大学受験の英語で100%合格点を取る方法
簡単です。
1にも2にも英単語です。
もちろん当塾で教える英語というのは、『文法』であったり『長文読解』なのですが、正直それは100時間もあれば全部終わります(復習の時間は別として・・・)。
今山口担当の塾生で、一番難易度の高い文法の単元は、『強調構文』『名詞構文』『劣勢比較や否定構文』などですが、塾生はご存知の通り、これですら全部合わせて10時間かかるかかからないかです(しつこいようですが、復習の時間はまた別です)。
乱暴な言い方になりますが、『センター直前の2か月で文法が何とかなりますか??』と聞かれたら、自信を持って『なります』と答えられます。
しかしくどいようですが、それをしっかりと精読に活かしていくなどはまた別の話ですので、かける時間は多いに越したことはありません。
どうにもならないのは単語です。
単語ばかりはただの暗記ですので、ただただひたすらに時間をかける必要があります。
先ほどと同様に、『単語をまったくやっていないのですが、2か月で入試レベルの単語を覚えられますか??』と聞かれたら、『それは厳しいです』と答えます。
繰り返しますが、単語なんてただの暗記ですから。
ただの暗記ですが最も苦痛を伴い、時間が必要となるものです。
入試直前期は英語だけではなく、その他の教科にも時間を割かなければならないので、入試直前に『英単語やイディオムを覚える』などというのは得策ではありません。
ネットで調べればすぐに分かることですが、英語という教科が一番時間がかかるのです。
思うに大体合計『1,000~1,500時間ほど』かかります。
その中でも英単語とイディオムの暗記は『最低でも800時間』ほどかかるはずです。
君が文字を見た瞬間に暗記ができるという特殊能力を持っていない限り。
現高校3年生は言わずもがな英単語はやっているものとして、次に受験の逼迫度が高い高校2年生に焦点をあててみましょう。
高校2年生諸君は、残された時間がおおよそ400日ほど。
今から単語学習をスタートさせるとなれば、一日2時間ほどで入試レベルの単語は終わらせることができます。
でも逆に言えば、文理問わずに英単語だけでそれくらいの時間を割かなければならないということです。
山口が高校1年生や中学生に、前倒しの指導や厳しい英単語の宿題を出すのはそのためです。
大分前に、大阪大学に現役合格したという後輩に、高校時代どんな学習をしていたのか聞いてみました。
ちなみに工学部です。
聞けばほとんどが『英単語とイディオムの暗記』だったそうです。
肝心の数学と物理・化学についてですが、『それは学校課題だけで何とかなったので』とのことでした。
英文法と長文読解精読については、中学時代と高校1年生の頃にほとんど前倒しして終わってしまっていたため、2年生の秋以降はほぼ英単語とイディオムの暗記、3年生になってからは『日本史と地理』『理系科目の二次対策』を中心に学習していたそうです。
英単語やイディオムの学習がいかに大切かお分かりいただけたでしょうか??
正直に言えば、大学受験の英単語なんて、日常英会話では使わないものも多いです。
でもだからと言って『必要ないからやらない』というのはいささか早計というものでしょう。
そもそも今の大学受験英語というものは、『聞き』『話す』ということができるようになることを目的としていないのですから。
『暗記』という最も根気のいるものを、長いスパンで見て計画的に学習できたのか、または文構造をしっかりと理解し、客観的かつ論理的に思考する力を養ってきたかどうかを試すための試験なのです。
だから『コミュニケーションとしての英語』としては確かに不完全なものであるかもしれませんが、高校生諸君がどんな中学生活、高校生活を送ってきたのかを推し量る上では素晴らしいコンテンツだと思います。
大学や社会はそういう人材を求めているのです。
もし君に『第一志望の大学に絶対に行きたい!』という強い思いがあるのであれば、誰もがやりたがらない、だけどいつでもどこでもできる英単語の学習から始めてみてはどうでしょうか??