合格体験談!【刈谷高校 名城大学附属高校 城西高校】※間もなく受験生面談スタートします
え!
…今頃合格体験談!?・・・と思われたかもしれませんが、そうです今頃なんです。
そんなわけでいつもの余計な前置きは置いておいて、早速スタートです。
【1】合格した学校を全て教えてください。
・刈谷高校
・名城大学附属高校(特別進学クラス)
・岡崎醸成高校(特進Z)
【2】授業を受けた教科と担当講師を記入してください。
また、どれくらいの期間指導を受けたかを教えてください。
数学・板倉先生(中1の9月~中3の2月)
英語・山口先生(各講習で)
【3】担当講師と教室にメッセージをお願いします。
板倉先生、山口先生、3年間ありがとうございました。
板倉先生・先生がどんなに難しい問題もわかりやすく、丁寧におしえてくださったおかげで苦手だったはずの数学も入試では大きな武器となることができました。
山口先生・初めて会ったときに刈谷高校を目指そうと言ってくださったおかげで僕の人生は180°変わりました。お二人に出会わなければ、僕は今ごろゲーム三昧のダラダラ生活をしていたでしょう。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
【4】受験で一番つらかったことを教えてください。
・まわりの人からプレッシャーをかけられたことが多分一番つらかったです。でも、そのプレッシャーが僕をあせる気持ちにさせてくれたので感謝しています。
【5】受験で一番頑張ったことを教えてください。
・苦手教科(理、数)の復習
・過去問
【6】印象に残っている出来事があれば教えてください。
夏にやった模試でひどい結果だったので絶望したことです。
【7】最後に後輩たちにアドバイスとメッセージをお願いします。
苦手教科を克服するのも大切ですが、得意教科をのばすのも大切だとおもいます。
がんばってください。(原文ママ)
【最後に山口から】
いや~・・・もう早いもので、彼が最初に教室に来てからもう少しで3年になるんですね。
確かに無責任にも、『刈谷大丈夫でしょう。それよりも大学のこと考えて勉強しよう!』と言ったことを覚えています。
もちろん刈谷高校は難関校で、簡単に『大丈夫!』と言ってはいけないのかもしれませんが、正直なところ合格するだろうと思っていましたし、仮に失敗したとしても、そこからまた頑張れる生徒さんだと思ってましたので、山口も責任を感じずはっきりと言い切りました。
あともう一つ。
彼が一生懸命頑張ったことは言うまでもないのですが、ご両親のご理解とご協力も大きかったです。
大手学習塾からの転塾で、当時の当塾はスタートしたばかりで、塾生も今ほどはいませんでした。
なおかつ、指導方針についても『公立の中学校のペースに合わせず、前倒ししていく』という旨をお伝えして、普通なら懐疑的に思われても仕方のない所を、全面的にご理解ご協力いただけたのです(なお、全員に極端な前倒し指導のお話をするわけではありません。彼の場合は2年以上時間が残されていて、目標も刈谷高校でしたので上記のようなお話になりました)。
もちろん主役である中高生が一生懸命頑張って、講師も全力で指導をさせていただくことを大前提としても、加えてご両親のご理解をいただくことは同じくらい重要です。
また彼も書いてくれていますが、結果が落ち込んだ時というのはどうしても自信も無くしがちですし、本当に今のやり方でよいのか?と疑問に思うことも自然なことです。
それでも最後の瞬間まで信じていただいて、本当にありがたく思います。
さてそんな彼ですが今は刈谷高校1年生、指導は山口が英語を担当させていただいておりますが、今は何と『名古屋大学の二次問題』に挑戦しています。
もちろんさすがの彼も苦戦してはいますが、しっかりと理解できているので問題ありません。
当たり前の話ではありますが、刈谷高校はもちろん大きな目標ではありましたが、この先の大学受験と長い人生のことを考えれば通過点に過ぎません。
いつもの山口の勝手な皮算用ですが、高校1年の間に英語は全部終わらせて、高校2年生では入試対策、高校3年生になってからは最後の詰めに入って行く予定です。
今在籍している高3生と同じですね。
