新高校1年生の過ごし方
こんにちは!
昨日は新高校1年生の塾生3名の三者面談を実施させていただきましたが、3名とも継続して指導させていただくことが決まりました。
とその前に・・・。
本当にすみません。
山口が先日のブログで『手ぶらでお越しくださいね!』などと言いましたが、前振りみたいになってしまったようで・・・。
まだ数名、塾生の面談を予定させていただいておりますが、本当に手ぶらでお越しくださいね!(前振りじゃないですよ!)
だけど本当にありがとうございます。
講師のみなさんと美味しくいただきました!もうほとんど残っておりません(笑)
さて昨日の面談で、早速高校1年生の過ごし方についてお話させていただきました。
高校1年生
高校2年生
高校3年生
一番頑張ってほしいのは実は高校1年生の時です。
もちろん、言わずもがな高校3年生の1年間はとても重要なのですが、正直放っておいても、ほとんどの高校3年生が死にものぐるいで勉強します。
そしてもう1つ、ほとんどの進学校が高校3年生ではセンター演習、早い学校だと夏休み前後から二次対策に入っていきます。
新高校1年生のみなさんが3年生になるころには、センター試験そのものがなくなってしまうわけですが、高校3年生の頃には受験対策に入るというところは恐らく大きな変化はないでしょう。
何が言いたいのかというと、授業でやるべきことは高校1年生と2年生の間に結構終わってしまうということです。
多くの高校3年生が慌てふためいてしまうのは、1・2年生の頃の学習が不充分であったがために、もう一度基礎からやり直さなければならなくなるためです。
そしてこれが決定的です。
※高1の成績が入試に大きく影響する
推薦入試において、出願の基準になるのが「評定平均」です。
全科目の成績(5段階)を合計し、総科目数で割った値のことですが、対象となる期間が重要で、高1~高3の1学期(前期)がそれに当たります。
計算すると、評定平均において、高1の成績(評定)が占める割合はおよそ40%と、高3の2倍になっています。
高3になってからの伸びではなく、高1からの努力を評価する仕組みになっているわけです。
これまでですと、『1、2年生でサボってしまったけど、ラストの1年間で一発逆転!』などということも可能だったのですが、今後はそれが不可能になるものと思ってください。
新高校1年生のみなさん、夏休みくらいまでにはほとんどのみなさんが実感することになりますが、高校の授業は質もスピードも中学の頃とは比べ物にならないくらい大変です。
授業の内容は難しくなることはあっても、簡単になることはまずありません。
授業のスピードが上がることはあっても、落ちることはありません。
特に一番傾向が変わると言われている英語については、1年生のうちにしっかりと対策を取っていってほしいです。
なお、当塾では高校3年間の英語を1年間で、遅くとも2年生の夏までには終わらせる予定です。
今受験が終わったばかりでほっと一安心していると思います。
もちろんしてもらって構いません。
しかしながらこの高校合格はゴールではなく、飽くまでもスタートラインに過ぎませんので、少し休んで部活動などが決まったら、新しい友達を作って勉強に部活に切磋琢磨してほしいです。
さて、昨日面談させていただいた塾生のお母様からご質問をいただいたのでご紹介させていただきます。
それは英単語帳の使い方です。
単語帳については、いずれ各高校で指定されたものがお手元に届くことになると思います。
ただ、一口に単語帳と言っても色々なタイプがありますので、ご自分に合った単語帳を一冊用意してもらってもよいかと思います。
ちなみに山口がメインで使っている単語帳はこちらになります。
この中でもメインで活躍しているのは、左から2番目の一際使い込んでいる一冊『ターゲット1,900』になります。
このターゲットだけでもう3冊目になります(笑)。
そして新高校1年生のみなさんですが、できれば『1日10~15単語』くらいを目安に頑張って覚えてください。
覚え方は自由です。
参考までに山口の場合ですが、基本歩きながらひたすら声に出して、覚えるまで反復します。
それでも覚えられなかったものは、ひたすら紙に書いて覚えます。
そして覚えるクオリティについてですが、とりあえず1周目は『英単語⇒日本語』がパッと出てくるまでを目指してください。
みなさんは”dog”という単語を聞いて『犬』という言葉であったり、『犬そのもの』が頭に浮かぶと思います。
それくらいのクオリティで、パッと頭に浮かんで言葉に出せるところまでを選んでください。
そして3秒以内に出てくるくらいのスピード感を目指してください。
よく単語テストをやっていて、10秒20秒考え込んでいる中高生を見かけますが、それは覚え方が不充分です。
長文読解で、または会話などで、例えば”speculate”という単語が出てきたときに、10秒20秒考えている暇などないのです。
ただやってみれば分かりますが、これまでに見たこともないような単語なので、最初は時間がかかると思います。
でも時間をかけてください。
今ならかけられるのです。
だから1時間でも2時間でも構いませんので、覚えるまで頑張ってください。
そして第2段階。
今度は逆に日本語を見て、パッと英単語が出てくるまで頑張ってください。
ただこれもやってみると分かりますが、1周目に比べると格段に楽になっていることに気が付くはずです。
そう。
何をやるにしても一番最初がきついのです。
だから最初の最初にしんどい思いをしてください。
2周目は本当に楽ですよ。
そして最後。
最後は例文に目を通しながら細かい情報まで覚えてください。
例えばターゲットの最初のページに登場する”involve”という単語。
この単語は『関与させる』という意味を持っています(他動詞なので)。
『関与する』ではありませんよ!
したがって『関与する』としたい場合は、『be involved in』と受動態の形にしなければなりません。
この形はよく考えると、『be interested in(興味を持つ)』とまったく同じ使い方であることが分かると思います。
そしてターゲットには掲載されておりませんが、”involve”という単語は、『必要とする』『熱中する』などという意味もあったりします。
こういった自分が気づいた情報をどんどんターゲットに書き込んでいって、自分だけの『ターゲット1,900』を作ってほしいのです。
・・・とまあこういった感じで、高校に入って真っ先に面食らうのは『英単語の難易度』です。
これをいきなり100%攻略するのは絶対に無理なので、少しずつ少しずつ情報を増やしていってください。
そしてもうズバリ言ってしまいますが、『英語が一番時間がかかる教科』です。
文系に進む予定の生徒は言わずもがな、理系に進む生徒こそ1年生の間に英語はできるだけ進めておいてください。
数学ⅠA(記述のウェイトが増えます)
数学ⅡB(思考力を問う問題が増えます)
数学Ⅲ
物理
化学
これらをこなしながら英語を学習していくのは本当に大変なのです。
ですから新高校1年生の、まだ理系科目がそれほど重たくない時期に、英語は一気に片づけてしまってくださいね!
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。