共通テスト模試800点オーバー!(記述は本当に大変なんです・・・)
いよいよ共通テスト本番まで1ヵ月を切りました。
緊張感も高まるこの時期ですので、志望校にはモザイクをかけさせていただきますが、超絶難関大ドッキングC判定が出ました!
これはめちゃくちゃすごい!
まず、模試の得点が800点を超えているのに、偏差値が62.5と出ておりますが、これは冠模試の偏差値だからです。
受験者数が『2927人』と書かれておりますが、これはこの超難関大を受験する受験生の数字です。
言葉は悪いですが、『この2927人は、全員がこの難関大を志望している受験生』、成績下位陣は一切含まれておりません。
ですので偏差値自体が低めに出ております。
特にご覧いただきたいのが『地理』の得点と順位です。
何と『256人中69位!』、ものすごい結果です。
しかしながら得点の方に目を向けると、『63点(150点満点中)』、つまりパーセンテージにすると、得点率は『42%』ということになります。
もうお気づきの方もおられるかと思いますが、この解答を書いてきてくれた塾生です。
もう問題の難易度が桁違い。
それもそのはず、この大学の地理は高校で学ぶような内容は一切出ません。
ですので、この大学を地理で受験する受験生は、高校の内容は当たり前に修めるとして、その先の『地経学』という分野、つまり大学生や大学院生が学ぶような分野まで学ぶ必要があります。
そんなわけで、この冠模試の地理の得点分布図がこちらです。
なんと1位の受験生でも『93点』、150点満点なので得点率は『62%』という恐ろしい難易度です。
私はたまに、『こんなに難しい内容を勉強する必要があるんですか?』という質問をいただきますが、当然『あります』。
あるんです。
あるから指導のカリキュラムに組み込んでいるのです。
だから『英単語をちゃんと覚えましょう』というのは極めて低次元な話でして、そんなものは誰に言われるでもなく、それこそ主体的に、自分の意志で覚えようとしなければなりません。
高校1年生のみなさん、もしもみなさんが難関大を志望しているのであれば、あと2年でこういった準備をしなければなりません。
高校2年生のみなさん、みなさんはあと1年ほどで、大学入学共通テストの5教科7科目の準備をしなければなりません。
とにかく、時間が全くないんです。
そしてこれだけの記述力を身に付けるには、相当な時間をかけてたくさんの本を読み、その上で、自分の言葉で文章を書く練習を積み上げていく必要があります。
できれば中学生、小学生の頃から積極的に取り組んでほしいと切に願います。
なお、ご覧いただけると分かりますが、この大学は共通テストの得点は4分の1まで圧縮されます。
共通テスト、つまりオールマークで満点の1000点を取っても、『250点』まで圧縮、一言で言えば下げられてしまうのです。
つまり共通テストなどほとんど意味がありません。
二次の記述でどれだけ力をつけられるか、全てはそこにかかっています。
(もちろん、だからといって共通テストの得点が低くても良い、というわけではありません。
このレベルの大学の受験生は、当たり前に全員80%を超えてきますので)