学習に正しい負荷をかける

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教室長ブログ

The people wanted the government to take radical measure about depression.

 

 

こんにちは!

冒頭の文章はさておき、みなさんスポーツは好きでしょうか??

・・・もちろん嫌いな人もいますよね?

でもスポーツが嫌いなみなさんも、ちょっとだけ我慢してお付き合いください。

 

 

例えば野球(また野球かい!というツッコミはなしでお願いします)。

高校野球においてはどんなに弱い公立高校の野球部でも、練習でなぜか相当な距離を走り込みます。

うちの高校なんか、万年2回戦だったのに、夜の20時まで練習して最後に10kmランニングしてました(そういう時代だったのです・・・。)

 

そして例えばサッカー。

今でこそ名前を聞かなくなりましたが、小峰監督が率いていた国見高校。

とにかく走る!

朝は5時から朝練。

学校の授業が終わったらまず10kmのジョギング、夜中まで練習した後はシメに10kmのジョギング・・・(みなさんは真似しないように!)。

 

マラソンランナーも心肺により強い負荷をかけるために、酸素が薄い高地でトレーニングしたりしますね。

 

これ、勉強でも同じなのです。

 

 

例えば中学生が受ける全県模試や実力テスト、高校生が受ける駿台や河合塾の模試などは、本番のテストよりも難しめに作られています。

公立高校の入試やセンター試験を受験するのに、最終的に同じ難易度の課題にしか取り組まなかった生徒と、それよりも難しい課題に取り組んできた生徒では、結果に差が出るのは明らかです。

 

さあここで冒頭の英文に戻ります。

※ここから先は興味のある人だけ読んでくださいね!

 

 

(1)I want to study English.

 

中学2年生以上であれば、問題なく訳せると思います。ところが、

 

(2)I want you to study English.

 

これになるとほとんどの中学2年生は分からなくなります(習っていないので分からなくて当然です!中学2年生以下の生徒諸君は気にしないでくださいね!)。

中学3年生だと半分くらいの生徒は答えられるでしょうか?

 

この2文ですが訳は、

(1)私は英語を勉強したい。

(2)私はあなたに英語を勉強してほしい。

 

です。

 

ちなみに(2)ですが、どんなに英語を勉強してこなかった生徒でも、高校3年生はほぼ100%正解します。

(なお、高校では『不定詞の意味上の主語』という単元で学習します)。

 

 

ところがです。

冒頭で取り上げた文章、

 

(3)The people wanted the government to take radical measure about depression.

 

になると、高校3年生でも正答率は下がります。

これ、ちょっと難しそうに見えますが、文構造は(2)とまったく同じなのです。

文の要素であるSVOCを赤意味上の主語を青にしてみます。すると・・・

 

 

(2)I  want  you  to  study  English.

S  V  O   C

to study の主語は『you』)

 

(3)The people  wanted  the government  to take radical measure about depression.

S     V      O      C

(to take の主語は『the government

 

 

そうなんです。単語が難しくはなっていますが、なんと文の構造は(2)も(3)もまったく同じなんです。

人々は、政府が不景気について根本的な対策を講じることを望んだ。

 

そこで本題に戻ります。

 

これは英語に限らず、数学でも理科でも、社会でも国語でも同じことが言えます。

当然小学校から中学校、中学校から高校、最後の大学受験と段階を踏んで難しくなっていくわけですが、可能であれば前倒しして進めていきたいのです(もちろん、これは目標に合わせてということになります)。

 

例えば当塾の塾生、中学2年生の男の子ですが、最難関の私立高校を目指しているため、数学はすでに中学校3年生までの内容を終えてしまっています(もちろん当たり前ですが、学校のテストは全て常時90点以上をクリアしています)。

英語については現時点で準2級まで取っていて、来月2級を受験予定です。

ここまでやって、なおかつスタートラインだったりします。

 

また、とある医学部医学科を目指している中学3年生の生徒は、同じく英検は来月2級を受験、数学に関して言えばなんと青チャートをやっていたりします(これは彼が現在通っている中学校の方針でもありますが・・・)。

 

断言しますが、センター試験対策しか取っていない状態で、早稲田や慶應、旧帝大の二次試験には手も足も出ません。

同じく、難関私立高校や中学についても、公立の小学校や中学校のカリキュラムではまったく歯が立たないのです。

 

当塾は担任制で完全1対1の学習塾ですが、本当の意味で生徒一人1人に合わせたカリキュラムを組み、指導に反映させております。

もちろん、何でも前倒しして負荷をかければよいというわけではありません。

 

どんなに能力を持っていたとしても、中学生に大谷翔平選手の160kmは打てないでしょうし、同じく中学生が錦織選手とマッチアップしても、1ポイントも取れないでしょう。

学習習慣がついていないお子さんであれば、まずはそこからスタートしていかなければなりません。

その子のその時の学力やモチベーションに合わせて、最適な学習カリキュラムを組まなければならないのです。

 

(1)I want to study English.

(2)I want you to study English.

(3)The people wanted the government to take radical measure about depression.

(4)By causing animals in the wild to stay awy from such objects as faces,disgust helps them to avoid being poisoned or infected.

 

しれっと(4)を足しましたが、実はこれも文構造は(1)~(3)とまったく同じなのです。

 

 

みなさんが今どの位置にいるのか?そしてどんな学習が必要なのか??

もし興味がございましたらいつでも気軽に山口に声をかけてくださいね!

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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