大学入学共通テストまであと361日となりました
高校3年生のみなさん、大学入学共通テストおつかれさまでした。
きっと言いたいことは山ほどあると思います。
コロナで十分な勉強ができなかったと思う受験生もいるでしょう。
試行調査や模試の問題と傾向が違っていて、(なんでよりによって今年なんだ…)と頭を抱えた受験生もいるでしょう。
しかし厳しいことを言えば、それはすべての受験生に言えることです。
また、確かに去年までの受験生と比較して、不公平だと感じるかもしれませんが、大なり小なり毎年のように不公平なことは起こります。
一番近いところだと、『私立の定員厳格化』が始まった4年前、(去年なら余裕で合格できていたのに…)と思われる第一志望に不合格になってしまう受験生が、全国的に散見されました。
さらにその3年前、悪名高い『国語の満点が一人もいなかった』という最悪の悪問に立ち向かうことになった年もありました。
何かしら不公平というものは起こりえます。
それも、君一人が憂き目にあうのであれば、それは理不尽な不公平と言えるでしょうが、今年の受験生全員が同じ目にあっていますので、気に病む必要はありません。
今できうるベストを尽くしたのですから、自信を持って私立の本番と国公立二次試験に向けて学習を再開してください。
むしろここからです。
ほとんどの受験生はよほどのことがない限り、自分にとって厳しい大学を第一志望にしているはずです。
ぶっちぎりのA判定を第一志望にしている受験生は少数派でしょう。
今回の大学入学共通テストを終えて、予想以上にできた受験生、まあまあ予想通りだった受験生、思っていたよりも取れなかった受験生と色々いると思われます。
ですが結果がよかろうが悪かろうが関係ありません。
例年のことですが、この1ヵ月が高校3年間で一番きついのです。
これを諦めずに乗り切った者だけが第一志望を勝ち取っていきます。
だから最後まで諦めないでください。
誤解を恐れずに言えば、大学入試なんて長い人生の中の一通過点に過ぎません。
きっとこの先、みなさんがまだ知らない理不尽な荒波がたくさん待ち受けています。
正しく努力を積み重ねて、正しいことをしたのに、正当に評価されないことだってあるでしょう。
それに比べたら、受験は本当に平等なんです。
よほどのことがない限り、みなさんの努力を正しく評価してくれます。
だからこの1ヵ月、寝ている時間以外は全部勉強してください!
そして桜咲く春には、みなさんが一番行きたい大学の門をくぐりましょう。
【高校2年生のみなさん、大学入学共通テストまであと361日となりました】
昨日のことですが、宿題の進捗率が30~40%がずっと続いている高校2年生を注意しました。
はっきりと『このままでは間に合わない』ということを伝達しましたが…。
嫌そうな顔してたな~…。
いや、気持ちは分かるよ!
でも自分も嫌です!
そんなこと言ったら嫌われるに決まってますからね!
