やっぱり学歴は大切(ただの雑談です。この記事を読むのに8分ほどかかります)
こうして高校受験や大学受験を対象とした学習塾で働かせていただいておりますが、それでもお子さんの未来を決めるのは、『初等教育』や『幼児教育』だと確信しています。
いわゆる地頭の差なんてものはなくて、みな生まれながらに学問については平等なのに、幼児や小学校の時の過ごし方で、勉強を頑張れるお子さんと、そうじゃないお子さんに分かれていくと信じています。
この辺は山口のいうことを鵜呑みにせず、ネットなどで調べられた方が有益かつ、信憑性の高い情報が得られるかと思います。
でもそんなことを言ったら身も蓋もなくて、『じゃあ中学校や高校で勉強に対して本気になっても、間に合わないってことなの?』となってしまうと思われますが、それをなんとかするために、世の中に学習塾や予備校があります。
ただ賛否は分かれるでしょうが、やはり幼稚園や小学校から大学受験に向けて本気になっている連中が有利であることは間違いありません。
中学受験を乗り越えた中高生や保護者様は『あ~分かる分かる。』と思っていただけると思います。
ただし誤解のないようにお伝えしておきたいのですが、山口は別に『中受派』というわけではありません。
どちらでもいいと思っています。
ただただ、物心ついたころから勉強することが当たり前になっていて、小学校にして大学受験と同じようなプレッシャーと戦っている小学生がいるということは事実なのです。
そして関東や関西圏では、実に『3~4人にひとり』の割合いで中学受験を体験しています。
そんな連中が難関中高一貫校にすすんで、このような実績を作っていきます。
他にも巣鴨や栄光学園、麻布や女子御三家など、世の中にはとんでもない合格実績を持っている中学校や高校があるわけですが、彼らは小さい頃から準備をしていたから難関大学に合格しているのであって、何も中学に入ってから、高校に入ってから本格的に勉強を始めたわけではありません。
もちろん、『偏差値偏重主義はよくない』だとか、『小学校の頃はのびのびと育てた方がよい』などという意見もあるかもしれませんし、もしかしたら正しいのかもしれません。
しかしながら個人的な経験ですが、中学受験を体験してきた中高生が別にがり勉というわけではありませんし、むしろ生き生きとした快活な男女が多いです。
ですから、小さい頃から勉強を詰め込んで、人格形成がおろそかになるということはありませんので、ご安心ください(※もちろん、パワハラ、スパルタ紛いの言動がご法度であることは大前提ですが)。
【ここからが本題です】
とはいえ、ここは愛知県です。
愛知県は全国的にみても珍しい、『超公立王国』です。
他県を見ても、公立高校でここまでの実績を持っている高校がひしめき合っているのは、ここ愛知県だけです。
しかし、それでもみなさんのライバルに、そういった中学受験を経験したようなものすごい連中がいるということは、ただただ事実として知っておかなければなりません。
林先生の言葉でも、敗者の条件は『情報不足と慢心である』というものがあります。
みなさんは自分なりに『頑張っているつもり』かもしれませんが、世の中にはもっともっと早い段階から、一つの目標に向かって死に物狂いで、もっともっと質の高い努力を続けてきた連中がいるのです。
厳しい話、中高生の諸君で中学受験の世界があることを知っていた人はいるでしょうか??
旧七帝大や早慶、医学部に合格していくのはこんな連中です。
受験はガンガンフライングができる椅子取りゲームで、何ならこんな連中は、音楽がかかる前からもう椅子に座っているのです。
ですので仕方なく、スタートが遅れてしまった中高生は、別の椅子を探しに行くことになります。
改めて念を押させていただきますが、大学受験は地頭の差などではありません。
いかに早く危機感を持って、いかに早くスタートを切ったかで決まるのです。
【それでもやっぱり学歴はあった方がよい】
物心ついたころからそんなに勉強勉強しなくても・・・という意見もあるかもしれませんし、もしも子どもがいやいや勉強をやらされるようなら、それはあまりいいとは言えないかもしれません。
しかし先進国において、ましてやこれから少子高齢化で、ますます格差社会の傾向が強まる日本において、学歴は最高の武器です(※ちなみに日本は、所得格差は世界ランキングワースト8位です)。
夢がありきで学歴を求めるのではなく、まずは先に学歴を担保して、その後でやりたいことを決めていくべきです。
そもそも子どもの夢なんてコロコロ変わります。
『ユーチューバーになりたい!』『プロ野球選手になりたい!』『アイドルになりたい!』『宇宙飛行士になりたい!』小学生の夢は本当にいろいろありますが、現実問題として、彼ら全員の夢が叶うわけではありません。
きれいごとでも何でもなく、ただ確率論や期待値の話として、『13万8,000人の高校球児、全員がプロ野球選手になるわけではない。』ということです。
仮に多く見積もって、年間30人ほどの高校生がプロ野球選手になるとして、その確率はなんとたったの『0.02%』。
もちろん、全員がプロ野球選手を目指しているわけではないでしょうが、とにもかくにも、将来をあてにするには心許ない確率と言えます。
でも目指してもいいと思うんです。
転ばぬ先の杖として、学歴をしっかりと用意しておけば。
勉強が妨げになって諦めるような夢なら、その夢はしょせんその程度の熱量の夢だったということです。
お金がすべてではない、確かにそうなのかもしれませんが、やっぱりシンプルに考えて、そりゃあ幸せな人生を送るのであれば、お金はないよりあった方がいいです。
そしてこの格差社会の傾向がますます強まる日本において、学歴はマストです。
さらに言えば、そのために小さい頃から準備しているライバルがいるということは知っておくべきですし、高校生になって危機感が持てないというのは、受験においてかなり不利になるということも紛れもない事実です。
『だからFIXに来てください!』と言いたいわけではありません。
正直危機感を持って、学習できる環境が作られるのであれば、場所はどこでもいいです。
例えば当塾の体験授業を受けて、一通り山口の話を聞いても、(・・・なんかイマイチ共感できないな~。)と思うのであれば、それはあまりよい学習環境とは言えないと思います。
これも現実問題として、すべての学習者に完璧にあてはまる学習塾や学習法はありません。
そうでなければ、世の中にこんなに多種多様な形態の塾は存在しません。
学習者それぞれに個性があって十人十色であるように、塾それぞれに個性があって、合う合わないは必ずあります。
『居眠りした瞬間に一発退場!』の塾なんて、山口が高校生の頃なら絶対に通いたくありませんしね(笑)。
ただただ、これからどんどん少子高齢化が進み、さらに格差が広がっていくことが確定的な昨今、学歴は今まで以上に必要な武器になります。
ですからみなさんそれぞれにあった、良い塾が見つかることを願っていますし、その選択肢に当塾も入れてもらえるのであれば、これに勝る幸せはありません。
それでは、授業準備がありますので本日はこの辺で失礼します。