マンツーマン指導はやはり大切

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雑談

こんばんは!

先週からいよいよ夏期講習がスタートしました。

 

夏期講習では、普段は指導していない塾生を指導できるので、楽しくて仕方ないです(※高等数学などは他の講師が担当しておりますので)。

 

 

先ほど最後の授業が終わったのですが・・・、やはりマンツーマン指導はとても大切だと痛感しました。

 

理解度はとても高く、全体の成績も相当いい中学生の男の子。

授業をやっていてもすいすいできてしまうので、どこで失点しているのか本当に謎だったのですが、10分ほど指導していると見えてきました。

 

これは全体を俯瞰で指導しなければならない集団授業では、絶対にできないことです。

 

集団授業では、一人1人に向きあって指導することはできませんので。

 

 

 

ま~ただ知ってはいたものの、理解するスピードが速い速い・・・。

 

今中学2年生の彼ですが、このペースならこの夏の講習で、『接続詞⇒受動態⇒現在完了形⇒分詞⇒関係代名詞』と一気に進んでしまおうかと考えています。

 

つまり、中学文法は一通り終わりそうだということですね。

 

ただそれだけの処理能力は持ってはいても、そこは中学生の男の子ですので、しっかりと宿題も含めてペース配分を考えて進めていきたいところです。

 

 

そしてもう1人、今日が初回だった某私立高校の高校1年生の女の子。

当塾色んな高校の生徒が通っていますが、この高校の授業スピードは飛びぬけて早いです。

おそらく英語に力を入れている高校だからでしょうが、もうこの時期にがっつり分詞構文をやっています。

 

 

 

ただ、入学して3か月で分詞構文というのは明らかにオーバーワークです。

マンツーマン指導ならともかく、集団授業でそのペースは、何も対策を取らなければほとんど理解できないまま進んでしまっていることが予想されます。

 

まあ私立の高校は、『君たち塾や予備校に通っているでしょ??』くらいのスタンスの先生方も多いですし、珍しいことではありません。

 

 

珍しいことではありませんが・・・。

 

 

 

さすがに高校1年生の一学期で分詞構文は速すぎるやろ!・・・とツッコミを入れたくもなります。

 

 

ただこれも授業をやってみて分かったのですが、本人英語のセンスが非常に高い。

細かいミスはあるものの、和訳も英作文も臆さずどんどん言葉に出す。

 

『自動詞と他動詞』『現在分詞と過去分詞』『関係代名詞と同格と関係副詞』『形容詞節と副詞節』『制限用法と非制限用法』・・・・。

 

まあキリがないのですが、高等英文法の参考書などを開くと、英語なのに難しい日本語が山のように並んでいます。

 

私は文法が大好きなので、これらを勉強するのは楽しくて楽しくて仕方ないのですが、逆に改めて節度を守らないと毒にもなるということを痛感しました。

 

 

今日の塾生の女の子・・・細かい文法で多少ミスしても、ガンガン言葉に出すし、全然伝わるのです。

おそらくネイティブスピーカーと話しても、きちんと会話ができるくらいの英語力があります。

 

ところがです。

 

①This is the house (         ) I lived in.

②This is the house (         ) (          ) I lived.

③This is the house (         ) I lived.

 

ここにはそれぞれ関係代名詞whichか関係副詞のwhereが入るのですが、正直話す上ではwhichでもwhereでも相手には伝わります。

 

①は(    )以下の部分が目的語が欠けているので関係代名詞”which”を入れる。

②は、自動詞の前置詞は、関係代名詞の直前に出すことができるので、前置詞+関係代名詞の形にして”in which”

③は、liveは元々自動詞なので、目的語は必要ない動詞。そのため、(     )より下の文章は完全な文章。場所の先行詞を取り、以下に完全な文章が続く場合は関係副詞の”where”を選択する。

 

 

・・・などともっともらしい説明はもちろんできるのですが、これを理解するためにはまず関係代名詞の性質、自動詞と他動詞の違いなどをしっかりと理解する必要があります。

それはもちろん英語学習において必要なことなのですが、彼女はその辺の細かいところは気にせずにガンガン和訳ができていますし、多少ミスしても言葉に出すことができます。

 

 

 

そしてそれは本来、英語学習で最も大切なものです。

 

 

文法はもちろんしっかりと学ぶべきものなのですが、あまりに完璧を追求するあまり、言葉に出せなくなってしまっては本末転倒です。

とはいえ、彼女の目標とする大学には、本当に細かい文法の知識が要求されるので、避けては通れません。

 

 

避けては通れませんが、今の彼女の武器は絶対に残さなければなりません。

 

 

そしてそれもマンツーマン指導じゃないとできないことです。

 

本人は高い英語能力を持っているのに、学校の授業のスピードが速すぎることで自信を失いかけていたのです。

この夏の講習で、彼女の英語のセンスはそのままに、文法に対する理解も100%にしていこうと考えております。

 

 

さて、そうなると集団授業が悪いのか?という話になるのですが、度々申し上げている通り決してそういうわけではありません。

予備校なんかでも素晴らしい集団授業のプロ講師はいますし、知り合いでもどんどん生徒の成績を上げている講師はいます。

 

 

自分に合っているかどうか?

 

 

ただそれだけです。

集団授業で結果が出ているのならば、別にそれを変える必要はまったくありません。

もしも数学や英語で苦しんでいるのであれば、ぜひぜひ一度ご相談ください。

 

それでは今日の指導と講習の整理が終わったら・・・帰ります!

それにしても、教えさせていただける機会をいただいて、本当に楽しいですし感謝感謝です。

 

本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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