かなり理解できているはずなのに得点につながらない理由
昨日のことですが初回の指導の生徒さんが2名いました。
英語はかなりニガテ・・・とのことではありましたが、実際に指導してみると2人ともかなり理解できていました。
良い意味で(あれ??)となりました。
こんにちは!
いつも最初の指導はその生徒さんの細かい情報を集めなければならないため、通常より時間をかけてかなり遡った学習をします。
それが高校3年生であっても、中学文法から確認していきます(なお、もちろん完全1対1です)。
私の場合、『be動詞と一般動詞』『動名詞と不定詞』『受け身』『現在完了形を含めた時制』『関係詞』『5文型』『過去完了形から未来完了形』『仮定法』といった具合に進めていくのですが・・・
体感ですが、2人とも80%以上理解できていました。
(あれ?これもできる。これも分かってるじゃん!)
2人ともこれまで一生懸命取り組んできたのがよく分かりました。
結構理解できているはずなんだけどなかなか得点に結びつかない・・・。
もちろん理由はいくつか考えられますが、2人の場合は実践的な練習が不足しているなと感じました。
単元別ではよく理解できているけれども、模試などでは力を発揮できなくなってしまうのです。
例えばです。
『Next Stage』のようないわゆる網羅系の参考書を開いてみると、こう書いてあります。
『第1章 時制』。
ちなみに第2章は『態』で第3章は『助動詞』です。
網羅系の参考書は質の良い問題を多数練習できるという点で非常に優れていますが、欠点もあります。
第1章 時制。
つまり学習者は(今自分は『時制』をやっているんだな)と頭の隅に置きながら問題に取り組んでいることになります。
当たり前の話ですが、模試や入試本番では当然ランダムに出題されます。
『時制の問題のように見せかけて、実はまったく時制が関係ない問題だった。』
『”If”は見当たらないのに仮定法の問題だった。』
なんてことはザラですよね。
1、2年生は圧倒的に模試の量が足りないため、3年生に入り実際にセンター形式の模試が増えだしたときに対応できずに焦ってしまいます。
結構分かっているはずなのになかなか得点に結びつかない・・・。
身に覚えのある受験生諸君、もちろん網羅系の参考書が悪いわけではありません。
それどころかしっかりと理解ができるのであれば、2周でも3周でもしてください(ちなみに名古屋大学医学部に合格した生徒は10周したと言っていました)。
そして模試の直しは最低でも3回、同じ問題を解いて200点取れるまでやってください。
もちろん長文の単語やイディオムは全て抜き出してくださいね。
というより!
何よりも単語とイディオムは最優先してくださいね!
そんなわけで、今日は一日かけて2人のカリキュラム作成です。
最終的に都築先生がチェックをし、鬼のカリキュラムが完成する予定です。
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