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教室長ブログ

【今年の共通テストプレを、高校2年生のみなさんにも挑戦してもらおうと考えています】

本当は一部の塾生にだけ挑戦してもらおうと考えていたのですが、予定変更で、全員にチャレンジしてもらいます。

今年の河合塾共通レストプレ、正直相当難しかったです。

英語圏で4年生活していた都築先生は、さすがに満点取っていましたが、それでも時間にすると70分近くかかっていたので、これはかなりの分量です。

ちなみに都築先生は、旧センターは半分の40分くらいで解いてしまっていたので、それとの単純比較でも共通テストの厳しさがよく伺えます。

都築先生談なのですが、おそらく頭の中で日本語に戻していたら時間が足りないとのこと。

英語の文章を、そのまま英語でキャッチしていくスピード感が求められますが、そんなことは帰国子女か、相当英語に注力している受験生出ない限り不可能です。

そのため、バリバリ日本人である山口が必勝法を編み出しましたが...、それはもちろんここではお伝えいたしません。

まあ必勝法というほどのものではないのですが。

今現在、当塾の高校2年生は、英語の偏差値が70を超えている塾生が3名、60を超えている塾生は加えて4名いますが、おそらくは時間内に解ける高校生は0名だと思います。

さらに言えば、偏差値70を超えている塾生でも、7割行けば上出来かなと。

現役の3年生が苦戦した共通テストプレに、2年生に挑戦してもらう意義は、『いち早く現実を知ってもらうこと』にあります。

去年の共通テスト本番もそうだったのですが、去年の受験生は初の共通テストを何も知らない状態で、なおかつ、文科省から発表されていた試行問題の傾向とも異なる問題に取り組んだのです。

去年の受験生の焦りや緊張は、想像を絶するものだったと思われます。

そこで今回の共通テストプレ、少なくとも河合塾は、今年はさらに難易度が上がると考えていることが伺えます。

難易度が上がらないなら、それはそれでいいんです。

恐ろしいのは、何一つ準備をせず、無策の状態で受験に臨んで、実際のテストの難易度が跳ね上がっていたとき。

おそらくその影響は英語だけにとどまらず、他教科にも波及します。

だから知っておいてほしいのです。

高校2年生のみなさん、今回挑戦してもらう共通テストプレで、ボコボコに打ちのめされてもいいです。

ただし、この対策を『残りたったの390日弱程度』でやらなければなりません。

ですので、今回の挑戦は自信をつけてもらうためのテストではなく、『現実を知ってもらうためのテスト』になります。

覚悟を決めて取り組んでほしいと願います。

また、非塾生の高校2年生も、機会があれば、兄弟・先輩・学校の先生などにお願いして挑戦してみてほしいです。

【山口が高校2年生の頃に突きつけられた現実】

普段偉そうにあぁだこうだと言わせていただいていますが、正直なところ、自分は当塾の塾生を本当に尊敬しています。

いやいやみなさんすごいですよ...。

ちなみにですが、山口は高校時代、こんなには勉強できていませんでした。

ここから先は山口の体験談になりますし、何度か弊ブログでも書かせていただいた内容ですので、既視感があれば拝読いただかなくても大丈夫です。

山口が高校2年生の夏休みに入る前、(よく分からないけど、なんか大学は国公立を目指した方がいいんだよな~。)くらいの感覚で、担任のI倉先生に相談に行きました。

所属していた野球部の顧問でもあり、数学の先生でもあったので、何かいい感じのお言葉が頂戴できると期待に胸を弾ませて職員室へ向かったのですが...。

『おいおい今更かよ。お前が今から行ける国公立なんて、日本中どこにもないぞ??』と伝えられました。

さらに追撃で、『お前の普段の学習姿勢見てたら、てっきり就職するのかと思ってたよ。』とも。

そう、今でも覚えていますが、山口は学校の課題はまあそれなりにこなしてはいたものの、それ以上の勉強はまったくしていませんでしたし、模試の結果も全教科偏差値40未満、そりゃあこの成績だと国公立はおろか、Fラン私立も危ういくらいです(※山口やみなさんのお父さんお母さん世代の頃は、まだまだ中高生の数も多かったですし、今とは違って偏差値が45を下回るような大学はほとんどありませんでした)。

いつもお気楽な山口も、さすがに顔面蒼白になりました。

(え!自分大学行けないの!?)とね。

高校2年生の夏休み前なのに、なんてひどいことを言う先生なんだと思われるかもしれませんが、これはもう努力とか熱量とかで何とかなるものではないのです。

それまで勉強をサボりまくったのですから。

それまで野球をまったくやらなかった高校球児が、『来年の夏に甲子園に行きたいです!』と言っているようなもので、まあ本人の努力次第でもありますが、『地区予選3回戦までなら行けるかもよ?』と現実的なアドバイスをする他ありません。

もちろん、全国ほとんどの高校球児が甲子園を目指しているわけですが、それでも甲子園に出場できるのは、『全国4,000を超える高校の中で、たったの49代表』ということになります。

ここでみなさんに知ってほしいのは、何も『無理な目標を立てるのはやめなさい』ということではありません。

立てればいいんです、大きな目標を。

比較しておいてこんなことを言うのも何ですが、そりゃあ甲子園に出場するよりも、『勉強を頑張って難関大に合格する』方がはるかに簡単ですから。

だけどだからと言って、それに見合った努力もせずに夢見れるほど、その目標は甘くはないということを知ってほしいのです。

こうして今、教育業界に関わらせていただいた今となっても、もしあの当時の高校2年生の山口に出会えるとしたら、やっぱり『今のお前と残された時間を考えると、国公立は無理だ』と声をかけると思います。

それくらい勉強サボってましたからね。

公立高校に通う高校1年生、2年生のみなさん。

毎年のことですが俯瞰して言わせていただきます。

みなさんの学習姿勢はただただ甘いですし、単純に学習量がまったく足りていません。

何も無茶なことは言ってないんです。

高校1年生なら『平日2~3時間、休日はその倍』、2年生なら『平日3時間、休日はその倍』。

ただそれだけです。

しかもやるのは英語と数学だけでよい。

でも多分、それを1日も欠かさず毎日やれているのかというと、そんな高校1年生、2年生はそうはいないと思います。

1日も欠かさずというのは、ツレと遊ぶ日も、部活の試合がある日も、修学旅行の日も冠婚葬祭の日も...、という意味です。

逆にそれさえできるならば、どんな難関校でも合格できることをお約束いたします。

・・・、とまあ本当はもう少し書きたいことがあったのですが、これから授業ですので続きはまた後ほど!

とにかく高校2年生のみなさん、もうみなさんに残された時間は『1年とひと月弱』、もう単純に時間がありません。

みなさんの一生はこのたったの一年ほどで決まってしまいます。

特に英語と数学は受験の要。

他教科で落としていても、この2教科を落とすことは絶対に許されません。

今すぐにでも、赤本や共通テストパックなどに挑戦して、現実の厳しさを痛感してください。

そしてその対策として、どのように行動すればよいのかを、自分の意志で考えて、自分の足で歩きだしてほしいと願います。

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