参考にしてはいけない東大生の学習法

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雑談

ブログを読んでいただいた保護者様や、塾生から『本当に学年ビリだったんですか??』とたまに聞かれます。

 

もちろん本当です。

いや~『学年トップでした!』なら疑う余地もあるのでしょうが、『学年ビリでした』というのはいわゆる自分の恥部をさらけ出すことになりますので、わざわざウソをつく理由がなかったりします。

もちろん塾的には、『学年ビリから関関同立』なんていう耳障りのいいキャッチコピーができるかもしれませんが、まあいずれにしても事実なのです。

 

次に帰省したら通知表と個票持って帰ろうかな。

 

さて本題です。

その学年ビリだったころに弟子入りした、山口が勝手に『師匠』と崇めている針本君という男がいます。

もう一人、前職で一緒に仕事をしていたS原先生ですね。

 

この二人に共通しているのは、『塾にも通わず、自学自習だけで現役東大合格』という肩書です。

針本君は文系で、S原先生は理系という違いはありますが。

 

二人は性格こそ全く似ていないのですが、勉強法はびっくりするくらい全く同じです。

 

なんと字を書かない!

ノートを取らないどころか、センター試験程度の数学なら腕組みしたまま解いてしまうんですね。

今でもよく覚えていますが、S原先生は慶應の数学の問題をじっと眺めたまま解いてしまいました。

 

恐ろしい・・・。

 

そして塾に行った経験が一切ない。

 

針本君の場合、地元が山口と同じで島だったので、そもそも塾というものがありませんでした。

ちなみに過疎化が進み、今でも学習塾は一切ないみたいですね。

 

学年ビリだった山口、そんな針本君に水泳を教える代わりに勉強を教えてもらうことになるのですが・・・、なんか自分たちが使っているテキストや教科書とは全く違うもので勉強しているんですね。

後に判明するのですが、それは青チャートで、しかも独学で『数ⅡB』をやっていたのでした(笑)。

 

彼らは確かに塾などには通わず、中学も高校も公立高校でしたが、特別な対策を取らなくても東大に現役合格する力をつけることができたんですね。

ただ一つ、2人とも貫いているものがあって、とにかく『サボらない』のだそうです。

 

『1日3時間の勉強』

それ以上もそれ以下もないけれども、何があろうともそれは貫き通したそうです。

 

でですね・・・。

 

この学習法、参考になりますか?

このタイプって、おそらく学年に1人いるかいないかの麒麟児ですよね??

もちろん勉強の仕方って人それぞれ、たくさんあると思うんです。

私たちは自分たちの『完全1対1のマンツーマン指導が一番』と信じていますが、それでも合わない生徒だっていると思っています。

そんな生徒諸君はウチを選ぶ必要なんてまったくなくて、よその塾で頑張ってくれればそれでいいと考えています。

 

チャートを腕組みしたままスラスラ解いてしまうような天才が、『いや、塾なんて全然必要なくてですね、学校の授業をきちんと聞いて一日3時間毎日勉強していれば、東大でも何でも合格するんですよ。』なんて言っても、肝心の君に合っていなければ全て絵に描いた餅でしょう?

君は君に合った、正しい学習法を探す必要があるのです。

 

 

 

さて、そんな針本君に弟子入りした山口ですが、学年ビリの中学3年生の夏休み、どんな勉強をしていたのかというと・・・。

 

山口は日本語もおぼつかない状態だったので、とにかく『本を読んで、原稿用紙に要約する練習をして』と言われておりました。

『ものを読み、正しく理解し自分の意見をまとめることは、学習の基本だよ?』と言われ、それを狂ったように信じて毎日本を読んでひたすら要約しつづけました。

 

今思えば、自分の頭が良くなかったのが幸いしたかもしれません。

何も疑いませんでした(笑)。

 

(そうか、自分はバカだから、こういう簡単なことから始めなければならないんだ。)と信じることができませんでした。

まあ『二次関数の利用』だの『関係代名詞』だの言われても、土台がスッカスカだったので、そんな指導を受けても何も理解できなかったと思いますが・・・。

 

あとはいつでもどこでもできる『英単語や社会、理科の第2分野の暗記』をひたすら繰り返しました。

これは本当に、どこでもできますよね。

 

でも今にして思えば、本を読みまとめるという練習は、本当に自分に合っていたのだと思います。

今はブログ用ということでかなりゆるめの文章を書いていますが、おかげさまでかなり難しめの論文調の文章も書けるようになりましたので。

そこに至るには、やはり『読解し、頭の中で情報を整理してまとめる』という練習を何度も何度も繰り返していたので、自然とその後の学習でも抵抗なく、『理解してアウトプットする』という学習において最も必要な力を身に着けることができたのだと思います。

 

ちょっと話が脱線しますが、『国語がニガテ』という中高生は迷わず読書をするべきです。

・・・と何度も何度も言うのですが、やっぱりみなさんやりたがらないんですよね。

 

『国語がニガテなんで、何とかしたいんです。』と言われるたびに、『では何をおいても、まずは読書する習慣をつけてください。受験のテクニックは二の次です。』と言ってもなぜだかやらない。

 

1年後くらいに、『やっぱりなかなか国語が伸びなくて・・・。』と相談を受けて、『あれから1年間、少しでも本を読んだの??』と聞くと『読んでいません。』と返ってくる。

 

 

文章を読む習慣なくして、『読解力が上がる』と思いますか?

 

国語という教科は日本語なので、基本的に対策は『しっかりと文章を読んで、客観的に理解する』ことが一番重要なのです。

『パラグラフリーディング』や『消去法』、『対比の構造を見抜いて読む』など、確かに受験に必要なテクニックはありますが、そんなの後後!

まずはしっかりと『文章を読み、理解する』、これしかないでしょう?

 

 

・・・とまた話がそれてしまった。

つまりは、いろんな学習法があって、みなさんに合ったものを選択する必要があるということですね。

 

その中でも『本を読む』『英単語やイディオム、社会などの暗記』なんてのはいつでもどこでも、誰でもできますよね?

そういった誰でもできる当たり前のことから始めてみるのもよいと思います。

 

あ、受験生は四の五の言わずひたすら勉強すること!

 

センター試験まであと3か月、公立高校入試までも残り半年を切っています。

もう全てのエネルギーを振り絞って、全力でラストスパートをかけてくださいね!

 

 

 

 

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