刈谷高校A判定、岡崎高校AA判定出ました!
AA判定ってなんやねーん!・・・て感じですが素晴らしい!
当塾には開校時から通塾してくれている塾生が何名かいるのですが、彼もそのうちの1人ですね。
もう彼らとの付き合いもかなり長いものになりまして、みんな山口より背が低かったのに、気づけば全員に抜かれてしまいました・・・。
もうなんか、勝手に我が子を見守る心境です(笑)
でも実は彼の目標はもっと高いところにありまして(ちょっと特徴のある学校なので、そこにはモザイクをかけさせていただきましたが)、岡高A判定の成績でもB判定が出てしまうというかなりの難関校です。
まあいわゆる開成・灘・麻布・筑波大学駒場の類の、難関中の難関校ですね。
もうこのクラスになると、そのためだけの対策を長い時間をかけて取っていくしかありません。
残念ながら、英語もセンター試験級に難しいですし(場合によってはそれ以上です)、数学や理科も高等数学の知識が必要になったりします。
必ずしも必要というわけではありませんが、知っていた方が圧倒的に有利なんですね。
こうなってくると、当然公立高校入試をターゲットとしている授業では、どんなに優秀な成績を修めていても、手も足も出ません。
当塾の社会人講師ツートップが、長期的・短期的なカリキュラムを組み、中学校1年生の頃から徹底マンツーマンで指導をして、今日にたどり着きました。
毎回同じことを言っていますが、飽くまでも『本人が一生懸命頑張った』からです。
いくら大谷翔平やイチローが、もしくはメッシやクリロナがマンツーマンで指導しても、学ぶ側の本人が努力しないことには何にもなりません。
正に『絵に描いた餅』です。
もちろんまだ夢半ばで、まだ目標を達成したわけではないので、私たちも彼自身も改めて兜の緒を締めていく必要があります。
いや・・・本人も講師陣も至って冷静なんですけどね。
山口は人一倍喜んでしまうので、逆に自分自身が兜の緒を締めなきゃいけません。
さて、いずれにしても受験勉強というのは時間との闘いです!
さきほども高校2年生の女の子の授業で伝えましたが、正直センター演習を3年生のこの時期にやっているようでは遅いのです。
もちろん、塾で何かしら対策を取ったり、補習や授業の内容を100%理解できていればその限りではありません。
ただ、土台も出来上がっていないのに、いきなり補習でセンター演習をやって・・・、いや、センター演習なんて言ってもほとんどの学校では実際にセンター試験の過去問を50分くらいで解いてもらって、残りの30分を使って一方的に解説というスタイルが主なのではないかと思います。
それで理解できればもちろん問題ないんです。
でもいきなり、『objectという単語はな~、反対するって意味だから一見他動詞っぽく見えるけど、実は自動詞だぞ~。だからこのobjectの後にはtoが続くんだけど、自動詞だからこのtoは不定詞じゃないぞ~。前置詞のtoだからこの後には動詞の原形ではなくて、名詞か動名詞か来ないからな~。意味上の主語は動名詞の前に人か目的格を入れればいいからな~。じゃあ次・・・。』
これ、実際にセンター試験の大問2で出題された問題なんですが、こんな解説をいきなり聞かされて分かりますか??
もちろん分かるなら問題ないです。
きちんと『自動詞と他動詞の違い』『準動詞の意味上の主語』を、高校1年生の段階で理解できていたのでしょう。
でも土台が出来上がっていなければ、先ほどのような解説をいきなり口頭でされても『・・・???え・・・さっぱり分からないんだけど・・・。』なんてことが起き続けるのです。
この状況は非常にまずいですよね。
正直内職で、英単語や古単語、日本史世界史でもやっててもらった方が100倍いいです。
でも、各高校のセンター演習がダメだと言っているのではなく、無策で土台も築き上げない状態で、いきなりセンター演習を受けるのが悪手だと言っているのです。
少なくとも高校3年生の春には一通り終わらせて(英語の場合だと単語・イディオムも一通り終わらせて、センター試験の過去問を解いても7割は取れている状態です)、そこからの1年間は志望校対策や、社会や理科、理系の生徒なら理数系科目を仕上げていくのが理想です。
さて、こういう話をすると、『じゃあ今3年生の自分たちは遅すぎるの??』と不安になる受験生もいるでしょうが、そんなことはありません。
ただ、やはりそれなりの犠牲は払ってほしいと思います。
今回冒頭で紹介したような塾生を筆頭に、全国には長い時間をかけて、コツコツ積み上げてきたライバルたちがたくさんいます。
そんな彼らに短い期間で立ち向かっていくというのならば、腹をくくってください。
もう正直スマホなんか自分から捨ててほしいですし、移動の時間は全部英単語や社会の一問一答、睡眠時間は削るわけにはいかないので、隙間時間もすべて勉強するくらいの気概が欲しいです。
『大丈夫!うちは元大手予備校の社会人講師が、完全1対1で指導するから、短期間でも最高の結果が出せるよ!』なんてことを言ったら、山口はうそつき塾講師のレッテルを貼られてしまいますので・・・。
そんなに甘くないんです。
ただ、自分自身高校3年の夏休みまでは偏差値は40くらいで停滞していましたし、それでも最終的に関関同立は合格させてもらえたので、不可能とは言いません。
しかしながら私事になりますが、山口は高校3年のこの時期からは深夜の3時まで勉強して朝6時半に起床し学校へ、学校の授業は全く理解できなかったので、その時間は先生に怒られながらも爆睡、家に帰ってからはご飯・風呂の時間以外は勉強・・・そんな生活を半年は続けました。
でも褒められたものではありませんよね。
学校の授業を理解できなかったのは、それまで自分がサボりにさぼったから。
決して学校のせいではありません。
全部自分のせいです。
サボった分のマイナスが全て自分に返ってきただけで、そのことに真摯に向き合い、自分の今のやりたいことをすべて犠牲にできるなら、あるいは今まで頑張ってきたライバルたちと戦えるかもしれませんね。
・・・て、また支離滅裂な文章になってしまいました!
センター試験まであと122日、公立高校入試まであと178日。
逆算して本当に必要なことだけをやりましょう!
そしてもはや枕詞みたいになってしまいましたが・・・『1日10時間勉強』してください。
いやいややれますって。
もう何を信じるかですが、『1日たったの2時間!○○メソッドでたったの半年で大逆転!』みたいなのを信じるのもありだと思います。
何を信じるかは自由ですので。
でもですね、今まで本当にたくさんの受験生を指導させていただきましたが、最後はやっぱり一生懸命頑張った受験生が第一志望を勝ち取っていくんです。
まれに・・・ごくまれに本当にそんなに努力せずとも、すごい結果を出す生徒もいましたが、マイノリティもマイノリティです。
1,000人に1人もいないんじゃないでしょうか??
君がそんな天才じゃない限り、やっぱり地道な努力を積み重ねてほしいと願います。