成績優秀者発表!
さて、このブログは明日か明後日くらいに書こうかな~と思っていたのですが、多分そんな暇がなくなってしまうので書けるうちに書いてしまいます。
去年から山口が担当させていただいております刈谷高校に通う高校1年生の塾生です。
う~ん・・・毎回思うのですが、なぜ高校の個票ってこんなに小さいのでしょうか??
ちなみに見方ですが、『英語Ⅰが学年36番』『英語表現が学年で26番』となっております。
刈谷高校でこの順位なら充分なのですが、正直に言うと彼ほどの力をつけていても、まだ上にこれだけいるのか・・・、というのが率直な感想です。
まあただ、彼には後々1番になってもらおうと思っていますし、その青写真もしっかりとできております。
当塾での授業では、彼はすでに関関同立、G・MARCH、旧帝大の二次試験などに取り組んでおり、期を見て早慶上智などの最難関の問題に手をつけていこうと考えております。
後は本人も一番自覚しているので問題ありませんが、『単語とイディオム』のみです。
正直文法や長文読解における精読、英作文などについてはほぼ完璧に終わっていますので、大学受験に必要な英単語とイディオムを暗記してしまえば、英語についてはやることはなくなります。
さて、もちろんこれは本人が頑張ったからの結果なのですが、実は彼が入塾した瞬間にこうなるように計画していました。
正直入塾した中学3年生の冬の時点で、(これは刈谷高校は普通に合格するな)と思ったので、一気に前倒しの計画を立ててしまったのです。
刈谷高校の授業はとんでもなく早く、なおかつめちゃくちゃな難しさであることを知っていましたので。
刈谷高校に合格はしたけど、授業にはまったくついていけませんでしたでは本末転倒なのです。
しかしながら、刈谷高校の授業についていけるだけの力があれば、希望するほとんどの大学に合格できることも事実です。
ですから公立の中学校や、いわゆる『高校合格を目標』とする集団塾で指導する『返り読み』は、最初の3回の授業で全て捨ててもらいました。
入塾してからの2か月くらいで高校2年生くらいの文法は全て終わらせ、2月3月は公立高校入試の課題はそっちのけで、センター試験の問題を解いていました。
そんなことする必要あるの??と思われるかもしれませんが、『高校合格』を最優先とするならばそんな必要は一切ありません。
ただし可能であるならば、大学受験を見据えて前倒しをするべきです。
英語は特にそれが顕著です。
『中学の時は英語が一番得意だったのに、高校に入学してから一気についていけなくて、取り返せなくなってしまった。』というのは良く聞く話だと思います。
これははっきり『悪』だと断じますが、ほとんどの中学生が教わる『英語の返り読み』は、高校受験までは非常に有効ですが、大学受験レベルの英語になると一気に『毒』に転じてしまいます。
その犠牲になるのは当事者である中高生のみなさんです。
良かれと思っていたやり方がまったく通じなくなるので、その時に困惑し修正ができなくなってしまうのです。
これはできる限り早期に手を打った方がいいです。
『返り読み』に限ったことではありませんが、悪い習慣というものは長い時間をかけてついてしまったものほど、その修正に時間も労力もかかってしまうのです。
・・・で、じゃあ今高校2年生で英語が不得意なんだけど、もう手遅れなの!?と思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
ただし今まで培ってきたものを捨てる勇気と、月並みですが一生懸命頑張るという姿勢は必要になります。
これまでにも、『ラストの1年間で、英語の偏差値が40から60以上まで上がった』なんて高校生をたくさん見てきましたが、それはもう彼らが並々ならぬ努力をしたからです。
でもその努力も、徒花とならないように、正しい努力を積み上げなければなりません。
『返り読み』などの悪い癖を残したまま、500時間100時間積み上げても、効果的な成績アップは望めないものと思ってください。
今回紹介した刈高生だってそう。
カリキュラム云々はさておき、成績アップの一番の要因は、本人が一生懸命努力を積み重ねたからです。
どれくらい勉強しているのかというと、彼は家が岡崎市なので週1しか登塾できないのですが、来た時は13時から22時まで、途中で山口の授業を挟むのと、食事で30分ほど席を外す以外はぶっ通しで勉強しています。
逆に言えば、いい成績を維持している全国のライバルたちは、すべからく同じような質と量の学習をしているということです。
学習法はもちろん大切です。
しかし一番大切なのは、君自身が『成績を上げたい』『第一志望に合格したい』と心から願っているかどうかです。
そしてそこに楽な道なんてありません。
当塾は完全1対1のマンツーマン指導ですので、もちろんみなさんが合格するための最短ルートを作りますが、それは君たちの受験勉強が楽になるという意味ではないのです。
そしてそれはどこの塾に行っても同じ。
〇進さんだろうがサ〇ルさんだろうが、トラ〇さんだろうがZ〇さんだろうが河〇塾さんだろうが・・・まっとうな塾や予備校であれば、君たちの努力が必要であることを真っ先に伝えるはずです。
塾というものはみなさん自身が選べばよいと思いますが、やるからには本気でやりましょう!