中3男の子、なんと一撃60点アップ!

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教室長ブログ

そうそう、普段大学受験の話しかしておりませんが、実は当塾中学生もたくさん通ってくれています。

たった今一人の塾生の男の子が中間テストの結果を報告してくれたのですが、なんと前回よりも総合70点近くUP!

いや、さっきのブログで『中間・期末テストだけ高得点を取っても意味がない』みたいなことゆうとったやないかいわれ!と思われそうですが、それはそれ、これはこれです(笑)。

それに彼の場合、そんな場当たり的に『テスト週間だけ頑張りました!』というわけではありませんからね。

入塾してくれたのが去年の冬、何と友人であるギター教室の先生が紹介してくれたお子さんで、入塾当初は学習習慣もほとんどなかったのです。

ですので正直にお父様とお母様には、『すぐには結果は出ないと思います。最低でも半年は時間がかかると思っていてください。』とお伝えしたのですが、しっかりと半年ほどで素晴らしい結果が出たと思います。

もちろん、本人の努力の賜物ですが。

どれくらい勉強したのかというと、ほとんど毎日登塾、ラストの22時まで残るということをひたすら継続したのです。

そして何度も何度も申し上げておりますが、普通は中学3年生、高校3年生のテストの結果や偏差値は『まず上がりません』。

1,2年生の頃は、一部の生徒を除けば、そんなに勉強を頑張っているわけではありません。

ですので、ちょっと勉強すれば一気に成績大幅UP!なんてことも起こるのですが、3年生になると周囲のライバル全員が全力で勉強しているので、そうそう成績や偏差値は上がりません。

周囲のライバルと同じ質と量の勉強ではじめてステイ、少しでも足らなければ大幅ダウンです。

そんな中で彼が一気に70点近くも点数を上げたのは、シンプルにすごいことだなと思います。

特に、前回のテストで社会の点数が低かったので、『社会の点数が低いのはただの怠慢、本気で頑張れば8割取れるはず。』と厳しい言葉をかけさせていただいたところ、8割には届きませんでしたが76点取ってくれました。

ただの怠慢なんて言われて、もちろんいい気持ちはもちろんしなかったと思うのですが、それを素直に受け取って努力できる、こういう受験生は必ず伸びます。

とはいえ、彼が目標としている第一志望にはもう少し得点が必要なので、残りの5ヵ月強、今と変わらない努力を継続してほしいと願います。

常々思いますが、小学生や中学生の頃というのは、結果よりも学習習慣をつけることの方が大切です。

中学生の頃にこれだけの勉強習慣がつけられるのであれば、大学受験は必ず成功します。

むしろ付け焼刃の勉強で、公立高校入試でいい点を取って第一志望に合格、(西尾高校に合格したからあとは何とかなるんでしょ?)と心得違いをするくらいなら、悔しい思いをして違う高校に行った方がいいです。

山口はきっと彼は第一志望に合格できると思っていますが、もし仮に公立高校入試が第二志望だったとしても、大学受験は必ず第一志望を勝ち取れると確信しています(でもせっかくここまで頑張ったのだから、絶対に高校受験も勝ちましょう!)

【小学生、中学生の頃は褒めて伸ばしてほしい】

高校生ともなれば、それなりに自我も確立されて、褒められなくとも自分の意志で行動できるようになっていると思います。

高校生はもう立派な大人、数年後には社会に出ていきますので、『褒められないと頑張れない』というのでは困ります。

しかし、小学生や中学生はまだまだ子供ですし、社会のことはおろか、大学のこともよく分からないはず。

そんな彼らや彼女達にとって、お父様お母様のお褒めの言葉は大きな励みになります。

本当に頑張っていたのであれば、仮に成績が下がっても褒めてください。

逆に努力を怠っていたのであれば、厳しいお言葉をかけてほしいです。

え~と、これはスタンフォード大学??ちょっとよく分からないんですけど、とりあえず世界ランキング10位内に入るものすごい大学で行った実験で、『努力の過程を褒められた小学生は、その後大幅に成績があがった』逆に『高得点を褒められた小学生は、その後成績が上がらなかった、もしくはほとんど下がってしまった』という結果が得られたそうです。

努力の過程を褒められたならば、結果に一喜一憂せず、常に安定して努力ができますからね。

そりゃあ一生懸命頑張って、下がってしまうこともあるでしょう。

そんな時に、一番信頼しているお父さんやお母さんから、『なんだこの成績は?』なんて言われて次のテストで頑張れるでしょうか?

中学生の頃の山口なら、(なんだ、頑張っても無駄じゃん)と思ってしまいますね。

一方で、『得点、つまり結果だけを褒められた小学生』ですが、成績が下がったどころか、ウソまでつくようになったそうです。

理由は簡単、結果だけを褒められたから、次に成績が下がってしまったら・・・、褒めてもらえない、それどころか叱られてしまうとネガティブな感情を持ってしまうからです。

どちらがお子さんの成長にとって良いのかは言うまでもありません。

お子さんがサボったとはっきりと分かるのであれば、結果が良かれ悪かれ、厳しい叱咤激励のお言葉をかけてください。

ただし、誰の目にも明らかに努力の跡があったのであれば、逆に結果が悪くても褒めてあげてください。

仕事柄、毎年毎年いろんな塾生のテストの結果報告を聞いて、『すっげーじゃん!』と思わず大声が出てしまうのですが、その後に『お父さんおかあさんからは褒めてもらえなかった。』ということを聞くと、ものすごく悲しくなってしまいます。

もちろんね、大切なお子様ですので、ついついできていないところに目が行ってしまうのは仕方のないことだと思うんです。

思うんですけど、お子様のいいところ、もっともっと見てあげてください!

お父さん、お母さんのお子さんです、すごいに決まっているじゃないですか?

こんな厳しい塾を選んで、毎日頑張ってくれている、それだけで十分すごいですよ。

受験ですので当然結果が大切なのですが、その結果を出すのは、たった一度のテストへつながる中高6年間の日常です。

甲子園球児がたった一度の夏に多くの時間や努力を割くのと同じで、受験生にも圧倒的な長い時間と高い質の学習が求められます。

だからお子さんのモチベーションが上がるような言葉をどんどんかけてほしいです。

お子さんたちは、こんな山口の言葉なんかより、お父さんやお母さんのお褒めの言葉、喜ぶ顔が何よりもやる気につながるのです。

もしもネガティブな言葉が出そうになったら、山口に全部ぶつけてください!

とことんお付き合いいたしますので!

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