ちなみに山口の出身高校の偏差値は・・・
『ずばり偏差値45』です。
これはやばい・・・。
普段あんなに『西高と東高はけしからん!』と息巻いておきながら、山口の母校の偏差値は”45”なんですね。
偏差値45って西尾市の高校だと・・・そこは気になった方は検索してみてください。
ただし大学進学実績は一言、”えげつない”です。
なお、離島なのでドーナツ化現象が著しく、2006年当時で『生徒数は238名(3年生)』、今は残念なことに、90名を切ってしまっています。
それでも学年の半分が国公立に合格し、10人前後の旧七帝大合格者を出しております。
(※ごくまれにではありますが、東大や京大の合格者も出ております。山口の友人針本君もその一人ですね)
ものすごくどんぶり勘定で言わせていただきますが、五島高校は西尾市でいうところの吉良高校や一色高校と同じくらいの偏差値。
しかし3年後の大学合格実績は、西尾高校と同程度です(※学年の10%が旧七帝大、半数が国公立ということを考えると、同程度と言ってもいいかと思われます)。
なお、本土から100㎞離れた離島で、島民も2万人ほどなので、昔も今も塾そのものが存在しません。
当然、島内には公立中学校と公立高校のみです。
それでも、高校1年生の時点では『偏差値45』ほどでも、約3年後には学年の半数近くが国公立大学に合格していきます(※なお、238名中1クラスは就職クラス、もう1クラスは看護科ですので、実際に受験するのは170名程度です)。
【とにかくえげつないくらいに課題の量が多い】
もう無茶苦茶です。
おそらく課題の質と量で言えば、こちらの刈谷高校や岡崎高校に匹敵すると思われます。
もちろん、最終的な進学実績で言えばこの2校には及びませんが、それでも五島高校で2年と9か月過ごせば、スタートは偏差値45でも、学年の半数近くが国公立に合格していくのです。
偏差値45くらいの学力の高校生に、それだけの課題を課すことの是非はさておき、効果は絶大であることが分かります。
その一方で、西尾高校の偏差値は63、西尾東高校は54、しつこいようですが当塾に通っている両校の高校生から、『授業が難しいです』『課題が多くて大変なんです』といった声はついぞ聞いたことがありません。
いえ、正確には『10年前の西高生と東高生はひぃひぃ言ってた』んです。
英語に限定した話になってしまいますが、当時の西尾高校は今の刈谷高校くらいの課題が出ていましたし、教材についても刈谷高校と同じ”cutting edge”(※鬼のように難しい)を使用していました。
ところがなぜか、どこかのタイミングで課題はほとんど出されず、”cutting edge”も消えてしまったのです。
教師が難しい教材を使用しなくなる理由は次の二つくらいしか考えられません。
『生徒全体の学力が落ちて、その教材についていけなくなった』
もしくは、
『教師が難しい教材を使用するのがめんどくさくなった』
もちろん、連日お話しておりますように、西高の上位陣は今も昔も変わりません。
名大には20名以上合格しておりますし、時折東大や京大の合格者も出ているのですから、これはものすごいとしか言いようがありません。
しかし残念ながら、学年150番以下の生徒達は非常に厳しいと言わざるを得ません。
それは西尾高校や西尾東高校の進学実績を見れば明らかです。
もちろん、進学実績や学歴が全てではありません。
そうは言ってもうちは学習塾なので、結果にはとことんこだわっています。
安くはないお月謝を頂戴しておきながら、『いえ、結果よりも経過が大事なんです』なんて発言は許されませんし、もしも当塾の合格実績が少しでも見劣りするようなものであれば、うちのような末端の零細学習塾は一息で吹き飛んでしまうでしょう。
ともあれ、高校そのものの偏差値はさして重要ではありません。
しかし学習環境は本当に大切で、せっかく頑張って西高や東高に入学しても、その後たったの2年やそこら緩い環境に漬かっただけで、高校生諸君の可能性はどんどんしぼんでいくのです。
しつこいようですが、西高生・東高生のみなさん。
本気で難関大に合格したいのであれば、それに見合った努力を積み上げてください。
学校の授業が緩い、課題も出ないというのであれば、これはもうみなさんが自分の意志で頑張る他ありません。
それにしてもうちの高校・・・多分20年もしたら廃校になってそうですね。
本当に寂しい限りです。