ご両親・学校の先生・今の環境に感謝の気持ちを持つこと

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教室長ブログ

まずこちらの写真をごらんください。

 

これはフィリピンの9歳の少年です。

火災で家を失い勉強する環境がなく、働きながら将来の夢を叶えるために、マクドナルドの光で勉強をしているのです。

そしてお父さんも亡くなられています。

彼は勉強をしたくない、と思っているのでしょうか?

勉強を頑張っている自分を不幸だと思っているのでしょうか??

押し付けるつもりは全くありませんし、人は人です。あなたにはあなたの人生と考え方があります。

ただ、今何不自由なく勉強ができる環境、望めば塾に通える環境、お父さんやお母さんがいてくれる境遇は、このフィリピンの少年からすれば本当に幸せな環境であって、感謝してもしきれない境遇であることを胸に留めておいても損はないと思います。

 

 

こんにちは!

 

生徒達からよくこんな声を聞きます。

『学校の先生の授業が分かりにくい。授業が下手。』

『親が本当にうるさいんです。』

 

なるほど…。

私も中学生の頃はまったく同じようなことを言っていました。

これは私も含めてなのですが、思うような結果が出せていない生徒ほどこういった発言をしてしまいます

成績上位者の口からは一度も聞いたことがないといっても過言ではありません。

私自身がそうだったから痛いほど理由が分かるのですが、思うような結果が出せていない生徒は、できない理由を自分のせいにすることができません

(今自分ができないのは、先生の教え方が悪いからなんだ)⇒だからできなくても仕方がない。

(親が口うるさいからやる気がなくなってしまう)⇒だから勉強しないのは自分のせいではない。

これは中学生当時の私の思考です。

しかしこのような考え方をすると、当たり前の話ですがその先に進むことができません。

学校の先生の授業が下手で分かりにくい・・・。もしかしたらそれは事実なのかもしれませんね。

しかしながら、その先生の授業で90点以上の点数を取っているお友達がいることも事実です。

いや、でもその生徒はきっと学校の授業とは関係なく、もっと分かりやすい塾に通っているに違いない、そんなことを言っていてはキリがありませんよね。

 

そして胸に留めておかなければならないのは、目の前のあなたのために、学校の先生方はものすごい時間と労力をかけて準備をしているのです。

ニュースを見ると不祥事を起こしてしまう先生もいるようですが、それは氷山の一角でしかありません。

確かに分かりにくいのかもしれない。

あなたと合わないのかもしれない。

しかし先生に感謝の気持ちを持って学習に臨んでみてください

嘘でもいいんです。

思い込むだけでもいいんです。

先生、ありがとうございます、という気持ちを持って授業を受けてみてください。

きっと何かが変わるはずです。

 

 

そしてお父さんお母さんですね。

私はお話させていただく全てのお父さんお母さんに、

『たくさん褒めてあげてくださいそして「勉強しなさい!」とか「こんな成績じゃどこにも受からないぞ!」と言うのをがまんしてください。』と伝えています。

 

しかしながら生徒諸君にも、少しだけお父さんお母さんの気持ちを考えてほしいなと思います。

確かに「勉強しなさい!」「いつも遊んでばかりでいつになったら勉強するの!」・・・と言われてやる気は出ませんよね。

気持ちはすごく分かります。

しかしそこで少し考えてみてください。

なぜお父さんお母さんが『勉強しなさい!』、とあなたに言うのかを。

少し考えてみれば分かることですが、決して嫌がらせで言っているわけではありません。

あなたに幸せになってほしい、その一心であなたに言ってしまうのです。

だからここで1つ、言われる前に勉強してみてください。

そして『今日はこれだけ頑張ったよ!』『今日はこんなことができるようになったんだ!』と報告してみてください。

それだけでお父さんもお母さんも嬉しいと思います。

もちろん、お父さんお母さんのために勉強するわけではありません。

全て自分のためです。

1つ考えてみてください。

もし今の成績か、もしくは学校で1番の成績になれるか、どちらでも選べるとしたらあなたはどちらを選びますか?

考えるまでもなく学校で1番を選ぶと思います。

・・・ということは、あなたは少なくとも『成績を上げたい!』と思っているということになります。

 

別に夢や目標がなくても構いません。

志望校についても、あなたが行きたいと思うところに行くべきだと思います。

いずれにしても・・・仮にお父さんお母さんが口うるさかったとしても、今あなたが何不自由なく勉強ができること、普通に学校や塾に通えていること、お友達と遊んだり部活動を頑張れていることは、ご両親のおかげなのです

少なくともそこに対する感謝の気持ちは忘れてはいけません。

さて、ここでもう一度この写真を見てください。

 

この少年が今のあなたを見て、(日本の子どもたちはお父さんお母さんに口うるさく言われて、毎日学校や塾で勉強をやらされてかわいそうだな…)と思うのでしょうか?

 

 

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