文法を勉強したり』するでしょう?

 

英語だって同じです。

だから当塾塾生や、面談に来てくれたお父様お母様はご存知の通り、私たちは甘い話は一切しません。

マンツーマンだから楽に成績が上がるなんて話もしません。

 

勉強ですから。

第一志望にはライバルがひしめき合っているのですから。

だから慣れだのなんだのという幻想は一切捨てて、全力で勉強に取り組んでほしいと願います。

あ、もちろん部活動は部活動で、打ち込むものがあるのならばそれも頑張ってくださいね。

勉強も、それ以外のことも、全力でぶつかって青春を謳歌してください。

 

さて、それでは授業に入りますので、今日はこの辺で・・・。

 

 

 

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