夏は受験の天王山と言いますがそれは本当でしょうか?
『夏は受験の天王山』とよく耳にしますが本当でしょうか??
これは正しい計画に沿って正しく勉強してきた生徒にとっては天王山になりますが、そうでなければ天王山にすらならない場合があります。
こんにちは!
当塾でも無事に全ての卒業生を送り出し、(新高校1年生は全員継続したのでまたこれからも一緒に頑張ることになります)すでに新しい受験生の戦いが始まっています。
さて冒頭で述べた内容ですが、これは賛否両論あるかと思います。
私は前職は聞けば誰でも知っている根性系の集団塾で勤務しており、その前は個別の学習塾で塾長をさせていただいていました。
集団塾の方はそれほどでもないのですが、個別指導塾の方では圧倒的に7月に問い合わせがあります。
もうほぼ毎日面談です。
その教室は140名ほどの生徒数でしたが、実に7月だけで40名ほどの生徒が入会します。
この40名ですが、90%以上、それも限りなく100%近くが受験生です。
これが何を物語っているのか??
ほとんどがそれまでの塾で結果が出ず、慌てて『個別の指導塾で何とかしなきゃ!』と藁にも縋る思いで教室へ足を運んでくれるのです。
しかしこの状況、ほとんどのお子さんと保護者様が自覚しています通り、『本当に厳しい状況』なのです。
一番多いのが『集団塾で何とか頑張ってきたけど、やはり結果が出なかったので残りの数か月は個別で何とかしたい』という理由です。
もちろんこれは仕方ないことですし、集団塾に原因があるわけではありません。
ただただ、『その子に合っていない学習をずっと続けてしまった』というだけの話なのですが、その結果お子さんはもちろんご家庭も大きなダメージを被ることになります。
まず当然お子さん。
お子さんは3年生の夏まで一生懸命頑張ってくるわけです。
なのになかなか結果が出ない。
その間、周りのお友達がどんどん成績を上げてくる・・・。
このプレッシャーの中で残り数か月というところで学習塾を変えなければならない・・・。
ほとんどのお子さんが自信をなくして教室にくるのです。
そして、もし早めにスタートを切っていれば【週1~2のペース + 自習】くらいで間に合ったかもしれないのに、その時ばかりは私も心を鬼にして【週4~5】の提案をせざるを得なくなります。
こうなるとお子さんの精神状態に加えて、年間トータルでみたお月謝も2倍、3倍とかかることも珍しくありません。
しかしそうしないと間に合わない・・・もしくはそこまでやっても間に合わない可能性すらあるのです。
一方、この春くらいからコツコツ積み上げた生徒たちにとっては、『夏は受験の天王山』となります。
それまで地道に積み上げた1~2年生の総復習を土台に、中学生であれば少しずつ公立高校入試問題に取り掛かれますし(英語や数学などは問題をチョイスしながらになりますが)、高校生であればセンター対策も取れるでしょう。
慌てて駆け込んで、無理なスケジュールで学習を詰め込むことは『天王山』とは言いません。
例えばの話、今年当塾から出た早稲田大学に合格した塾生ですが、高校2年生から切り替えています。
それまでは某映像授業の学習塾で頑張っていました。
かなり早期のご決断です。
そして1年かけてしっかりと英語や古文漢文(早稲田は漢文まで出題されます。しかもセンターレベルでは手も足も出ません)の基礎を積み上げ、ラストの1年は世界史や小論文も含めた早慶上智対策、もちろん自習にも毎日足を運んでくれました。
厳しい言い方をすれば、そこまで頑張った生徒に・・・(そして全国にはそんな生徒がたくさんいるわけです)、たったの数か月で追いついて同じ結果を出すというのはかなり無茶な話なのです。
大人にとって1年2年は長い人生の80分の1かもしれませんが、今を生きている受験生にとっては、この1年2年は二度と戻ってはきません。
中学3年生であれば、1学期で出た内申点はよほどのことがない限り変わりません(下がりも上がりもしません)。
高校3年生であれば、夏にはセンターレベルのことは一通り終わらせておく必要があります(当塾では中学2年生、3年生で、すでにセンターレベルの課題に取り組んでいる生徒がいます)。
もちろん、それを過剰に意識する必要はありません。
しっかりとしたその子に合わせた計画に沿って学習を進め、最終的に目標を達成するということが一番大切です。
生徒1人1人性格が違うように、目標もそれぞれ違いますから。
しかしそれにしても、『夏に焦る』というのはいずれの場合でも避けなければなりません。
今結果が思わしくないのであれば、まさに今、色々な可能性を考えるべきだと思います。
さてあっという間の春休みでしたが、当塾塾生は無事全員ほとんど春の課題は終わりました。
中学生諸君、西尾市内の中学校は一学期の中間テストがありません。
断言しますがこれはめちゃくちゃしんどい!
これまでも多くの先輩が苦しんできましたが、数か月にわたる範囲を9教科(5教科のところもありますが)フォローするのは本当に大変です!
そこに加えてお茶摘みや修学旅行がある中学校もあるので、4月5月にどれだけコツコツ積み上げられるかは本当に重要ですよ!
新受験生は特にここで出る内申点が全てを決めます。
気合を入れて頑張りましょうね!
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