名市大A判定!!!(目標に対する準備)
というわけで、ついに初の・・・彼にとっては初のA判定が出ました!
今までどんなに頑張ってもA判定が出ませんでしたので、ここに来てこの結果は嬉しいですね。
そしてなんと、第一志望者287人中堂々の『3位!』
これはすごい!
凄すぎる!・・・と狂気乱舞したいところなのですが、飽くまでも模試の結果。
共通テスト本番まであと約1ヵ月、名市大の二次試験までは2か月強ほどの時間しか残されていません。
もうこの残りの期間は力を振り絞って、『睡眠7時間以外はすべて勉強に注ぎ込んでほしい』ですね。
ただそんなことはすべての受験生にとって当たり前の話。
そして名市大に限ったことではありませんが、難関大を目指すみなさんに肝に銘じてほしい。
例えば名市大の人文社会学部、彼が希望している国際文化学部の定員は『わずか45名』。
しかも私立大学の受験と違い、国公立を受験してくる受験生は、『ある程度自分は合格するだろう』という算段をつけた上で受験してきます。
もう共通テストの結果が出てますからね。
おそらくは国公立受験の倍率は、おおよそ『2~5倍』くらいなのでしょうが、ただの『2~5倍』じゃありません。
みなさん、『これなら自分は合格できる!』と思ったメンバーで固められた『2~5倍』と心得てください。
もうめちゃくちゃ厳しい戦いです。
その最後の最後、2月に第一志望に出願して、私立大学の受験もこなしながら最後の二次試験対策に全力を注ぐ・・・とてつもない精神力が必要になります。
それができるかできないかは、今この瞬間の最後の頑張り。
さらに言えば、『高校1年生の頃から今まで、どれだけの努力を積み上げてきたか?』にかかっています。
塾生のみなさん、先日のブログでも書かせていただきましたが、まずみなさんの第一志望、『A判定は出ません。』
B判定やC判定・・・もしかしたらD判定も出るでしょう。
その時に、(いや、自分は今まで、第一志望の二次対策を全力で頑張ってきたから大丈夫!)と思えるかどうかはみなさんの努力次第です。
【高校1年生から受験勉強を頑張り過ぎると失速してしまう・・・??】
・・・といった内容のネット記事を見ました。
なるほどなるほど、確かにそれはあるかもしれませんね。
でもですね、個人的には『それは各々の目標によるのでは??』と思っています。
例えば偏差値50の高校生が中堅私立大学を目指すのと、同じく偏差値50の高校生が東大を受験するのでは全然違います。
この2名の努力が同じでいいわけがないです。
それに度々申し上げておりますが、高校3年生になってから『平日4時間、休日(文系)12時間以上、(理系)14時間以上』一日も欠かさず勉強しようというのであれば・・・高校1年生のときからしっかりと『勉強を頑張る体力づくり』に取り組んでおくべきです。
高校1年生、2年生を全力でサボった受験生が、いきなり長時間の学習なんてできるわけがないからです。
例えばですが私山口、この8年間ほど毎日『自分のペースでだらだら8km以上ジョギング』をし続けていたのですが、『まったく効果は出ませんでした』。
まったくです。
そりゃあもちろん、何もやっていない人よりは多少健康にはなったかもしれません。
しかし今年の夏、本気で全力疾走してみたら・・・なんとたったの2kmしか走れなかったんです・・・。
2kmですよ?
1年前に『トライアスロンに出る!』とか豪語していたくせに、8年間も間違った練習をし続けたがために、蓋を開けたら2kmも走れなかったんです。
というわけで、お小遣いで『ガーミン』なる時計をゲットし、毎日毎日タイムと心拍数を測定しつつ、きちんとしたやり方で練習したところ・・・。
たったの3か月でハーフマラソン(21.0975㎞)走れるようになりました。
ところがです。
それは文字通り、『やっと21キロ走れるようになっただけ』に過ぎません。
初めてハーフマラソンを完走できたときの記録がこちらです。
こちらは最初の1kmのラップタイム
最初の1kmは『5:08』、そんなに悪くはありません。
しかし13㎞を過ぎたあたりからとんでもなく失速、最後の1kmはなんと・・・。
『6:29』、なんと1分以上も遅くなっています。
というよりも最後はもう本当に足が動かなくて、倒れそうになってました。
これが11月中頃のことでした。
それから1ヵ月、毎週ハーフマラソンを走り続けた結果、昨日自己ベストを更新することができました。
『1時間54分02秒』
もちろん、そんなに速いわけではありませんが、アラフィフでランニング初心者ということを考えたら、まぁまぁ健闘していると思います。
その時の最初の1kmがこちら。
『5:01』、こちらはそんなに変わりませんね。
変わるのはこちらです。
こちらは最後の1km
最後の1kmについては『5:34』
というわけで、一か月よりも失速することなく完走することができるようになりました。
これがここ3ヵ月くらいの出来事です。
私は間違ったやり方で・・・自分なりに8年間も練習を続けていましたが、全くと言っていいほど効果は出ませんでした。
そして正しいやり方で3か月ほど頑張ったところ、まあそれなりに走れるようにはなりましたが、それでももっともっと速く走る人はたくさんいるでしょうし、フルマラソンを完走できるかといったら『絶対に、100%できません』。
断言します。
今程度の努力と実力では、フルマラソンの完走は絶対に不可能です。
『西尾マラソン』の出場すら無理です(※もちろん、『歩きながら』でもいいなら出場することはできますが・・・)
ここからさらに、フルマラソンやトライアスロンを完走するとなれば、今よりも3倍の努力が必要になります。
これは主観で『3倍』と言っているのではなく、具体的に3倍の練習量が必要になります。
これがたかだかアラフィフ山口のランニング程度だからいいものの、みなさんの受験勉強はそれ以上に過酷です。
みなさんの大学受験には期限があって、さらにはライバルもいるからです。
高校1年生のみなさん、みなさんの目標が山口のランニング程度なら、それなりの努力でいいと思います。
ただ、今偏差値が伴っていなくて、2年後に本気で難関大を受験するというのであれば、今の努力では100%足りません。
言うまでもなく、もうすでに努力しているライバルがいるからです。
みなさんの大学受験と、山口のランニング程度を同列に考えてはいけない。
そして今頑張れなければ、2年後の今、まさに12月、1月に入った時に、毎日不安と戦うことになります。
いや、もしかしたら現実が見えずに、不安すら感じられないかもしれない。
高校3年生になってから一生懸命頑張るなんてのは当たり前の話。
難関大チャレンジャーが頑張るべきは高校1年生、高校2年生の時期です。
みんなが全力で走ってるときに、君が同じように全力で走っても差なんてつきようがありません。
ましてや、高校1年生・・・もしかしたら中学生や小学生の頃からスタートしていた連中に追いつけるはずがない。
みなさんが第一志望に敗れるとすれば、それは君たちの実力のせいではありません。
ただただ、『スタートするのが遅かった』、本当にそれだけです。
また、仮に早くスタートを切っていたとしても、山口のように間違った練習法で走り続けても、最悪何も得られないかもしれません。
量は当たり前に確保するとして、正しいやり方で学習してほしいと強く願います。