新高校3年生の入塾はまもなく締め切らせていただきます。そして立命館大学法学部、合格おめでとう!
まずは塾生の男の子、立命館大学合格おめでとう!
彼が入塾してきたのは1年と少し前のことで、その時の英語の偏差値がなんと38…。
学習習慣もほとんどなかったので、正直厳しすぎると思っていました。
ですので入塾をお断りしようかと思っていたのですが、ご本人の並々ならぬ熱意を感じ入塾、たったの1年間で英語の偏差値は65まで伸びました。
ただしこれは本当にまれな例。
いや、まれとか言っておいて、少し前のブログで紹介した名城大学外国語学部に合格した東高の女の子も、1年で偏差値が20上がっているのですが、もうこれは彼ら彼女達がとんでもない努力を積み重ねたからであって、こんなことはそうそう起こりません。
1年やそこらで、大学受験レベルの英語の偏差値を10も20も上げるというのは至難の業なのです。
ただし、本当にものすごい努力を積み上げてくれたならば、それは可能です。
放課の時間もお昼休みも、電車で移動中もお風呂の時間も、全て学習に費やすなら、それは可能です。
ただ、そこまで頑張れる受験生というのは早々いないのです。
というわけで、今年度も少し早いですが、新高校3年生の入塾はまもなく締め切らせていただきます。
厳しいことを言わせていただきますが、高校に入学してから今までの2年弱、これといって危機感も持たず過ごしてきて、ラストの1年弱で第一志望に合格したいというのはかなりむしのいい話なのです。
そのむしのいい話を本当に1年弱で何とかしようというのであれば、それは並の決意や意志では達成困難なのです。
また、今年度の高校3年生と違い、来年度の新高校3年生、率直に言って非常に厳しいです。
そういったわけで、来年度は当塾にとりましても今年度以上にハードになることが予想されます。
それもあっての早めの入塾制限(新高校3年生)となりますことをご了承ください。
とにもかくにもD君!立命館大学合格おめでとう!
【英単語を覚えるというのは基本中の基本で、それができないというのであれば受験は諦める他ありません。】
よくもまあ飽きもせずに同じようなことを…と思われてしまうかもしれませんが、どういうわけだがまだまだこの重要性が浸透しきっていないようですので、何度でも言わせていただきます。
この話はできれば塾生、非塾生問わず、また、高校生はもちろん保護者様にも共有していただきたいです。
今日本国内で、文系理系問わず、また国公立私立を問わず、英語が受験科目にない大学など存在しません。
いや、探せばあるにはあります。
ありますが10あるかないかです。
そして、ほとんどの大学がこれまた文理問わず、英語の配点が非常に大きいです。
さらに言えば、英語学習において単語を覚えるというのは、『野球の練習をするからグローブを準備する』ことと同じです。
テニスならばラケット、陸上部ならスパイクです。
準備しないなどありえません。
もちろん山口をはじめ、当塾の講師はこれについてしつこいくらいに塾生に声掛けしております。
正直、西尾高校や東高校の先生よりもやかましいくらいです。
それにも関わらず、単語の暗記が甘い塾生が中にはいるのですが、本当に申し訳ない、君たちの受験は相当厳しいです。
もうこれは塾生だからとか忖度なしに言わせていただきます。
塾生だろうが何だろうが、『受験生であるにも関わらず、英語やイディオムの暗記が甘い高校生は第一志望に合格することはかなり難しい』ということを何度でも言わせていただきます。
改めまして、このことは保護者様にも共有していただきたいです。
そうすると『努力はしてるんですけどどうしても覚えられないんです…。』という高校生が出てくるのですが、それもはっきりと言わせていただきます。
『ただの努力不足』です。
みなさんが好きな漫画やゲームのキャラクター、ポケモンのキャラなどをまったく覚えられないんです、というのであれば、それは本当に暗記というものがニガテなのかもしれませんが、そんな中高生に会ったことがありません。
結局のところ、英単語に限った話ではありませんが、『受験に必要なものを暗記できない』というのは、能力の問題ではなく、諸君の意志の問題です。
何となく書き連ねたり、何となく蛍光ペンを引いたりして『やったつもりになっている』だけで、本気で覚えようとしていないだけです。
以前にもブログで書かせていただきましたが、昨年度の西尾東高校の女の子でこんな例がありました。
山口が3か月ほど英語の指導を担当させていただいたのですが、とにかく英単語を覚えてこない。
