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教室長ブログ

【ドラマ『二月の勝者』が終わりました】

個人的には漫画の方がリアルを追求しているな~と感じましたが、それでも限られた期間で完結させるという制約の元ではすごくおもしろかったかな~という感想です。

現実に、あれだけの確率で御三家をはじめとする関東難関私立中学校に合格することは相当厳しいので...。

また、架空の中学校ですが、蒲郡の海陽中学校(…と思われる)が登場したのがとても嬉しかったですね。

ちなみに海陽中学校・高等学校は、あの世界のトヨタが作った、全寮制の中学校ですね。

イギリスのイートン校をモデルとしておりますが、学費がもうけた外れでして...。

なんと年間”291万円”かかります。

いや、もうこれは価値観の問題ですが、山口が通うかというと、これは相当に厳しい...。

金銭面もそうですが、全寮制に耐えられそうにもありませんので(笑)。

ただ、もちろんそこに価値を見出す人もいて、学校経営も成り立っているので、これはもう『行きたい!』と思う人が行けばいいのかなと思いますね。

さて、中学受験となると、肯定的な意見よりも、否定的な意見の方が散見される気がしますが、もうこれも個人個人が決めればよいかなと思います。

中学受験というのは、99%親が主導です。

子どもの意志で中学受験を目指す可能性はまずないと言っていいでしょう。

そういった側面が、(親のエゴを子どもに押し付けるなんて…。)とか、(何もそんなに小さい頃から勉強漬けにしなくても...)という否定的な意見につながっていくのだと思いますが、山口個人はそうは思いません。

例えば、スケボーやスノボで金メダルを取るような少年少女たちは、小さい頃から親が主導で厳しいトレーニングを積んでいきます。

もうそりゃあストイックそのものでして、端から見れば『親の狂気』と感じる人もいるかもしれません。

でも、当の本人たちがいやいややっているのかというと、まったくそんなことはなくて、実に伸び伸びと楽しんでいます。

いや、もちろんいやいややっているお子さんもいるでしょうけどね。

だけどスポーツと同じで、勉強だって個性だと思うんです。

もしかしたら、勉強面で輝くような才能を持っていたかもしれないのに、親が放任し過ぎたために、お子さんの大きな可能性を潰していた可能性だってあるわけです。

個人的には、一度挑戦させてみて、それでもお子さんが嫌がったなら、辞めさせてもいいのかな?と思います。

スポーツの例と同様に、実は中学受験を頑張るお子さんたちって、いやいややっている子は少なかったなと思います。

むしろ活き活きしているんです。

そりゃあ一生懸命頑張って学んで、できなかったことができるようになれば楽しいですよね。

そして何よりもこれが決定的なのですが、スポーツで身を立てるのとは異なり、『勉強の方が圧倒的に成果が出やすい』です。

以前にも申し上げましたが、東大(約3,000人)・京大(約2,700人)・早稲田(約9,000人)・慶應(約8,500人)・医学部(多分15,000人くらい)・GMARCH(多分25,000人くらい)・関関同立(多分20,000人くらい)が毎年合格していくのです(※早く帰りたくて後半雑になってしまいました、すみません)。

つまり、年間受験者数を50万人とするならば、そのうち8万人強が難関大学に合格していくのです。

ここに北海道大学、東北大学、一橋大学、東京外国語大学、東京工業大学、名古屋大学、名古屋工業大学、大阪大学、九州大学などのその他帝大や金岡千広なども加えると、その分子はさらに増えます。

おそらくは、受験を志すものの5人にひとりは難関大学に合格しています。

こんなにコスパがいいジャンルもなかなかないのではないでしょうか?(とはいえ、その大多数は圧倒的に超難関の中高一貫私立が独占しているわけですが…)。

だから色眼鏡で中学受験を悪しきものと捉えるのではなく、ぜひぜひプラスの面も見てほしいな~と個人的には思います。

それでも、山口が小学校時代にタイムスリップしても、絶対に中学受験はやりませんが(笑)。

まあそれも個性ということで...。

【西尾高校は今年は修学旅行に行けるそうですね!】

保護者様から教えていただきましたが、西尾高校は今年度、修学旅行に行けるということで本当に良かったと思います。

行先は今年も例年通り、山口の地元の長崎...、いや~めちゃくちゃ嬉しいんですけど、できれば過ごしやすい春や秋に行ってほしかったですね!

でもこういうご時世ですし、一生懸命頑張って旅程を組んでくださった先生方に感謝感謝ですね。

できれば現3年生にも行ってほしかったですね~。

例年通りのコースなら、山口の超地元も通過することになりますので、もうなんかそれが楽しみで仕方ないです。

全力で楽しんできてくださいね!

