ちなみに浪人生についてですが…
昔昔その昔なのですが、前職でお仕事をさせていただいていた時に、浪人することが決まった受験生のお母様からお問合せをいただきました。
前塾は一旦本部を中継するので、こちらの意図に関係なく必ず面談をするのですが、内心お断りさせていただく気満々でした。
理由は簡単で、前職も今の塾も・・・というより、西尾市内の塾ほとんどがそうだと思うのですが、平日夕方開校だからです。
厳しい話、夕方開校の塾や予備校を選んだ時点で、夕方までの学習は自学ということになります。
一言で言えば、そんなぬるい環境で一年戦うには、相当な精神力がいるということです。
だからその時も一応面談はさせていただきましたが、仮に入塾するとしても、河合塾などの予備校に通ってくださいとお伝えしました。
ただ誤解のないようにお伝えしておきますが、分かりやすさであったり塾生個人個人をしっかりと管理させていただくという点において、当塾はどこにも負けないと思っていますし、自信もあります（それが全員に合うか合わないかはまた別の話ですが…）。
それでも、夕方開校というのは浪人生にとっては致命的なのです。
朝起きてから夕方16時まで、およそ８時間あると思うのですが、これを1人でストイックに課題に向き合うのは並の精神力では難しいですし、ましてそれを１年続けるなど不可能だと思います。
だからその当時も河合塾をお勧めしましたし、昨日来てくれた元塾生にも河合塾をお勧めさせていただきました（本人は四谷か河合塾かで悩んでいましたが、個人的には断然河合塾だと思っています。その辺はネットなどで調べてもらって、自分に合っている方を選んでいただけたらと思います）。
ただ当時は・・・面談の後にめっちゃ上司に怒られました（笑）。
ちなみに前塾、破談になった場合は必ず上司がご家庭に電話してアフターフォローしていました。
その時に『浪人生なら河合塾などに行くべきです、と言われました。』とお母様がおっしゃったそうで・・・。
『うちに問合せに来てんのに他塾を勧めるとはどういうことだ！』と（至極ごもっともだと思います）。
もちろん、前塾にせよ当塾にせよ、浪人生が来てくれるならそりゃあ利益的にはありがたいのです。
少なくとも週３～４の個別指導が必要となるでしょうし、大学受験を控えた浪人生ですから、かなりの高額お月謝になるでしょう。
利益だけのことを考えるなら、山口だって『英語、数学、国語の３教科は必須です。うちで頑張りましょう！』と言ってます。
でもその子の将来のことを考えるならば、浪人生はやっぱり朝から晩まで授業をやっている予備校に行くべきです。
言葉は悪いですが、世の中の浪人生が、一年近く朝起きてから夕方16時まで、ストイックに机に向えるとは思えません。
現役生は当塾でいいんです。
夕方まで学校でしっかり勉強して、その後で登塾してくれればいいので。
そんなわけで昨日の学習相談は無償でやらせていただきました。
いや、ミスタードーナツもらったので報酬はいただいてしまいましたが…。
でもその程度ならいつでもウェルカムですし、なんなら質問してもらってもそれくらいは全然無償で対応させていただきますけどね。
その代わりちゃっかり、合格体験記と書いてほしいな～なんて思ったり・・・思わなかったり・・・。
それにしても朝早くから起きて名駅まで電車に揺られて、夕方まで講義を受けて夜の21時まで勉強する・・・。
元々頑張る塾生でしたが、ストイックに勉強に向えているようです。
ぜひ今年こそは第一志望を勝ち取ってほしいですね！
そして何度同じことを言うんだと思われるかもしれませんが、世の中は第一志望に合格するために、そこまで勉強に自分の身を捧げている連中がたくさんいます。
普通なんです。
だから世の中の数多くの大学は、ヒエラルキーというかピラミッドが出来上がっていて、上に行けばいくほど大変なんですね・・・（世知辛い世の中です。本当のところ、本当に学ぶ意志があれば、よほど変な大学じゃない限り、どこでもいいとは思っています）。
頑張りが足りなかった、または頑張りは足りていてもめぐり合わせが悪かった受験生は、下へ下へと追いやられてしまいます。
もちろん遊びたい気持ちもあるでしょう。
でも今この時期に遊ぶのか、それとも第一志望に合格して、その時にできた最高の友人と遊ぶのかでは、同じ遊ぶでも充実度が違います。
今頑張るべきときに、一緒になって遊ぶ友達は真の友人ではありません。
諸君の目標を妨げているのですから、友人どころか悪友です。
遊ぶか否かは個人が決めればよいことですが、その影響は必ず自分に返ってくることになります。
今一時の楽しみより、一番行きたい大学や高校へ合格して、そこで作る友人と充実した時間を過ごす方が絶対に楽しいですよ！
あ・・・また話がそれてしまいましたが、今日はこの辺で失礼いたします。