でもこういった前倒しを前提とした学習計画は、飽くまでも時間が残されている場合だけです。
残された時間が短ければ短いほど、やれることはどんどん減っていき、それは志望校を下げることにつながっていきます。
逆にこれだけ時間をいただけるなら、私たちもかなりゆとりをもって計画を立てられます。
1年2年の前倒しと聞くと無謀な印象を受けるかもしれませんが、それは色んな性格や成績の子が集まる集団授業だからです。
完全1対1ならその子一人1人に合わせた指導ができますので、大概のことは可能なんです。
とにもかくにも・・・まだ実績が出始めたばかりの頃の当塾の指導方針に、ご理解とご協力いただけたことは本当に大きかったです。
【ご両親の『勉強しなさい!』は最も効果が低い】
また最初の面談でお父様とお母様に聞いたところ、こちらの塾生に『ついつい勉強をしなさい…。』と言ってしまう、とのことでしたので、できればおやめくださいとお伝えしました(※これはご家庭の教育方針ですので、本来であれば塾が介入するところではないのですが)。
その結果こちらのお父様とお母様、すぐにお子様に『もうこれからは勉強しなさいとは言わない。』ということを約束したのだそうです。
しかもこれまでに『勉強しなさい』と言ってしまったことに対する謝罪も付け足して。
これは彼にとっても相当大きかったと思います。
ご両親がお子様に謝るというのはものすごいエネルギーが必要となります。
だからこそ、こちらの塾生が感じるものもとても大きかったはずです。
彼もこの合格体験談で書いていますが、『ゲーム三昧だった』とのこと。
でも、年頃の中学生ならいたって普通のことですよね。
それをセーブして、わざわざ勉強に向うというのは、よほどのことができないことだと思います。
(中学生の頃の山口がそうだったのですが)それに対してゲームを高圧的に取り上げたり、『勉強しなさい!』とガミガミ言われたところで、得られる効果はまったくないどころかマイナスです。
山口なんか(本当にうるさいな・・・ゲームの邪魔なんだけど)くらいにしか思っていませんでしたから。
親の『勉強しなさい!』は最もお手軽で、最も言動対効果が薄い悪手です。
そうではなく、目の前のお子さんに真剣に向き合うことで、お子さんも考えて行動に移していくようになります。
ご両親の謝罪を受けた彼は、きっと中学生なりにいろんなことを考えたはずです。
・・・と、彼の合格体験談なのにご両親のお話まで紹介してしまいました。
ぜひぜひ中学生のお子さんがいらっしゃる保護者様は、ご参考にしていただけたらと存じます。
さて、そんな彼ですが嬉しいことに、山口の母校の大学を目指してくれているとのこと!
・・・。
でももっと上を目指せますね(笑)。
もちろん彼が後輩になってくれるのであれば、それはとても嬉しいことなのですが、山口の使命は彼をもっと上のステージに先導していくことだと思っています。
最後に選ぶのは彼ですし、これだけ頑張っているのですから、きっとどこに行っても成功すると確信していますが。
それに毎年恒例のことですが・・・刈高や西高、岡崎などは必ず洗礼を受けます。
何せ各高校の成績上位者が集まっているのですから、中学の時に学年トップだったような子が、高校ではビリになってしまうことももちろんありえます。
だからこれからがまさに本番です!
高校受験は中学生にとって、もちろん一大イベントではありますが、飽くまでも通過点に過ぎません。
逆に言えば、仮に高校受験で失敗したとしても、そんなに大した問題ではありません。
その悔しい思いを捲土重来の機会に持って行くだけのエネルギーがあれば、中学の3年間を本気で頑張っていたのなら、次は必ずうまくいきます。
『一生懸命頑張って勝つことの次に素晴らしいのは、一生懸命やって負けること』。
名作『赤毛のアン』の劇中で、受験を控えたときに学友達に伝える言葉です。
塾の一講師である山口がこんなことを言うのはおかしな話なのですが、結果はもちろん大切ですが、それ以上に経過が大切です。
中高生諸君のみなさんが本当に一生懸命頑張るのであれば、多少失敗しても必ず幸せになれることをお約束させていただき、今日のブログを終わらせていただきます。