『ケアレスミスがどうしても減らないんです・・・。』

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教室長ブログ

こんにちは!

長いことこの教育業界で働かせていただいておりますが、ご家庭やお子さまから聞く勉強の悩み、堂々の第2位がこの『ケアレスミスがどうしても無くならない』です。

ちなみに栄えある第1位は、みなさんもご存知の『家ではまったく勉強できない』です。

 

さてこのケアレスミス、なぜ減らないんでしょうか?

ケアレスミスの厄介なところは、『分からなくて間違えた』ではないところにあります。

例えば数学であれば、左辺か右辺に移項する時に符号を変え忘れた、などですよね。

英語であれば『冠詞を付け忘れた』とか『三単現のミス』などがメジャーどころだと思います。

 

これらは間違えた時点で(あ~またやっちゃったよ。気をつけなきゃな・・・)くらいの認識で終わってしまうため、何度も何度も同じミスを繰り返してしまうのです。

それじゃダメ!

いつまで経っても変わりません!

自分で(ケアレスミスが多いなぁ・・・)と思う諸君は、普通のノートとは別に『ケアレスミス専用ノート』を作ってください!

普通のノートは教科別に分けていると思いますが、この『ケアレスミスノート』は5教科ごちゃまぜに書き込んでいって構いません。

しかもメモ書き程度でオッケーです。

 

先日の体験授業でのことです。

中学3年生で英語がニガテな男の子でしたが、学校でちょうど『現在完了形』をやっているとのことでそこを重点的に説明しました。

しかし話していると、ニガテと言っていた割には非常に理解力があり、1時間足らずで完了形の3用法を全てマスターしてしまいました。

(おかしいな・・・普段どこで落としているんだろう?)と疑問に感じながら授業を進めていると、実は非常に簡単なところでミスをしてしまっていることが分かりました。

 

例えば次の例文

I have lived in Nishio for three years.

この和訳問題で彼は、『私は西尾に4年間住んでいます。』と書いていました。

そうなんです。彼は『完了形の継続用法』はしっかりと理解できているのに、そことは関係のないところでミスをしてしまっていたのです。

前置詞の『for』の発音についつい引っ張られてしまい、『フォー=4年間』と勘違いしてしまったのです。

彼の名誉のためにお伝えしておきますが、彼は1時間足らずの体験授業で『現在完了形の英作文』までできるようになったので、英語力は間違いなくあるのです。

しかし当たり前の話、上の解答を書いてしまったら問答無用で×になりますよね。

 

このミスをしっかりと履歴として残して、定期的に目を通すなどしてしっかりと自分自身に刷り込んでいく必要があります。

その履歴残すのが『ケアレスミスノート』なのですが、これは別に汚くても構いません。

こんな感じでオッケーですよ。

 

本当に汚いですね、ごめんなさい(笑)

ちなみにこれを書くのにかかった時間は2分程度です。

 

ケアレスミスそのものは本当に些細なミスですよね。

しかしながらはっきりとそのミスを自覚し、どうしたらそのミスを二度とせずにすむかは真剣に考えなければなりません。

今はまだいいですが、試験本番でケアレスミスをしてしまったら目も当てられませんよね・・・。

どんな小さなミスも・・・いや、小さなミスこそしっかりとその痕跡を自分の手元に残してください。

そして暇な時で構わないので、時折目を通すようにしましょうね!(山口のお奨めはズバリ『寝る前』です)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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