昨日の続きです!(だけど世の中そんなに甘くない、という話)
昨日のブログではお母様とお父様へのお願い、という形でブログを書かせていただきましたが、中高生のみなさんにもお伝えすることがあるとすれば、『世の中そんなに甘くない』ということです。
みなさんにとっての本格的な試練は大学受験です。
言うまでもなく、君たちがどれだけ『ぼくは(わたしは)こんなに頑張ったんです!』と主張したとしても(そもそもそんな場すら与えられませんが)、その年の合格最低点に1点でも足りなければ不合格です。
そしてそれは学校の先生や我々のような塾講師、ご両親やお友達に責任はありません。
『君の努力が足りなかったから不合格になった』、ただそれだけです。
厳しい話ですがそれは、正しい努力を、正しい量で積み上げた受験生にも起こることです。
難関大の第一志望合格率は『わずか20%足らず』。
大学受験とはそれほどに厳しいのです。
もしも不合格になったのであれば、『学習法が間違っていた』『単純に量が足りなかった』、あるいはその両方なのでしょう。
ですが人生において本当に大変なのは、たかだか大学受験ごときの話ではありません。
大学生活4年間(あるいは6年間)、一生懸命頑張っても、もしかしたら意中の企業の内定はもらえないかもしれない。
そして今度は社会に出て、誰も君を守ってくれる人がいなくなった時、数えきれないほどの理不尽が君に襲い掛かってきます。
一生懸命頑張って100%の仕事をやり切っても、要領のいい仕事サボリーマンの同僚の方が高い評価をもらうのかもしれない。
何年もお付き合いして結婚まで考えていた相手が突然君の元を去るのかもしれない。
挙げればきりがないのですが、まあ本当に大変ですよ(だからこそ人生は楽しいのですが)。
なんだかんだ言って、みなさんはご両親に守ってもらえているから、こうして塾に通うことができて目標のために勉強ができて、それどころかスマホだのなんだのまで与えてもらっているんです。
社会に出て、君に仕事を振ってくれた上司に対して、『一生懸命頑張っているんですけどできませんでした・・・。』なんて言ったら、もう君のことなんか相手にしてくれないです。
だからね、君たちのご両親が全力で守ってくれている間に、社会の理不尽と戦えるだけの力をつけてください。
世知辛いことを言ってしまいますが、今私たちがみなさんを全力でサポートしているのは、君たちのご両親が安くはないお月謝を払ってくださっているからです。
他の先生は分かりませんが、山口は無償ではこれだけのサポートはできません。
お金をいただいているから、『そのお金以上のものをお返ししたい!』と思いながら、この仕事に全力を尽くすことができています。
君が思うような結果を得られていないのは、他でもない自分にあるということ、これを腑に落とさないと前には進んでいけません。
『自分のせいじゃない!』、と思ってしまうと、自分を変えることはできませんので。