でも、当たり前の話ですが、僕たちはみなさんのお父さんお母さんから大切なお月謝をいただいて、もっともっと大切なみなさんの人生を、きっと(ここなら大丈夫)と思っていただけながら預けていただいているのです。
注意をするのが嫌で何か月も放置して、どうしようもなくなった高校3年生の夏の面談で、『このままだと間に合わないので、夏期講習を50コマ取りましょう!』などとしたり顔でいう営業マンにはなりたくないのです。
もう詐欺ですよそんなの。
だから、勉強しない中高生にはとことん言い続けますし、それで改善されないならやめてもらいます。
そうじゃないと、今から半年、1年経って結果が出なかったときに、『やっぱ大手じゃなかったからあの塾はダメだ。』なんて言われたくないし、心外です。
当塾は『勉強をせずに中高生の成績を上げるメソッド』などはまったく持ち合わせておりませんので、当塾を選ぶことはイコール『毎日最低2時間(中学生、高校1~2年生)、もしくは4時間(高校3年生)学習』がマストです。
そもそも考えてみてください。
残りたったの『361日』ということは、毎日3時間勉強しても『1083時間』、毎日4時間勉強しても『1444時間』しか勉強ができないのです。
もう耳にタコができるくらい言い続けてきましたが、難関大学に合格するために必要な学習時間が『約4000時間』、到底足りないのです。
そうするとおそらく『いや、今までにも一応勉強してるからゼロではないし。』とか、『そもそも難関大学なんて目指してないし。』なんて意見もあるでしょうが、厳しいことをいいます。
偏差値が50を下回っていれば、今までの学習貯金はないに等しいですし(平均以下ということだからです)、今の時点でC判定未満なら、それはも君にとっては難関大学なのです。
成績や偏差値は簡単に下がることはあっても、上げることは容易ではありません。
どうかそのことを肝に銘じてください。
【今ひとりの高校3年生が共通テストの結果を報告に来てくれました】
結論から言えば、山口が思っていたよりもよかったです。
第一志望の名大はちょっと厳しいかもしれませんが、それはこの1ヵ月の努力次第で何とかなるくらいの結果でした。
ただこちらの彼、本当に…本当に苦しんでいました。
元々西高でも上位の方だったので成績はよかったのですが、3年生になってから一気に下がってしまい、一生懸命頑張っても結果は上向かず、11月、12月時点ではボーダーに150点近く届かないような状態でした。
はた目から見たらかなり厳しいのは一目瞭然でしたが、彼自身は不安を覚えながらも毎日毎日勉強していましたし、山口は相変わらず無責任に、『第一志望は変えずに名大で』と言い続けました。
でも無責任とは言いつつ、自分は彼の3年間の努力を知っていたので、(もしかしたら何とかなるかも)とは心のどこかで思っていました。
彼が努力していなかったら、たとえ無責任でも『第一志望は変えないように』とは口が裂けても言わなかったと思います。
そしてこの結果は、よく巷で跋扈しているような『夏休みにE判定から一発大逆転!』みたいなお話じゃないんです。
断じて違います。
彼が高校1年生の春から、いい時も悪い時も体験しながら、時には(こんなに頑張っているのになぜ成績が上がらないんだ…)と苦しみながら出した結果なのです。
今のところ名大に挑戦するかどうかはまだ悩んでいるようですが、これも無責任を承知の上で言わせていただくならば、ぜひこの1ヵ月、死に物狂いで頑張って挑戦してほしいかなと個人的には思います。
ただ、第二志望も十分に名門難関大学ですので、客観的にみればどちらでも後悔はしないのではないかと思います。
その一方で、もしかしたら(本当はもっととれたはずなのに…)と思っている高校3年生のみなさんもいるかもしれません。
でもいいんですよ。
みなさんが本当にベストを尽くしたのであれば。
もしかしたら第二志望に行った結果、第一志望よりもよい未来が切り開けるのかもしれません(それは神のみぞ知るところですが…)。
自分自身、第一志望には全敗で、結果は第二志望に進むことになりました。
ただ、自分は今が一番人生が充実しています。
もしこれが第一志望に進んでいなかったら…今のお仕事に就くこともなかったでしょうし、みなさんにもこうしてお会いすることはなかったかもしれません。
だから結果論ではありますが、第二志望でよかったと思います。
みなさんが本当にベストを尽くしたのであれば、進学した先で同じようにベストを尽くした仲間が必ずできます。
そして本当にやりたかった道に進むことができるでしょうし、もしかしたらもっと他のやりたいことが見つかるかもしれません。
それは本当に神のみぞ知るところ。
ただ、山口は神ではありませんが、一生懸命努力したみなさんが最高の未来を切り開くことだけは分かります。
だから今回の結果、良かれ悪かれ残りの一か月、みなさんの全てを出し尽くしてください!
そんなわけで塾生のみなさん、今日も教室でお待ちしております。
いや、もうガンガン質問来てくださいね!
心からお待ちしております。