【国語力は超大事】

ここ最近のことですが、塾生の模試の結果などを見ていて、現代文がニガテな中高生が多いな~と感じました。

僭越ながら不肖山口が申し上げさせていただくならば、『国語力は超大事』です。

またまた自分語りみたいになって恐縮なのですが、英語と数学で0点を取り、本当に学年ビリを取ったことがある山口が、その1年後に学年3位まで成績を上げることができたのは、国語力の賜物と思っています。

いや、別に現代文の点数が良かったわけではないですよ?

ただただ、うちの親父は学校の成績については特に何も言わなかったのですが、謎の昭和の親父の学習方針で、『週に3冊新しい本を読む』『毎日原稿用紙1枚、一日の感想をまとめる』というのを少年山口に課していたのです。

いや~まあこれがしんどかった...。

でもしんどかったですけど、さすがに毎日それだけやっていれば、それなりに物が読めるようになって、自分で文章が書けるようになります。

今はできるだけかみ砕いた表現で書いておりますが、ほとんど毎日、3,000~5,000字ほどのブログを1時間以内で書けているのは、この時に培った経験によるものだと実感しております。

というわけで、多少成績が悪くても、国語力があればなんとかなります。

で、『国語力』なんて言い方をすると、現代文の得点に直結して考えがちだとは思いますが、正直それはあまり関係ないと個人的には思っています。

いや、もちろんそりゃあ現代文の得点も取れた方がいいですよ?

でもそれ以前に、日本語で書かれた文章をしっかりと読んで、理解ができなければ理解できるまで何度も読み、分からない単語があれば必ず調べて語彙力を増やすという習慣こそが大切であると感じています。

中高生のみなさん(特に高校生)、例えばですが、『反駁する』『啓発する』などの意味が分かるでしょうか?

山口が弊ブログでよく使う『僭越ながら』も、意味や用法が分かるでしょうか?

ちなみに『反駁する』と『啓発する』に関しては、大学入試の英語の長文で出てきた用語です(※”refute”と”enlight”ですね)。

当たり前の話ですが、日本語でも分からないものが、英単語で理解できるわけがありません。

別にいいんです、分からなくても。

問題は、分からないものを放置してしまうことにあります。

もちろんこれらの単語は調べない限り、みなさんの血や肉とはなりませんし、次にまた別の機会で、同じ単語に遭遇したときに(あぁ...、なんか前見たことあるけどわかんないや...)、が繰り返されるのです。

断言しますが、それを繰り返している限り語彙力は上がりませんし、国語力なんてつくはずがありません。

しつこいようですが、別にマーク式の現代文なんて落としてもいいんです。

特に現代文の問題なんて、(いやいやこれも正解でしょ?)と思える答えもありますし、何よりも小説なんて、『書いた作者本人が間違えた』なんて話もあるのですから。

現代文の答えなんて、半分は作成者のエゴだと思っています。

でも、記述力であったり、文章の本質を見極めることは話が別です。

とにかく本を読んでください。

その時に、何も難解な哲学書なんて読む必要はありません。

自分が興味を持っている話、自分の力で何とか頑張って読めそうな内容で全然OK。

ただただ毎日それらを読んで、分からない用語があれば必ず調べるという習慣をつけてほしいと願います。

その時可能であれば、その読んだ文章を100~200字程度にまとめるということをゴールにしてほしいです。

『読み切ること』をゴールにしてしまうと、漫然と読んでしまう可能性がありますが、『自分の言葉で客観的にまとめること』をゴールにしたならば、しっかりと理解することがゴールになりますので。

それさえ継続してくれるのであれば、現代文の点数はさておき、みなさんの読解力は飛躍的に向上することをお約束いたします。

もしかしたら『現代文はとにかくたくさん読みなさい!』と言われたことがあるかもしれませんし、事実それは大切だとは思いますが、『反駁する』の意味が分からないのに、それを何百回も読んだところで、みなさんの力になることは100%ありえません。

その際に、『前後の文脈から類推する』などという、詭弁に惑わされてはいけません。

そんなことは言語学者でもない限りできませんし、厳しいうことを言わせていただくならば、『文章を読むのがニガテなのに、そんなことができるわけがない』ということをはっきりと申し上げておきます。

1読む

2分からない単語は調べる(※英語と同じです)

3できれば自分の言葉でまとめる

これをぜひとも実践してください。

そして当然ですが、こんな面倒くさいことを高校3年生になってやる余裕はありません。

やるなら中学生、遅くとも高校1年生2年生までです。

・・・というわけで本日はこの辺で!

今日も駄文を最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。

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