itとoneの違いは??
つい先ほど中学3年生の女の子から素晴らしい質問をいただきました。
明日が私立本番ということで、直前まで過去問を解いていて、気になったところを質問に来てくれたわけですが…、いや、本当に頭が下がりますね。
そういった学習姿勢、本当に大切だと思います。
質問の内容ですが、(そんな細かいところが気になるんだ~)と勝手に感心してしまいました。
【代名詞itとoneは何が違うのか?】
問題文の内容は忘れてしまいましたので、勝手に作ってしまいます。
Since I have lost my i-phone, I have to buy a new ( ).
空欄に入るのは”one”なのですが、質問の内容は”it”じゃダメなのか?というものでした。
結論から言えば、”it”は入りません。
上の文章、『i-phoneを無くしたから新しい”もの”を買わなきゃ。』なのですが、”it”だと”それ”という意味になってしまいます。
つまり分かりやすく言えば”無くしてしまった、まさにそのi-phoneとまったく同じもの”という意味です。
“one”には「不定代名詞」とかいうけったいな名前がついていまして、名前の通り「具体的には定まっていない」ので、『同じ機種なんだけど、店頭に並んでいる別のi-phone』ということになります。
“it”なら「まさにその自分が無くしてしまったi-phone」”one”なら「i-phoneはi-phoneでも、店頭に並んでいるたくさんの中の一つのi-phone」です。
でも、こういうことが気になって質問に来るというのは本当に素晴らしいことだと思います。
常に頭の中に疑問があるから出てくることで、こういった学習姿勢が高校に入ってさらに大きな相乗効果を生むことになります。
お母さんによると、勉強する習慣がまったくなかったとのことですが、そんなこと信じられないくらいに自習に来てくれますし(塾生の中でも3本の指に入るくらいです)、質問に至っては多分一番多いです。
山口だけでなく、当塾にいる全ての講師に積極的に質問しています。
これだけ勉強している彼女ですので、高校受験はこれまた普通に『大丈夫』だと思っていますし、現時点で第一志望の大学もあるようなのですが、そちらも大丈夫…というより、大学についてはまだまだ上を狙ってもいいかなと思っています(今のところ、本人がどうしてもそこに行きたいとのことですので、山口がごり押しすることはありませんが…)。
そんなわけで、塾生のみなさん!質問welcomeですよ!
教室がパンク寸前で、質問にも長蛇の列が…なんてことになったらなかなかそうも言えませんが、当塾はそうならないように、常に入塾制限により人数制限をかけています。
そんな心配は杞憂です(※心配しなくてもいいことを心配すること)。
あと、自分で言うのもなんですが、自分は数学、英語で0点を取ったことがありますので、逆に『ゼロの状態からの指導』には自信があります。
最初から成績良かったわけではありませんからね。
だから勉強に自信がない中高生諸君、どんどん来てください。
ただしやる気だけは必ず持ってくること。
もうね…ごめんなさい、やる気だけは本当に自分で何とかするしかありません。
いや、1でもあるならば、それに5や10をかけることもできるでしょうが、0のものには100をかけようが1,000,000,000,000,000をかけようが”ゼロ”なんです。
本当にやる気がゼロの中高生ばかりは、私たちでもどうすることもできませんので、やる気だけは持ってきてください。
やる気さえ持ってきてくれたら、必ず私たちが全力でサポートします!
あと高校3年生のみなさんで前倒し指導が終わってしまった塾生もいるかとは思いますが…、自習には来てね!
それでは今日はこの辺で…。