合格速報!
たった今電話がありまして、塾生からの合格の連絡でした!
いや~本当に嬉しい!
結果がすべてではありませんが、やはりこの瞬間の喜びは何にも代え難いですね。
早速合格体験談を書いてほしいところなのですが、彼自身まだまだ本命の受験も残っていますし、すべての受験が終わったらお願いしようと思っています。
ちなみに彼はいわゆる進学校の出身ではありません。
それどころか普通科ですらなく、工業高校に籍を置きながらの挑戦でした。
これは仕方ないのですが、工業化と普通科ではまったく学ぶ内容が違うので、学校で学習する内容というのはほとんど受験には反映されません。
しかも本格的に受験勉強をはじめたのが高校3年生の春先でしたので、実に10か月ほど、しかも当塾の授業と本人の頑張り(ここに尽きますが)だけで受験対策をやりきったことになります。
これはもう本当にすごいことで、入塾当初は正直受験どころではない状態でした(そもそも普通科ではないのでこれは彼のせいではないのですが・・・)。
詳細については本人の確認をいただけたら、合格体験記とともにご紹介させていただきたいのですが、まあとにかくものすごい頑張りでした。
でも月並みですが、やっぱり『努力は裏切らない』ですね。
ほとんど受験勉強をしていない状態で、なおかつ工業高校に通いながら0からのスタートで、しかも残された時間が1年未満、普通に考えれば『無謀な挑戦』なのですが、本人が頑張れるならできるんです。
本人ができると決めたなら、大概のことはできます。
できないのは本人が諦めたその瞬間ですね。
ちなみに余談ですが、彼の受験には古文が必要なかったのですが、直前に古文が必要な志望校を受験することになり、古文の学習は年末からスタートしました。
それでもたったの一か月で、『古文単語300単語』『助動詞の活用全て』『助詞、格助詞、敬語』を終わらせたのですからもう脱帽ですね。
若い力には本当に驚かされます。
さてそれはさておき、だから『一年未満でも間に合うんだ!』とかそういう話ではありません。
彼の場合は元々工業高校に通っていたわけですし、仕方のない事情から受験のスタートが遅れてしまったわけです。
厳しいことを言えば、普通科に通っていたとしても『高校3年生の夏まで勉強をサボった受験生』が同じことができるとは到底思えません。
彼が入塾するときに、『一日8時間の勉強でも足りないかもしれないし、浪人も絶対に許されないよ(※当初は来年の受験が記述メインになる予定でしたので)。』と伝えたのですが、『やります!』と即答してくれましたし、実際にやってのけました。
本当なら早ければ早いに越したことはありません。
何度も同じことを繰り返しますが、受験は『質』を追求するのは当たり前で、その上で『量』も必要になるのです。
延べにして、難関大なら4,000時間以上、中堅国公立なら3,500時間以上、中堅私立大学なら2,000~3,000時間ほどが必要になります。
・・・という話をすると、(なんだ、自分は中堅私立だから2,000時間くらいでいいじゃん。)という不心得者(山口タイプですね)が出てくるのですが甘ったれちゃいけない。
一般的な私立大学の受験が2月であることを考えると、現高校2年生のみなさんに残された時間はちょうど1年。
2,000時間を365日で割るとおよそ5.47時間となりますので、『毎日5時間半以上の学習』が必要になります(もちろん、今までの貯金があればもう少し減らしてもいいと思います)。
それにこれが決定的なのですが・・・もしもC判定未満ならば、それはもう難関大です。
相対的に『偏差値が50~60くらいの大学』を中堅私立と言っているだけの話で、今の判定がC判定よりも厳しい結果が出ているのであれば、それは紛れもなく君にとっては『難関大』なのです。
中堅私立などと高を括ってはいけませんし、括れるような場所にはいません。
受験まではあと一年、正確には大学入学共通テスト(旧センター試験)まではもう一年を切ってしまっています。
今一度ご自身に必要なものは何なのか、兜の緒を締め直して日々の学習に取り組んでください。
ちょっと話が反れましたが、S君合格おめでとう!