ちなみに高校2年生のみなさん、仮に平日4時間、土日祝に10時間勉強したとしても、合計2012時間しか残されていません。
フリーハンドで見づらいかもしれませんが、高校2年生のみなさんに残された時間と、学習のステ振りを簡潔にまとめてみました。
あ、ちなみにこれは『文系(国公立)』です。
理系はこれよりもさらにきついです。
4月から大学入学共通テストまで残された日数は『290日』、そのうち、平日は148日で休日は142日でした。
毎年毎年山口は、新高校3年生に『平日4時間、土日祝は10時間(※本当はもっとやってほしい)勉強してください』と伝えます。
もしかしたら当塾の塾生じゃない高校生諸君は、『そんなにできないよ!』という感想を持つかもしれませんが、結論から言います。
『難関大を目指している全国の受験生はそれくらい当たり前にやっています。』
君たちが知らないだけ。
そもそも、この290日間、仮に平日4時間休日10時間やり切っても『たったの2012時間』にしかなりません。
しかもこれ、英語などは『基本的な単語帳やイディオムはやり切っていて、偏差値は55くらいあること』が前提です。
なぜかって?
高校2年生のみなさんは、今は『同じ高校2年生のライバル』とだけ競い合っているわけですが、3年生の4月からは当然浪人生が加わってきます。
確実に偏差値は下がります。
それに1月の西三模試で分かったと思いますが、英語の長文で見たこともないような単語が出てきたはずです。
ターゲットやLEAPの後半に載っているような難単語です。
つまり、模試を制作している先生方は、『今の時点でターゲットやLEAPは終わらせていて当たり前』と考えているのです。
本当にきついことを言ってしまいますが、公立のゆるいペースに合わせて、今まで単語を覚えてこなかった高校2年生のみなさん、もう本当にまずいと自覚してください。
もう一度見てください。
みなさんはこれから入試本番まで『英語と数学は毎日』『古文や漢文は夏前くらいから』『社会も夏前から』『理科基礎は夏休み終わりくらいから』計画的に勉強していかなければなりません。
ちなみに内訳は、『英語600時間 数学500時間 現代文100時間 古文200時間 漢文100時間 社会(2科目300時間) 理科基礎(2科目)200時間』
これだけでかつかつギリギリ『2000時間』です。
あのねぇ…『平日4時間 土日祝10時間』なんて言うと(うわっ…)て顔する高校生がいますが、1,2年生でしっかりと学習時間を確保していて、土台がしっかりしているならそんなこと言わないですよ。
それに、本当に本気で難関大を目指している連中は、何とかしてそれ以上勉強できないものかと頭を悩ませていたりします。
というより、この汚い手書きのメモで本当に恐縮ですが、これを見て(やばい・・・全然時間がない…)と思いませんか?
そう、時間がないんですよ。
どんなに素晴らしい優秀な予備校講師でも、みなさんの一日を48時間にすることはできませんし、与えられたたったの『290日』が倍になったりすることもありません。
当塾が早期に高校3年生の入塾を制限するのは、本当にただ単純に、『時間がまったくないから』なんです。
ものすごい合格実績を持っている高校は、『1年生で普通の高校3年分を終わらせて』『2年生では実際の入試問題を授業で使いながら弱点を補強し』『3年生では第一志望の入試対策しかしない』くらいのペースで授業が進んでいます。
大学入学共通テスト(旧センター)対策は2年の夏くらいには終わってしまっています。
そんな連中がライバルと考えると、これはもう質はもちろんのこと、少なくとも量で負けてはいけません。
だから勉強してください。
・・・というか、今最後の塾生が帰宅しましたが、それが合格がすでに決まった高校3年生ってどういうことや!
しかも聞けば今日は卒業式だったと言ってますし・・・。
あのですね、卒業式を終えた高校3年生が自習に来てるんやで?
君ら高校2年生が来なくてどうするんや!(※家でバリバリ勉強してたらごめんなさい)
そんなわけで高校2年生(新高校3年生)のみなさん、もう本当に時間がないんだと自覚してくださいね!