昨日のブログの続きです
昨日のブログの続きになるのですが、このままでは山口が『なんだか公立高校の悪口を言っている悪者』みたいな印象になってしまいそうですので、もう少し弁解をさせていただけたら幸いです。
自分の場合、体験授業では主に英語と現代文しか見ておりませんが、体験授業に来る西尾高校生や西尾東高校生が、ほとんど例外なく『5文型』を完璧に理解できていないのです。
もう少し具体的に申し上げますと、
①5文型が完璧に理解できていない
②現在分詞と過去分詞が曖昧
③関係代名詞と関係副詞、接続詞や同格、主語・補語になるthatの区別がついていない
④単語やイディオムを暗記することを重要だと思っていない
この状態で体験授業に来る西高生、東高生が圧倒的に多いのです。
これは英語という教科において致命的です。
もしかすると、学校の先生からすれば(いやいや、授業はやったけどその生徒がちゃんと聞いていなかったんでしょ??)と思われるかもしれませんが、ちゃんと聞いてもらっていなかった時点でご自身の教務力に疑問を持つべきです。
少なくとも、こういう高校生がたくさんいる状態で、信じられないようなスピードで授業を進めて、高校1年生で高校英文法を全て終えるなどという、難関中高一貫私立のような指導をするべきではありません。
彼らは中学校で、すでにしっかりとした土台を築き上げているからこそ、ハイペースで高難度の授業についていけるのであって、公立高校入試しか潜り抜けていない高校生が、いきなりそのペースで授業をやられても、何も定着しないまま1年2年過ぎてしまっています。
もちろん、うちではそんなことが起こらないように、しっかりと時間をかけて、基礎から難関大対策へと段階を経て学習計画を進めていきます。
学習というのは、むやみやたらに進めるものではなく、きちんとした計画を基に進めていかなければなりません。
現在分詞と過去分詞の理解が曖昧なのに、ものすごいスピードで分詞構文の授業などやられても、理解ができるわけがありません。
そして毎年毎年、そういうかわいそうな『英語をニガテにさせられてしまった高校2年生や3年生』が当塾にやってくるのです。
もちろん私たちは、『当塾を選んでくれてありがとう!必ず成績は上がるから安心してね!』と思います。
そう思うと同時に、なぜ毎年毎年ものすごいスピードで授業をやって、その挙句に『うちの授業を受けていれば塾に通う必要はない』と言い切るのか、甚だ疑問なのです。
百歩譲って、『これが当校の授業方針です!』というのであればそれでも構いません。
しかしその結果、1年2年が過ぎて、英語がニガテになってしまって偏差値が50を下回ってしまった生徒と保護者様には、誠意を持って、『ああは言いましたが、このままだと厳しいので塾に通って足りない部分を補ってください。』と伝えなければならないと思うのです。
もちろん、やる気のない生徒は論外です。
当塾にも少ないですが、自習にも来ないし質問にも来ない、それでいて『英語がニガテです』という塾生がいますが、もうそういう最初から受験のステージに立っていない受験生に同情の余地はありません。
しかし、本当に素直に先生の言うことを聞いていて、分からないなりにも必死に授業についていったのに、どんどん成績が落ちてしまった生徒にはきちんとしたバックアップが必要です。
西高や東高の先生方はもうご存知だとは思いますが、もう10年前、20年前とは事情が違います。
あの頃のように、名大をはじめとする旧七帝大+一工にバリバリ合格者を出していた頃と今では全然違うことはご存知のはずです。
それは何となくの肌感覚ではなく、合格実績や総合偏差値、共通テストの学年平均点などが如実に物語っています。
もう一度念を押させていただきますが、当塾・・・、いや、当塾じゃなくてもいいです、西尾市内の学習塾には、『5文型』『現在分詞と過去分詞』『関係詞全般』をきちんと理解できていない状態で体験授業を受けに来る高校生がたくさんいるのです。
これらの基礎ができていないのに、大学受験対策、ましてや難関大対策などできるわけがありません。
当塾ではどんなに時間がなくとも、英語がニガテな中高生には必ず基礎まで遡ります。
そういったわけで、山口は何も公立高校の先生方に意味もなく嚙みついているのではなく、ただただここ数年、たくさんの西高生や東高生にお会いしてきた客観的な事実から申し上げております。
というわけで、本当はもう少し具体的に掘り下げたかったのですが、授業準備がありますので本日はこの辺で!