特に考えても仕方ない話

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教室長ブログ

突然ですが中高生のみなさん!


次の英単語の意味が分かるでしょうか??


①study

②house

③however

④positive



超簡単ですね!


では山口が考えた次の英文、果たしてみなさん正確に訳せるでしょうか??


① He studied her.

② Nishio city houses many people.

③ I don’t say however because it is by no means for these words to include meaning of paradox.

④ She was positive she could pass the entrance exam.


時間がないので先に”間違った和訳”を紹介しておきます!


×①彼は彼女を勉強した。(なんか気持ち悪いですね)

×②西尾市の家は、たくさんの人だ。(意味不明)

×③しかしながら、これらの言葉は逆説的な意味を必ずしも含んでいないので、私は言わない。(意味不明)

×④彼女はポジティブだった、そして試験に合格した。(なんかそれっぽいけど違います)





正解は・・・。


①彼は彼女を”じっと見た”。

②西尾市にはたくさんの人が住んでいる。


③私がここであえて”しかしながら”と言わないのは、これらの言葉は必ずしも逆説的なニュアンスなど含んでいないからだ。

④彼女は自分が試験に合格すると確信していた。


①他動詞”study”には『Aをじっと見る』という意味があります。

②他動詞”house”には『Aを住まわせる』という意味があります。

③この英文での”however”は副詞ではなく、動詞”don’t say”の目的語になっています。


④形容詞”positive”には”be sure of (that/ about)などに近い意味があります。

受験ではまずお目にかかりませんが、小説や日常会話ではガンガン使われるみたいですね。




以上です。


これについてああだこうだ考えても仕方がありません。


私達が外国人に、『え!なんでウサギだけは”何匹”じゃなくて、”何羽”になるの!?と質問されたところで、『いや、そういうものなんです・・・。』としか言いようがないのと同じです。


(※一応、江戸時代には鳥以外の肉を食べることが禁じられていて、ウサギは耳が長いから無理やり鳥に見立てて、ウサギだけは単位が”〇羽”になったとのことです)。



もちろん、①②④については普通に辞書に載っていますし、③についても別に山口が編み出した用法などではありません。



みなさんに知っていただきたいのは、英文法についても英単語についても限界がないということを知っていただきたいのです。


そうそう思い出しました。


大昔のことですが山口、ネイティブスピーカーにこんなこと言われました。

“Hey, could you xerox these documents??”


ちなみに”xerox”なる動詞は存在しません。


これはコピー機の『xerox』のことを指していて、彼は話し言葉で勝手に動詞にしちゃったんですね(というよりも彼に限らず、普通に普及しているのだそうです)。


意味は、『この文書、コピーしといてもらえる?』です。



いや、面白いじゃないですか!



私も含めてですが、みなさんはこれから途方もないほどの英単語や英文法に出会うことになります。



もしかしたらそれはみなさんを困惑させてしまうかもしれませんが、ぜひぜひ『こんな用法もあるんだ!』と楽しんでいただけたら幸いです。



とはいえ、言語をマスターするのには莫大な時間がかかりますので、少しでも早く取り掛かってください。





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