慶應ボーイがやってきた!
ゴールデンウィークも絶賛開校中!・・・だけど思っていたよりも自習に来る塾生が少ないな~なんて思っていたら・・・。
なんと先月卒塾した慶應ボーイの元塾生が顔を出してくれました!
いや~びっくしりました。
びっくりついでに前回書いてもらうのをすっかり忘れていた、合格体験記を書いてもらいましたよ。
ちょいちょい当塾のブログにも登場していましたが、西尾市内の公立中学校に通いながら、国内最難関の1つ、慶應高校に合格したつわものなのです。
多分大げさではなく、西尾では初なのではないでしょうか?
もちろん、慶應大学に合格した高校生はいるでしょうが、公立高校から慶應高校に合格した生徒は、前職で多くの中学生を見させていただきましたが、ただの一人もいませんでした。
色々お土産話を聞かせてもらいましたが、ライバルたちが超強力であること、英語の授業がオールイングリッシュであること、そして何よりも高校生活が楽しいということが聞けて本当に良かったです。
まあ山口の雑談はこの辺にしておいて、早速合格体験記を紹介させていただきます。
みなさんの学習の励みにもなるかと思いますので、ぜひぜひ読んでみてほしいです。
【1】合格した高校を教えてください。
慶應義塾湘南藤沢高校
※ちなみに公立高校受験の前に慶應の合格発表があったため、公立高校は受験していません。
【2】授業を受けた教科と担当講師を記入してください。また、どれくらいの期間指導を受けたか教えてください。
英語 都築先生 4年間
数学 ○○先生 3年間
(※こちらは当塾の秘密兵器的な先生なので、名前は伏せさせていただいております。)
【3】担当講師と教室にメッセージをお願いします。
今回、慶應義塾湘南藤沢高校に入学できたのは先生方のおかげです。
先生方から教えていただいたことを、今後の高校生活にもいかしていけるよう精進していきたいと思います。
今まで授業していただき本当にありがとうございました。
【4】受験で一番つらかったことを教えてください。
模試で結果が出ず、思うように成績が上がらなかったこと。
【5】受験で一番頑張ったことを教えてください。
・過去問を何回も繰り返し解いたこと。
・公立に通いながら、私立対策、高校の範囲を勉強したこと。
【6】印象に残っている出来事があれば教えてください。
・1年で中学校の内容を終わらせたこと。
【7】最後に後輩たちにアドバイスとメッセージをお願いします。
思うような結果が出なくても、自分の行きたいと思ったところに行けるように、諦めずに頑張ってください。
・・・うっ・・・うっ・・・、あの辛い日々を思い出して涙が・・・(※山口は何もしていませんが・・・)
短い時間の中で、たくさんの素晴らしい情報を伝えてくれて本当にありがとう!
まず【3】から。
これは勉強を頑張れる中高生全員に共通していますが、言葉遣いや礼儀作法がしっかりとしています。
なかなかどうして中高生から、『教えていただいて』『授業していただき』とは出てこないと思います。
あとはこの文面からも伝わる通り、周囲への感謝の気持ちを常に持っています。
もちろん、頑張ったのは彼自身です。
私たちの力ではありません。
だけど周りに感謝できる生徒は、できないときの言い訳を絶対にしないのです。
できなければ自分に何かが足りないのだと自覚しているのです。
周りに対して感謝の気持ちがないお子さんは、自分ができなかったときにすぐに周りのせいにして諦めてしまいます。
これは勉強に限ったことではありません。。
これからの人生、みなさんが自分の力で踏ん張らなければならない局面が何度も何度も・・・それこそ時には理不尽なことだってあるのです。
辛い時や苦しい時は、誰にでもあります。
その時に困難に立ち向かえるよう、常に周りに対して感謝の気持ちを持てるみなさんでいてほしいと、心より願います。
次は【4】ですね。
私たちから客観的にみても、よくできる塾生ではありましたが、それでも中学3年生になるまでは、模試では思うような結果がでませんでした。
それもそのはず、この後に書きますが、学習する内容が公立中学校のそれとはまったく違うからです。
特に要となる英語と数学は、大学受験レベルの難易度の問題もありますし、そもそもがまったく違う形式の問題しか出題されないのです。
おまけにそこに対して、全国のライバル達(主に関東圏ですが)が、当たり前のように専門の予備校に通い、当然のごとく私立の中学校に通いながら対策を取ってくるわけですから、そもそもの条件からして大きなハンデを背負っていたのです。
学校の成績では常に1~3位を維持しているのに、早慶専門の模試や駿台模試になると思うような結果が出ない・・・これは彼にとっても大きな試練であったと思います。
そして【5】と【6】なのですが、そもそも入塾が決まった瞬間に、『中学校の内容は1年間で終わらせる』ということが決まっていました。
それは本人はもちろんのこと、ご両親にもお話しさせていただき、ご快諾いただいた上でカリキュラムを作り進めていきました。
大手学習塾ではなく、当塾のような街の塾の学習方針にご理解とご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。
そして何よりも、塾生であるT君、彼の頑張り無くして、このカリキュラムの達成はありえませんでした。
もしかしたらみなさんの中には、(1年間で中学校の3年分を終わらせるなんて無理だ・・・)なんて思ってしまう諸君もいるかもしれませんが、そのできるできないは誰が決めるのでしょうか??
