去年難関大にA判定が出ていたにもかかわらず、合格させてあげられなかった高校3年生

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教室長ブログ

早いもので夏休みもすでに10日間が過ぎてしまいました。


本日も13時に開校しているわけですが、今教室にいるのは全員中学3年生です。


高校3年生は0名。


ちなみにですが、刈谷市から通ってくれている高校生もいますし、各高校補習がありますので、全員が教室に来ることは難しいことは重々承知しております。



しかし、そういった事情を差っ引いたとしても、とにかく今年の高校3年生も自習に来ないですね。


あのね、本当に知らないよ?



共通テストまでもう半年切っちゃってるからね。



君たちが家で集中して勉強できるのであれば、そもそも塾なんて必要ない。



家では集中して勉強ができないから、いつでも質問ができるからこの塾を選んでくれたんじゃないの?




なおタイトルにも書かせていただきましたが、去年当塾で難関大を目指していて、A判定を出していた西高生が2名いました。


この二人、非常に優秀でして模試の結果もA判定、悪いときでもB判定やC判定でした。



ですが山口、正直受験本番は厳しいだろうと思っていました。




去年の今頃のブログを読んでいただければ分かりますが、私はその時点で、『第一志望合格率は半分を切る』と書いております(※実際には50%を超えたので、その予想はいい意味で外れたのですが)。



そのA判定を出していた西高生はとにかく自習に来てくれなかった。


もう何度も何度も声をかけていたのですが、『家で勉強できています』の一点張り。



最終的に共通テストではそれなりの結果が出たものの、やはり二次試験では厳しい結果が待っていました(※それでも2名とも、第二志望の大学に合格してくれました)。





これはお母様やお父様にも共有していただきたいのですが、『ご自宅の、いつでも勉強を中断できて、スマホが触れる、居眠りができる環境では、本当の力は身につきません』。



大学入学共通テストは一発勝負。


しかもほとんどの受験生は早朝6時に起床して、9時10分から夕方18時くらいまでぶっ通しで試験を受けて、それが二日も続くんです。



たった一回限りの試験で、しかもこの長丁場で集中力を持続させなければなりません。



家でダラダラ勉強している受験生は、何が何だか分からないまま、力を発揮する前に本番の試験が終わってしまいます。



しかし実のところ、問題は大学入学共通テストではありません。


難関大にならばなるほど、共通テストのウェイトは下がりますし、実際には共通テストはボーダーの点数をとって当たり前。、受験生の本番は国公立二次試験にあります。




ところがここで頑張れない。



一番重要な夏休みで抜いて勉強をしてしまった受験生は、この一番大切な『共通テストを終えて、二次試験本番までの一か月』を頑張れないんです。



模試ではA判定が出ていたのに、共通テストで失速してしまいC判定。


第一志望をどの大学にするか、2月頭までに決めないといけないのですが、夏休みという一番体力と気力を充実しなければいけない時期にサボってしまったので、第一志望を貫く自信も無ければ勇気もありません。



そしてこの時期、当然私立大学の受験もありますし、この期間に国公立二次対策などできるわけがない。



国公立二次対策は夏休みから取り掛からなければならないのです。




そして今、もう一度はっきりと言わせていただきますが、今年の高校3年生、今のままだと第一志望に合格できるのはひとりだけです。





その1名は刈谷高校で常時学年1~10位を維持していますし、篠原先生や山口が出す課題もしっかりとこなしていますので、当然合格するものと思っています。




(※彼が一回の授業でこなす課題の量です)




彼に限った話ではありませんが、山口が『この塾生は合格できる!』と確信できるのは、毎日毎日真摯に、そして愚直なまでに目の前の課題に向き合うことができている受験生です。


学習量を確保するのは当たり前の話。



高校3年生は『平日4時間、休日は12~15時間の学習は必須』です。




本音を言えば、刈谷高校で学年上位をキープしている高校生がこれだけ勉強しているのだから、そこに達していない高校生は、せめて学習量や熱量では負けてはいけない、そう思います。




【去年一橋大学や名古屋市立大学に合格した卒塾生の例】


まさに対極でした。


とにかく自習室に来てくれる。


名古屋市立大学に合格した貴哉先生ですが、もう何度もお伝えしましたが、『西尾高校の学年320位からの大逆転合格』でした。


ただその要因は至ってシンプルで、『とにかく一日も休まずに自習室に来てくれた』、これに尽きます。


山口の記憶が正しければ、彼は高校3年生の夏の大会(※野球部所属でした)の試合の日以外、本当に一日も休まず教室に来ていたのです。


もちろん、ラストの22時まで残り、1時間近くかけて実家の蒲郡に帰っていたのでした。



(※彼が毎日のようにつけていた、毎日の学習計画)




山口の指導など無くても合格していたはずです。


本来、西尾高校で学年320位では、難関大である名古屋市立大学に合格できるわけがありません。


こういった途轍もない大逆転には、やはりそれなりの理由があるのです。


そして、同じように何度もご登場いただいておりますが、東京一工の一角、一橋大学に合格した塾生もものすごい努力の量でした。



彼は共通テストの結果そのものはC判定、ですがそれまでにものすごい量の努力を積み上げていたので、ご本人にもお父様にも、『一橋大学一本で行きましょう!』と自信を持って伝えることができました。



(※お父様から頂戴しましたありがたいお手紙。)


今でも覚えていますが、滑り止めの大学を受験する前日、彼は当塾で高須先生の授業を受けて、22時過ぎの電車で刈谷へ帰っていきました。


次の日は早朝の4時起床。


始発の電車に乗って新幹線で東京へ向かい、9時には中央大学の試験会場にいたのでした(※良い子のみんなは真似しないように!)



みなさんは真似してはいけませんが、こういう土壇場で本当の力を発揮するためには、そこまでにものすごい時間をかけてその土台を築き上げていかなければなりません。




夏休みはもちろん学習量を確保するという意味では重要なのですが、それ以上に、『土壇場で真の実力を100%発揮するための受験体力をつける期間』、という点が最重要なのです。




もう一度冒頭の話に戻ります。



もう夏休みが10日過ぎました。



今本気で頑張れない受験生は、当然本番でも頑張れません。



夏休みが終わってしまったら、また普通に授業が始まってしまいますし、その時に君たちが本当にやりたい勉強はほとんどできません。


そしてはっきりと伝えておきますが、毎年のことですが10月末から11月頭にかけて、うちは休みます。



その時に『なんで塾が休みなんですか!』と言われても困ります。


『いや、うちは夏休み、お盆も日曜日も空けてたやん・・・』としか言いません。


11月、当たり前の話ですが、受験まで残された期間はわずか2か月。


その時にはもう大勢は決しています。



だから今、この夏休み、可能な限り当塾に来てください。



今頑張れない受験生は、本番直前でも頑張れません。










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