指が無い高校球児のお話
毎年毎年必ず甲子園に足を運ぶ山口ですが、今年は行けず・・・。
今年は受験生の数は少ないものの、授業準備は一番ハードですので。
そんなわけで今年の夏の高校野球は、もっぱら録画したものをまとめて観ている感じなのですが、とある高校球児に感動しているアラフィフの山口なのでした。
お隣の県、岐阜県の代表、超名門の県立岐阜商業高校のレギュラー『横山温大(はると)』選手ですね。
この横山君、もちろん名門県立岐阜商のレギュラーというだけでもすごいのですが、何と生まれた時から左手の指がほとんどないのです。

だけど彼はそんなハンディもものともせず、ちゃんと自分の実力でレギュラーを勝ち取って甲子園の舞台に立っているんですね。
今、県立岐阜商はベスト4まで進んでおりますが、この横山君は全試合でヒットを打っております。
打率もチームの中では普通に上位なんですね。
しかも打つだけではなく、今日の横浜高校戦では横山君の大ファインプレーが飛び出したそうで、チームを救ったのだそうです。

ほとんど片手なのに、守備もものすごくうまいんですよね。
歳を取ると涙もろくなるもので、涙が止まりませんね。
こちらの横山君が生まれてきた時、もうその時から左手の指は欠損していたそうです。
お父様は温大君が生まれる前から、『野球をやらせたい!』と思っていたそうで、この厳しい事実を知ったときは、お母様と二人で相当なショックを受けたそうです。
幼稚園に通い出すころには、温大君自身も自分の手が周りのお友達とは違うことに気がついたようで、お母様に『僕の手も、いつかみんなと同じようになるんだよね?』と聞いていたのだそうです。
でもそこで温大君は諦めなかったんですね。
野球にあまり興味がない方でも、このスポーツで手が使えないことがどれほどのハンディなのかは想像に難くないと思います。
きっと気が遠くなるほどの、凡人の山口などには想像もつかないような、壮絶な努力がそこにはあったのでしょう。
そしてお母様やお父様も、諦めることなく温大君を献身的にサポートしてくれたのでしょう。
そして今、高校球児なら誰もが夢見る甲子園の舞台で、しかも大活躍をしている、本当にものすごいことだと思います。
【勉強も同じ・・・というより、勉強の方がはるかにハードルは低いですよね】
『あんたやっぱり勉強の話につなげるんかい!』と思われそうですが、いやいや、勉強なんてこの横山選手がやったことに比べたら、比較するのも失礼なくらいです。
指がないのに、諦めずに努力を積み上げて、しかも甲子園に出て活躍してるんですよ!?
勉強なんて誰でもどこでもできますもん。
比較になりませんって。
いつでも勉強ができる環境にあって、お父様やお母様に万全のサポートをしてもらって、さらには塾にも通わせてもらっている・・・。
しかも自分の目標のために。
これで頑張らない方がおかしいでしょう?
みなさんが頑張るのなんて当たり前の話です。
ですので、シンプルに一言。
『君の目標なんだから頑張るのは当たり前』
別に頑張らなくてもいいですよ。
その場合は、その頑張りで行ける大学を目指せばいいだけの話ですので。