中学校3年分を1年で・・・。
そりゃあもちろん楽な道ではありません。
だけど君自身の心が折れなければ、やると決めれば大抵のことはできるんです。
無理だと決めるのは君の心でしょう?
そして当たり前ですが、君が『無理だ』と思った瞬間に、それは本当に無理になってしまいます。
ちなみにですが、彼は1年で中学校の内容を終わらせたどころか、中学2年の頃には高校1年生の内容が終わっていましたし、最後の中学3年生の頃には普通にセンター試験レベルの問題に取り組んでいました。
でもそれは彼がただただ『努力していたから』なんです。
これは少し前のブログにも書きましたが、彼は教室に入ってくるとき、常に単語帳を手にしていたのです。
きっとこの塾に来る間も、一生懸命隙間の時間で単語を覚えていたのでしょう。
受験生諸君、今の自分がそこまで頑張っていると胸を張って言えますか??
山口はバカの一つ覚えのように『毎日〇時間勉強しましょう!』なんて言ってますが、正直量はこなして当たり前なんです。
受験生なんですから。
その上で、当たり前に計画性の備わった質の高い学習を進めていかなければならないのです。
う・・・結局お説教っぽくなってしまった・・・。
でもね、彼ももちろんですが、東大でA判定出した塾生も、偏差値が70を超えている塾生達も、みんな共通しているのはシンプルに『ただただ努力を継続している』それに尽きるのです。
これは受験はもちろんですが、その先の人生にも大きな影響を及ぼします。
いい大学に入ったから豊かな生活が保証されるのではなく、いい大学に入る努力ができる人間だから、その先のどんな困難にも立ち向かえるのです。
社会は・・・そしてみなさんがいつか家庭を築くであろうパートナーは、困難からすぐに逃げ出すような人間を求めていないのです。
厳しい話ですけどね。
でもこれは何も『学歴』などの話ではなく、目の前の困難に常に立ち向かっていれば、必ずみなさんに素晴らしい変化が訪れます。
勉強はもちろんですが、これからの様々な困難に立ち向かえるよう、諦めないで頑張ってほしいと願います。
さて最後にですが・・・。
当塾を選んでくれて、本当にありがとう。
もちろん、卒業していった塾生、今頑張ってくれている全ての塾生に感謝しています。
しかし開校したばかりの頃の塾生達は、やっぱり私たちにとっては感慨深いのです。
開校したばかりで、塾生も片手で数えるほどしかいなくて、半年間の間まったく入会者がいなかった当時の当塾は、正直どうなるか全くわかりませんでした。
もしかしたら、勉強が大嫌いな中学生が、大声で走り回っていたり、勉強には全く集中せず、おしゃべりばかりする子が集まるような塾になっていたかもしれません。
そうならなかったのは、やはり開校時から当塾を信じて通い続けてくれた塾生達が素晴らしい結果を残し、少しずつ少しずつ西尾市内に実績が広がっていったからだと信じています。
当塾はまったく広告宣伝の類はやっていませんので。
そしてその実績を聞いて、あるいは山口のブログを読んだりして体験授業を受けていただき、西尾市内の数ある大手学習塾の中から当塾を選んでいただき、本当に身の引き締まる思いです。
私たちではありません。
塾生のみなさんがこの素晴らしい空間を作ってくれたのだと確信しています。
そんなわけでT君は今日も自習して帰ってくれましたが、ぜひぜひ長期休みの折には当塾に来て自習してほしいですね。
さあ次はみなさんの番です!
今年は最後のセンター試験、かつてないほどの大きな困難がみなさんを待ち受けていますが、必ずできると信じて今日も一日頑張りましょう!