毎回の達成率は10~20%ほどで、やる気がないのは明らかでした。
そこでたまりかねて保護者様にご連絡、担当講師も山口から都築先生に変わったのですが・・・。
恐ろしいので詳細は割愛しますが、その子は都築先生に教室の外に連れ出され『やる気がないならやめてしまえ!』みたいなことを延々30ほどお叱りを受けていたのでした。
そして都築先生が保護者様に連絡、『三日で単語を800個覚えられなかったら退塾してもらいます。』
結果はどうなったのかというと・・・。
なんと彼女はたったの三日間で、本当にターゲットの800単語を全部覚えてきたのです。
正確には2つ答えられなかったのですが、それはもう誤差の範囲ですね。
結果として彼女は塾を継続(自分ならあんなに叱られたらやめちゃいます…)、もちろん見事に第一志望に合格しました。
もう一度言います。
単語なんて本気を出したら絶対に覚えられます。
そもそも英単語の暗記が甘い高校生は、古文の助動詞にしても、漢文の句法にしても、何も覚えていません。
そうなると、『いやいや、それを何とかするのが塾じゃないの?』という声も出そうですが、本当にそう思われるのであれば、当塾は選ばない方がいいです。
『大丈夫ですよ~、英単語は暗記しなくても、英語の成績は上がりますよ~』と言ってくれる塾を選んだほうがいいです。
そもそも、単語に限った話ではありませんが、何かを暗記するのに周りが頑張ることなんて何もないでしょう?
君、君です。
君が頑張らないといけないんです。
そんなわけで最後の最後に、ヤフーニュースで発見した記事をご紹介させていただきます。
本来ヤフーニュースなどは信憑性があまり高くはないのですが、この記事を書かれているのは、『単語王2202』という素晴らしい単語帳を作られた中澤一先生ですので、安心してお読みいただけたらと思います。
もしも読みづらかったら、『どうして単語を覚えてこなかったの 予備校生の答えに絶句』で検索していただけたらと存じます。
あれ…、この記事自分が書いたの??というくらい、今までに自分がブログで書いてきたようなことが書かれていますが、裏を返せば『こんなの当たり前』なんですよね。
『単語が覚えられないんです・・・。』という塾生に、『覚えるまで一つの単語を100回紙に書いたり暗唱したりしたのか』『100回声に出してみたのか』『放課やお風呂の時間も暗記に費やしたのか』『スマホをまったく触ることなく勉強したのか』といったことを尋ねると、『そこまではやってないです。』と返ってきます。
そう、そこまでやってないから覚えていないだけです。
そうするとおそらく彼らの心の中では(そこまでできないよ…)(そんな時間がどこにあるんだよ…)とネガティブな考えが渦巻くのでしょうが、それならそれで、そんな君たちの第一志望への思いって『その程度でしかない』のです。
難関大を志望している高校生は、高校に入学したその時から準備を始めていますし、ゆとりを持って、その一見無駄に思えるような、愚直なまでの単純作業を暗記に費やしているのです。
新高校3年生のみなさん、みなさんに残されたたったの『330日』が、2年になったり3年になったりすることは決してありません。
もちろん、みなさんの24時間が48時間になったりすることももちろんありません。
だけれども、だからといって『ものすごく効率の良い英単語の暗記法』などがあるわけでもありませんし、みなさんの受験科目から英語が消えることもありません。
そして本当に厳しいことを改めて言わせていただきますが、英単語やイディオムの暗記というのは『英語学習の基本中の基本』、そこに英文法だの難文の精読だの高度な英語学習が必要となってきます。
私たち塾講師が担うのはその部分です(もちろん進捗管理も私たちの仕事ですが)。
英文法や難文の精読が分からないというのであれば、それは私達塾講師や、学校の先生の指導の教務力不足です。
ただし、単語などの暗記をしないというのは、100%君たちの努力不足です。
だから今すぐ覚えてください。
そして文法や難文の精読が理解できないというのであれば、必ず私達塾講師や学校の先生に質問に来てください。
そして最後にD君、改めて立命館大学合格おめでとう!
今年のメンバーは難関大志望者が多く、まだまだこれからが受験本番という塾生も多数いますが、君たちなら大丈夫。
君たちは他の誰よりも一生懸命努力をしたと自信を持って言えます。
だから本番でも緊張することなく、持てる力を全て出し切ってくださいね!