激震!これから小中高生の学力は確実に、大幅に下がります。そしてとある西高生の雑談
とあるごとに文部〇学省の悪口を言っている山口なのですが、今回は余りにもひどすぎる・・・。
これまでにも
・土曜完全休み(※山口の時代は土曜日も学校がありました)
・センター試験にリスニング導入
・センター試験や共通テストで悪問作成
・共通テストにさらに『情報』という教科を追加
土曜完全休みはまあいいんです。
先生方の労働環境の悪さはずっと言われ続けていたことですし、当然改善すべき問題ですので。
問題なのは、『授業は減らすけど、学力は維持、もしくは今よりも上げろ!』と要求していること。
勉強時間が減るのに、どうして学力が今よりも上がるのでしょうか?
リスニングにしたってそうです。
4技能で一番難しいのがリスニングなのに、これ以上中高生の負担を増やしてどうすんのさ?
断っておきますが『リスニングを学ぶことがダメ』と言いたいわけではありません。
もちろん、リスニング学習は英語学習において非常に重要です。
でも今日本国内で、一体どれくらいの人間が英語を話しているのでしょうか?
そんなもん、『本気で英語で食っていきたいんだ!』という学生だけがやればいいんです(※飽くまでも独断と偏見です)。
そんなこと言いだしたら、『いや、古文や日本史なんて、それこそ社会で役に立たないんじゃないの?』という意見もあるかもしれませんが、それを言い出したら数学や化学だって、専門職じゃない限り、社会で使うことはないでしょう。
一番成長する幼児から高校生にかけて、色んなことを学ぶことは素晴らしいことだし、絶対に必要だと思います。
しかし、何かを増やすのであれば、何かを減らしてあげなきゃ。
だって授業時間が減るんでしょう?
学習時間は減らすのに、子どもが学ぶ内容はめちゃくちゃ増やして、なおかつさらに学力を上げろと言っているのですから、もうとんでもない無茶ぶりですよ。
さらに余談ですが、『小学校での英語義務化』に伴い、刈谷市の小学校の先生方に英語の授業の進め方の指導をやらせていただいたことがあります。
もうみなさん顔面蒼白でした。
中には、『学生時代、英語がニガテだから小学校の先生を選んだのに・・・。オールイングリッシュなんて無理ですよ。』という声も聞こえてきました。
オールイングリッシュの授業なんて、山口でもやりたくないですよ(苦笑
というか断りますね。
異国の言葉の文法を指導しなければならないのに、日本語を使わずにどうやって理解してもらうのでしょうか?
といったわけで、これから数年の間に子どもたちの学力は間違いなく下がります。
とりわけ、『公立高校入試のオールマーク化』が確定している愛知県は、他の都道府県に比べて破滅的なスピードで学力の低下が進んでいくと思います。
下がる要因はあっても、上がる要因はありません。
【精文館書店で遭遇したN高生達の雑談】
ちなみに当塾の塾生ではありません。
A君『今回の模試ヤバかったけどさ~、とりあえず夏まではワンチャン名大目指しといて、無理だったら名市大に変えるわ~。』
B君『偏差値どれくらいだったん?』
A君『50くらいかな?まあ何とかなるっしょ!』
まあまず名市大を舐め過ぎでしょ、君は・・・と心の中で思いましたけど、もちろん何も言いませんでした。
偏差値50で名大を目指すな!と言いたいわけではありません。
『名市大を名大の下位互換くらいに考えている』ことがまずいと言いたいのです。
ちなみに英語に限って言えばですが、二次試験の問題、名大よりも名市大の方がきついです。
名大の二次対策が名市大の二次対策を兼ねることなどありません。
さらに会話は続き・・・
C君『そういえばさ~おれも塾通い始めたんだよ(※某映像系の授業)』
A君・B君『おぉ!分かりやすいの?』
C君『いやもう全然だよ。学校の授業が分からないのに、映像観て分かるわけないじゃん。だからずっと寝てるよ。』
A君・B君『おまえ行く意味ないじゃん!』
C君『いやでもさ、とりあえず塾行っとかないと親がうるせーじゃん?だからとりあえずしばらくは通っとくよ』
・・・。
うちにはそんな中高生がひとりもいなくて良かった・・・。
まあただ、高校生の男の子なんてそんなものですよね。
かくいう自分がまさにそうでしたので。
ただ盗人猛々しくて恐縮なのですが、『君たちはうちに来ないでくれ』と心の中で思ったのでした。
『親がうるさいからとりあえず塾に行く』
その精神性では100%成績は上がりませんし、お金をドブに捨てるようなものです。
そんな中高生を預かるだけ預かってお月謝を頂戴する、当塾ではそんな無責任なことはできませんので。